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公開番号
2025033186
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023138730
出願日
2023-08-29
発明の名称
回路装置および物理量センサー
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H03H
17/04 20060101AFI20250306BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】クロック信号の周波数が異なると、物理量センサーの特性がばらついてしまう。
【解決手段】センサー素子から出力された信号をA/D変換するA/D変換回路と、前記A/D変換回路から出力されたデジタル信号に対してデジタルフィルター処理を行う信号処理回路と、前記デジタルフィルター処理のサンプリング周波数に対応する個別データを記憶する記憶回路と、前記個別データに基づいて前記デジタルフィルター処理の特性を決定する特性決定部と、を備える回路装置を構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
センサー素子から出力された信号をA/D変換するA/D変換回路と、
前記A/D変換回路から出力されたデジタル信号に対してデジタルフィルター処理を行う信号処理回路と、
前記デジタルフィルター処理のサンプリング周波数に対応する個別データを記憶する記憶回路と、
前記個別データに基づいて前記デジタルフィルター処理の特性を決定する特性決定部と、
を備える回路装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記デジタルフィルター処理は、フィルター係数kを用いたIIRフィルターを含み、
前記特性決定部は、前記フィルター係数kを前記サンプリング周波数の1次式によって決定する、
請求項1に記載の回路装置。
【請求項3】
前記記憶回路は、前記サンプリング周波数によらず前記IIRフィルターの特性を一定にする前記フィルター係数kを計算するための計算式k=a×(前記サンプリング周波数)+bにおける前記aおよび前記bを前記IIRフィルターの設定ごとに記憶し、
前記特性決定部は、前記IIRフィルターの設定に対応した前記aおよび前記bと、前記個別データとしての前記サンプリング周波数と、を取得し、取得した前記a、前記bおよび前記サンプリング周波数に基づいて、前記計算式に基づいて前記フィルター係数kを決定する、
請求項2に記載の回路装置。
【請求項4】
前記個別データを読み出し可能に構成されたインターフェイス回路をさらに備える、
請求項1に記載の回路装置。
【請求項5】
前記信号処理回路は、第2デジタルフィルター処理を行い、
前記第2デジタルフィルター処理のフィルター係数を前記記憶回路に書き込み可能に構成されたインターフェイス回路を含む、
請求項1に記載の回路装置。
【請求項6】
前記第2デジタルフィルター処理は、IIRフィルターによって行われる、
請求項5に記載の回路装置。
【請求項7】
センサー素子と、
前記センサー素子から出力された信号をA/D変換するA/D変換回路と、
前記A/D変換回路から出力されたデジタル信号に対してデジタルフィルター処理を行う信号処理回路と、
前記デジタルフィルター処理のサンプリング周波数に対応する個別データを記憶する記憶回路と、
前記個別データに基づいて前記デジタルフィルター処理の特性を決定する特性決定部と、
を備える物理量センサー。
【請求項8】
前記センサー素子を駆動する駆動回路をさらに備え、
前記センサー素子から出力された信号は、前記センサー素子によって検出された角速度に対応する信号である、
請求項7に記載の物理量センサー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回路装置および物理量センサーに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、物理量センサーの内部で用いられる異なる信号間での干渉を防止するための技術が知られている。例えば、特許文献1には、駆動信号によってセンサー素子を駆動し、PLL動作によりクロック信号を生成して回路を動作させる物理量センサーにおいて、センサー素子の駆動信号の周波数をfdrとし、クロック信号の周波数をfckとした場合に、j×fdr≠fck/i(i,jは1以上の整数)とする構成が開示されている。この構成により、個体差のあるセンサー素子を用いた物理量センサーにおいて、駆動回路の駆動周波数と、内蔵発振回路の発振周波数が干渉しないようにすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-163037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術においては、個々のセンサー素子に合わせて駆動信号の周波数が決定され、当該駆動信号の周波数に合わせてクロック信号の周波数が決定されるため、クロック信号の周波数もセンサー素子の個体差に依存して決定される。このため、センサー素子毎にクロック信号の周波数が異なり得る。クロック信号の周波数は、例えば、A/D変換のサンプリング周波数などのデジタル処理の周波数に影響を与える。デジタル処理の周波数は、各種のデジタル処理の特性に影響を与え得るため、クロック信号の周波数が異なれば、物理量センサーの特性がばらついてしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
回路装置は、センサー素子から出力された信号をA/D変換するA/D変換回路と、前記A/D変換回路から出力されたデジタル信号に対してデジタルフィルター処理を行う信号処理回路と、前記デジタルフィルター処理のサンプリング周波数に対応する個別データを記憶する記憶回路と、前記個別データに基づいて前記デジタルフィルター処理の特性を決定する特性決定部と、を備える。
【0006】
物理量センサーは、センサー素子と、前記センサー素子から出力された信号をA/D変換するA/D変換回路と、前記A/D変換回路から出力されたデジタル信号に対してデジタルフィルター処理を行う信号処理回路と、前記デジタルフィルター処理のサンプリング周波数に対応する個別データを記憶する記憶回路と、前記個別データに基づいて前記デジタルフィルター処理の特性を決定する特性決定部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態にかかる物理量センサーの機能ブロック図。
次数とカットオフ周波数との組合せに対応付けられた1次係数および0次係数を示す図。
DSPの構成を示すブロック図。
フィルターの構成例を示す図。
IIRフィルターの構成例を示す図。
IIRフィルターのゲインを例示する図。
サンプリング周波数とフィルター係数との関係を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。以下では、物理量として角速度を検出する物理量センサー(角速度センサー)を例にとり説明する。
【0009】
1.第1実施形態
図1は、第1実施形態の物理量センサーの機能ブロック図である。第1実施形態の物理量センサー1は、センサー素子2と回路装置3とを含む。本実施形態においてセンサー素子2は、角速度センサーである。角速度センサーは、公知の種々の構成によって実現可能である。例えば、振動腕に作用するコリオリの力に基づいた振動を示す信号を出力する素子等によってセンサー素子2を構成可能である。むろん、センサーの形状も限定されず、ダブルT型、音叉型、H型など、種々の形状のセンサーを用いることができる。
【0010】
センサー素子2は、駆動回路20から駆動信号DRVが入力される入力端子と、駆動回路20へフィードバック信号DIを出力する出力端子とを備えている。本実施形態において、入力端子はパッドDSに対して電気的に接続される。また、出力端子はパッドDGに対して電気的に接続される。センサー素子2は、検出信号を出力する検出信号出力端子を2個備えており、それぞれの検出信号出力端子は、パッドS1,S2に対して電気的に接続される。
(【0011】以降は省略されています)
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