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公開番号
2025031809
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2024223971,2024023653
出願日
2024-12-19,2016-06-21
発明の名称
化合物
出願人
株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類
C07D
493/04 20060101AFI20250228BHJP(有機化学)
要約
【課題】新規な複素環化合物を提供する。特に、発光素子の素子特性を向上させることが
できる新規な複素環化合物を提供する。
【解決手段】置換もしくは無置換のジベンゾ[f,h]キノキサリニル基と、置換もしく
は無置換のベンゾビスベンゾフラニル基とが、置換もしくは無置換のアリーレン基を介し
て結合する下記一般式(G1)で表される複素環化合物である。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025031809000074.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">27</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">167</com:WidthMeasure> </com:Image>
(式中、DBqは、置換もしくは無置換のジベンゾ[f,h]キノキサリニル基を表し、
Ar
1
は、置換もしくは無置換の炭素数6~13のアリーレン基を表し、nは、0または
1を表し、Ar
2
は、置換もしくは無置換の炭素数6~13のアリーレン基を表し、Aは
、置換もしくは無置換のベンゾビスベンゾフラニル基を表す。また、Ar
1
およびAr
2
で表されるアリーレン基が置換基を有する場合、置換基は互いに結合して環を形成しても
良い。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式で表される化合物。
JPEG
2025031809000072.jpg
38
167
続きを表示(約 77 文字)
【請求項2】
下記式で表される化合物。
JPEG
2025031809000073.jpg
25
167
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、物、方法、または、製造方法に関する。または、本発明は、プロセス
、マシン、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マター)に関す
る。特に、本発明の一態様は、半導体装置、発光装置、表示装置、照明装置、発光素子、
それらの製造方法に関する。また、本発明の一態様は、複素環化合物およびその新規な合
成方法に関する。また、上記複素環化合物を用いた発光素子、発光装置、電子機器、及び
照明装置に関する。なお、本発明の一態様は、上記の技術分野に限定されない。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
薄型軽量、高速応答性、直流低電圧駆動などの特徴を有する有機化合物を発光体として用
いた発光素子は、次世代のフラットパネルディスプレイへの応用が期待されている。特に
、発光素子をマトリクス状に配置した表示装置は、従来の液晶表示装置と比較して、視野
角が広く視認性が優れる点に優位性があると考えられている。
【0003】
発光素子の発光機構は、一対の電極間に発光体を含むEL層を挟んで電圧を印加すること
により、陰極から注入された電子および陽極から注入された正孔がEL層の発光中心で再
結合して分子励起子を形成し、その分子励起子が基底状態に緩和する際にエネルギーを放
出して発光するといわれている。励起状態には一重項励起と三重項励起が知られ、発光は
どちらの励起状態を経ても可能であると考えられている。
【0004】
このような発光素子において、EL層には、主として有機化合物が用いられており、発光
素子の素子特性向上に大きな影響を与えることから、様々な新規の有機化合物の開発が行
われている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-189001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した特許文献1において報告されているジベンゾ[f,h]キノキサリン環を有する
化合物は、平面的な構造を有しているため結晶化しやすいという問題を有する。結晶化し
やすい化合物を用いた発光素子は寿命が短い。また、立体的に嵩高い構造の化合物とする
ために、ジベンゾ[f,h]キノキサリン環に他の骨格を直接結合させると、共役系が広
がり、三重項励起エネルギーの低下を引き起こす場合がある。三重項励起エネルギーが低
下すると発光効率が低下するため、このような化合物を用いた発光素子の素子特性も低下
してしまう。
【0007】
そこで、本発明の一態様では、新規な複素環化合物を提供する。特に、発光素子の素子特
性を向上させることができる新規な複素環化合物を提供する。また、本発明の一態様では
、発光効率および耐熱性の良い新規な複素環化合物を提供する。また、本発明の一態様で
は、発光素子に用いることができる新規な複素環化合物を提供する。また、本発明の一態
様では、発光素子のEL層に用いることができる、新規な複素環化合物を提供する。特に
、耐熱性の高い発光素子、発光効率が高く低消費電力な発光素子、寿命の長い発光素子を
提供することができる。また、本発明の一態様では、新規な発光素子を提供する。また、
新規な発光装置、新規な電子機器、または新規な照明装置を提供する。なお、これらの課
題の記載は、他の課題の存在を妨げるものではない。なお、本発明の一態様は、必ずしも
、これらの課題の全てを解決する必要はない。なお、これら以外の課題は、明細書、図面
、請求項などの記載から、自ずと明らかとなるものであり、明細書、図面、請求項などの
記載から、これら以外の課題を抽出することが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、置換もしくは無置換のジベンゾ[f,h]キノキサリニル基と、置換
もしくは無置換のベンゾビスベンゾフラニル基とが、置換もしくは無置換のアリーレン基
を介して結合することを特徴とする複素環化合物である。
【0009】
本発明の一態様は、下記一般式(G1)で表される複素環化合物である。
【0010】
JPEG
2025031809000001.jpg
27
167
(【0011】以降は省略されています)
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