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公開番号
2025030717
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023136254
出願日
2023-08-24
発明の名称
ウェットシートの製造方法
出願人
大一紙工株式会社
,
日本製紙株式会社
代理人
弁理士法人お茶の水内外特許事務所
主分類
D06M
15/05 20060101AFI20250228BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】断紙が起こりにくいウェットシートの製造方法を提供すること。
【解決手段】長尺状の基材シートに、平均繊維長450nm以下のセルロースナノファイバーを0.1質量%以上3.0質量%以下含む塗工液を、ウェット塗工量が0.1g/m
2
以上5.0g/m
2
以下で噴霧する噴霧工程、
前記噴霧工程後の基材シートを乾燥する乾燥工程、
前記乾燥工程後の基材シートを折り畳む折り加工工程、
を有するウェットシートの製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
長尺状の基材シートに、平均繊維長450nm以下のセルロースナノファイバーを0.1質量%以上3.0質量%以下含む塗工液を、ウェット塗工量が0.1g/m
2
以上5.0g/m
2
以下で噴霧する噴霧工程、
前記噴霧工程後の基材シートを乾燥する乾燥工程、
前記乾燥工程後の基材シートを折り畳む折り加工工程、
を有することを特徴とするウェットシートの製造方法。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記基材シートが、不織布であることを特徴とする請求項1記載のウェットシートの製造方法。
【請求項3】
前記乾燥が、自然乾燥であることを特徴とする請求項1記載のウェットシートの製造方法。
【請求項4】
前記セルロースナノファイバーが、酸化セルロースナノファイバーであることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のウェットシートの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェットシートの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ウェットシートとして、床やトイレ等の清掃のための清掃用ウェットシート、汗や乳幼児・被介護者等の汚れを拭き取るための身体拭き取り用ウェットシート、化粧水や乳液を染み込ませた化粧用ウェットシート等が知られている。
【0003】
このような各種ウェットシートは、一般的に、長尺状の基材シートが搬送されながら折り板やホールディングマシーンにより折り畳まれ、製品サイズに裁断された後に積層され、その目的に応じた薬液が含浸されて製造される。例えば、特許文献1には、原反ロールから原紙を繰り出す工程と、折り板を用いた折り加工により、原紙を流れ方向に二つ折りにする工程と、フォールディングロールを用いた折り加工により、二つ折りにされた原紙を幅方向に折り畳む工程と、折り畳まれた原紙の中央部を、バンドソーにより切断する工程と、バンドソーを冷却する工程と、集塵機で紙粉を捕集する工程と、を含む、紙粉の発生を抑え、繊維の融着を防止できる不織布シートの製造方法が提案されている。
【0004】
ここで、ウェットシートに用いられる基材シートは、多くの薬液を保持できるように空隙が多いことが求められるため低坪量である。低坪量の基材シートは強度が低いため、折り板と接触する箇所を起点として断紙が発生しやすく、また、ホールディングマシーンで折り畳まれる際に基材シートが強く引っ張られるため断紙が発生しやすい。
ウェットシートは、折り加工の際の負荷を抑えて断紙の発生を防ぐため、ラインスピードを抑えて製造されており、生産性の向上が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-115262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、断紙が起こりにくいウェットシートの製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の課題を解決するための手段は、以下のとおりである。
1.長尺状の基材シートに、平均繊維長450nm以下のセルロースナノファイバーを0.1質量%以上3.0質量%以下含む塗工液を、ウェット塗工量が0.1g/m
2
以上5.0g/m
2
以下で噴霧する噴霧工程、
前記噴霧工程後の基材シートを乾燥する乾燥工程、
前記乾燥工程後の基材シートを折り畳む折り加工工程、
を有することを特徴とするウェットシートの製造方法。
2.前記基材シートが、不織布であることを特徴とする1.に記載のウェットシートの製造方法。
3.前記乾燥が、自然乾燥であることを特徴とする1.または2.に記載のウェットシートの製造方法。
4.前記セルロースナノファイバーが、酸化セルロースナノファイバーであることを特徴とする1.~3.のいずれかに記載のウェットシートの製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の製造方法により、ウェットシートの製造工程における断紙を防止することができる。本発明の製造方法は、生産速度を速くしても断紙が起こりにくいため、生産性を高めることができる。
本発明の製造方法は、搬送中の基材シートにセルロースナノファイバーを含む塗工液を噴霧するが、ウェット塗工量が少ないため乾燥が容易であり、搬送中に自然乾燥も可能である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
・基材シート
基材シートは、ウェットシートの基材として利用可能なものを特に制限することなく使用することができる。基材シートは、例えば、不織布、紙が挙げられ、強度の点から不織布が好ましい。
基材シートの原料繊維としては、木材パルプ、非木材パルプ、レーヨン、コットン等のセルロース系繊維;ポリエステル繊維、ポリアクリロニトリル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリ乳酸繊維、ポリブチレンサクシネートアジペート繊維、ポリブチレンサクシネート繊維、ポリカプロラクトン繊維、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-co-3-ヒドロキシヘキサノエート)(PHBH)繊維等の合成繊維;ガラスウール等の無機繊維の1種または2種以上が挙げられ、これらの中で、セルロース系繊維または生分解性である合成繊維が、ゴミとして流出した場合の環境への悪影響が小さい点で好ましい。
【0010】
基材シートは、水解性でもよく、非水解性でもよい、水解性の場合は、使用後にトイレ等に流して廃棄することができる。なお、水解性とは、フロック状水分散時間(脱イオン水300mlを300mlビーカーに入れ、スターラーで650rpmに攪拌しながら、3cm角の試験片を1枚投入し、試験片が2つ以上に千切れる時間)が、30秒以内であることを意味する。
(【0011】以降は省略されています)
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