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公開番号2025031645
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2024139625
出願日2024-08-21
発明の名称車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/22 20060101AFI20250228BHJP(車両一般)
要約【課題】リクライニング時に乗員の背中の支持位置が変化することを抑制する。
【解決手段】車両用シート10は、着座乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッション12と、着座乗員の背部をシート後方側から支持するシートバック14と、第1リンク部材30、第2リンク部材32、第3リンク部材34及び第4リンク部材36と、を備えている。そして、第1リンク部材30、第2リンク部材32、第3リンク部材34及び第4リンク部材36がそれぞれ変位することで、シートバック14のシート下方側の端部よりもシート前方側を回動中心38としてシートバック14がシートクッション12に対してシート前後方向へリクライニングするようになっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
着座乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッションと、
着座乗員の背部をシート後方側から支持するシートバックと、
第1連結部、第2連結部及び第3連結部を有し、前記第1連結部が前記シートクッションにシート幅方向を軸方向として回動可能に連結された第1リンク部材と、
第4連結部及び第5連結部を有し、前記第4連結部が前記シートクッションにシート幅方向を軸方向として回動可能に連結された第2リンク部材と、
第6連結部及び第7連結部を有し、前記第6連結部が前記シートバックにシート幅方向を軸方向として回動可能に連結され、前記第7連結部が前記第2連結部にシート幅方向を軸方向として回動可能に連結された第3リンク部材と、
第8連結部、第9連結部及び第10連結部を有し、前記第8連結部が前記シートバックにシート幅方向を軸方向として回動可能に連結され、前記第9連結部が前記第5連結部にシート幅方向を軸方向として回動可能に連結され、前記第10連結部が前記第3連結部にシート幅方向を軸方向として回動可能に連結された第4リンク部材と、
を備え、
前記第1リンク部材、前記第2リンク部材、前記第3リンク部材及び前記第4リンク部材がそれぞれ変位することで、前記シートバックのシート下方側の端部よりもシート前方側を回動中心として前記シートバックが前記シートクッションに対してシート前後方向へリクライニングする車両用シート。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記シートクッションのシート幅方向一方側の端部と前記シートバックのシート幅方向一方側の端部とが、前記第1リンク部材、前記第2リンク部材、前記第3リンク部材及び前記第4リンク部材を介して連結されており、
前記シートクッションのシート幅方向他方側の端部と前記シートバックのシート幅方向他方側の端部とが、前記回動中心まわりに回転するヒンジ部材を介して接続されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記シートバックと前記シートクッションとの間には、一の方向へ直線状に変位するアクチュエータが設けられ、
前記アクチュエータが作動することで、前記シートバックが前記シートクッションに対してシート前後方向へリクライニングする請求項1又は請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
第1リンク部材には、後方側へ向けて窪んだ2つの凹部が形成されており、
一方の凹部は、前記第6連結部を連結する連結部材の一部の移動軌跡の延長線上に位置しており、
他方の凹部は、前記第7連結部を連結する連結部材の一部の移動軌跡の延長線上に位置している請求項1に記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、リクライニング時に乗員の背中の支持位置が変化することを低減することができる車両用シートの調整方法が開示されている。この文献に記載された方法では、シートクッションに着座する乗員の背中を支持するバックレストの傾斜角を調整する際に、リクライニング時における乗員の基準回転中心より下方、且つ、バックレストのシートクッション側の端部より前方に定義された回転中心の回りを、バックレストが回転するようにしている。具体的には、下記特許文献1に記載された一の例では、バックレストの傾斜角に連動してバックレストの回転軸の位置を変化させるリンク機構を設けることにより、バックレストのシートクッション側の端部より前方に定義された回転中心の回りを、バックレストが回転するようにしている。また、下記特許文献1に記載された他の例では、バックレストの傾斜角に連動してバックレストフレームをシートバックフレームに沿ってスライドするように構成されたリンク機構を設けることにより、バックレストのシートクッション側の端部より前方に定義された回転中心の回りを、バックレストが回転するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-89401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記事実を考慮し、リクライニング時に乗員の背中の支持位置が変化することを抑制することができる車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様の車両用シートは、着座乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッションと、着座乗員の背部をシート後方側から支持するシートバックと、第1連結部、第2連結部及び第3連結部を有し、前記第1連結部が前記シートクッションにシート幅方向を軸方向として回動可能に連結された第1リンク部材と、第4連結部及び第5連結部を有し、前記第4連結部が前記シートクッションにシート幅方向を軸方向として回動可能に連結された第2リンク部材と、第6連結部及び第7連結部を有し、前記第6連結部が前記シートバックにシート幅方向を軸方向として回動可能に連結され、前記第7連結部が前記第2連結部にシート幅方向を軸方向として回動可能に連結された第3リンク部材と、第8連結部、第9連結部及び第10連結部を有し、前記第8連結部が前記シートバックにシート幅方向を軸方向として回動可能に連結され、前記第9連結部が前記第5連結部にシート幅方向を軸方向として回動可能に連結され、前記第10連結部が前記第3連結部にシート幅方向を軸方向として回動可能に連結された第4リンク部材と、を備え、前記第1リンク部材、前記第2リンク部材、前記第3リンク部材及び前記第4リンク部材がそれぞれ変位することで、前記シートバックのシート下方側の端部よりもシート前方側を回動中心として前記シートバックが前記シートクッションに対してシート前後方向へリクライニングする。
【0006】
第1の態様の車両用シートでは、シートクッションとシートバックとが、上記構成の第1リンク部材、第2リンク部材、第3リンク部材及び第4リンク部材を介して連結されて
いる。これにより、シートバックのシート下方側の端部よりもシート前方側を回動中心としてシートバックがシートクッションに対してシート前後方向へリクライニングする。このように、シートバックの回動中心をシートバックのシート下方側の端部よりもシート前方側にすることで、すなわち、シートバックの回動中心を着座乗員の臀部側に設定することで、リクライニング時にシートバックによる乗員の背中の支持位置が変化することを抑制することができる。
【0007】
第2の態様の車両用シートは、第1の態様の車両用シートにおいて、前記シートクッションのシート幅方向一方側の端部と前記シートバックのシート幅方向一方側の端部とが、前記第1リンク部材、前記第2リンク部材、前記第3リンク部材及び前記第4リンク部材を介して連結されており、前記シートクッションのシート幅方向他方側の端部と前記シートバックのシート幅方向他方側の端部とが、前記回動中心まわりに回転するヒンジ部材を介して接続されている。
【0008】
第2の態様の車両用シートでは、シートクッションのシート幅方向一方側の端部とシートバックのシート幅方向一方側の端部とが、第1リンク部材、第2リンク部材、第3リンク部材及び第4リンク部材を介して連結されている。また、シートクッションのシート幅方向他方側の端部とシートバックのシート幅方向他方側の端部とが、回動中心まわりに回転するヒンジ部材を介して接続されている。この構成では、第1リンク部材、第2リンク部材、第3リンク部材及び第4リンク部材をシート幅方向の両側にそれぞれ設けることを不要にすることができる。これにより、車両用シートの部品点数が増加することを抑制することができる。
【0009】
第3の態様の車両用シートは、第1の態様又は第2の態様の車両用シートにおいて、前記シートバックと前記シートクッションとの間には、一の方向へ直線状に変位するアクチュエータが設けられ、前記アクチュエータが作動することで、前記シートバックが前記シートクッションに対してシート前後方向へリクライニングする。
【0010】
第3の態様の車両用シートでは、一の方向へ直線状に変位するアクチュエータが作動することで、シートバックがシートクッションに対してシート前後方向へリクライニングするようになっている。この構成では、モータとギヤを用いた回転変位する構成のアクチュエータを用いた場合と比べて、アクチュエータ及びリンク(第1リンク部材、第2リンク部材、第3リンク部材及び第4リンク部材)周辺の構造が複雑化することを抑制することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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