TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025029350
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-06
出願番号
2023133912
出願日
2023-08-21
発明の名称
低反動銃火器
出願人
個人
代理人
個人
主分類
F41A
1/08 20060101AFI20250227BHJP(武器)
要約
【課題】 カウンターウェイトを備える低反動銃火器でさらなる反動の低減を図る。
【解決手段】 カウンターウェイト22を備える低反動銃火器1であって、カウンターウェイト22a,22bは二個以上であり、銃身11が受ける銃弾の運動エネルギーはそれぞれのカウンターウェイト22a,22bに伝わって分散される。停止機構は、それぞれのカウンターウェイト22a,22bを別々に停止させる。一つのカウンターウェイトに伝わる運動エネルギーを消尽させていたのに対して、二つのカウンターウェイト22a,22bによって分散した運動エネルギーを消尽する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
カウンターウェイトを備える低反動銃火器であって、
前記カウンターウェイトは二個以上であり、それぞれのカウンターウェイトを別々に停止させる停止機構を備えていることを特徴とする低反動銃火器。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
複数のカウンターウェイトのそれぞれが同じ質量であることを特徴とする請求項1に記載の低反動銃火器。
【請求項3】
複数のカウンターウェイトの質量が異なることを特徴とする請求項1に記載の低反動銃火器。
【請求項4】
複数のカウンターウェイトは弾道の軸線を囲んで配置されることを特徴とする請求項1に記載の低反動銃火器。
【請求項5】
複数のカウンターウェイトは弾道の軸線を挟んで対峙して配置されることを特徴とする請求項1に記載の低反動銃火器。
【請求項6】
前記低反動銃火器は、反動を生じさせる部材を備え、前記カウンターウェイトとの間に緩衝材を配置していることを特徴とする請求項1に記載の低反動銃火器。
【請求項7】
前記低反動銃火器は、反動を生じさせる複数の部材を備え、それぞれに対して別個の複数のカウンターウェイト群を備えることを特徴とする請求項1に記載の低反動銃火器。
【請求項8】
複数のカウンターウェイト同士を移動方向に対して所定距離だけ離間できるようにスライド可能に連結することを特徴とする請求項1に記載の低反動銃火器。
【請求項9】
複数のカウンターウェイトのそれぞれを個別に停止させることを特徴とする請求項1に記載の低反動銃火器。
【請求項10】
複数のカウンターウェイトを停止部材に衝突させて停止させることを特徴とする請求項1に記載の低反動銃火器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、低反動銃火器に関し、特に、カウンターウェイトを備える低反動銃火器に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
銃器などの火器は、発射時に、玉が発射される際の反動が発生する。この反動を和らげるためにカウンターウェイトを備える銃器が知られている。
特許文献1に示す低反動銃火器は、銃弾を発射するときの銃身の反動をカウンターウェイトに伝えることで反動を和らげている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-129306号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
銃弾を発射すると、銃身が受ける銃弾の運動エネルギーはカウンターウェイトに伝わる。しかし、カウンターウェイトが受け取る運動エネルギーを消尽させる必要がある。従来の低反動銃火器は、カウンターウェイトが受け取る運動エネルギーを消尽させる課程が最適とは言えなかった。
本発明は、カウンターウェイトを備える低反動銃火器でさらなる反動の低減を図る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、カウンターウェイトを備える低反動銃火器であって、前記カウンターウェイトは二個以上であり、それぞれのカウンターウェイトを別々に停止させる停止機構を備えた構成としてある。
上記構成において、前記カウンターウェイトは二個以上であり、銃身が受ける銃弾の運動エネルギーはそれぞれのカウンターウェイトに伝わって分散される。停止機構は、それぞれのカウンターウェイトを別々に停止させる。一つのカウンターウェイトに伝わる運動エネルギーを消尽させていたのに対して、複数のカウンターウェイトによって分散した運動エネルギーを消尽する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の低反動銃火器は、複数のカウンターウェイトに分散した運動エネルギーを消尽するため、単体のカウンターウェイトを備える場合と比較してより反動を和らげることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施例にかかる低反動銃火器の初期状態の模式図である。
同低反動銃火器の途中状態の模式図である。
同低反動銃火器の停止状態の模式図である。
同低反動銃火器の動作原理を簡易的に示す初期状態の模式図である。
同低反動銃火器の動作原理を簡易的に示す停止状態の模式図である。
同低反動銃火器の動作原理を簡易的に示すカウンターウェイトの正面図である。
変形例にかかる低反動銃火器の初期状態の模式図である。
変形例にかかる低反動銃火器の初期状態の模式図である。
変形例にかかる低反動銃火器の初期状態の模式図である。
同低反動銃火器の途中状態の模式図である。
同低反動銃火器の停止状態の模式図である。
変形例にかかる低反動銃火器の初期状態の模式図である。
同低反動銃火器の途中状態の模式図である。
同低反動銃火器の停止状態の模式図である。
変形例にかかる低反動銃火器の初期状態の模式図である。
変形例にかかる低反動銃火器の初期状態の模式図である。
変形例にかかる低反動銃火器の初期状態の模式図である。
変形例にかかる低反動銃火器の初期状態の模式図である。
変形例にかかる低反動銃火器の初期状態の模式図である。
同低反動銃火器の停止状態の模式図である。
変形例にかかる低反動銃火器の初期状態の模式図である。
変形例にかかる低反動銃火器の初期状態の模式図である。
同低反動銃火器の停止状態の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1~図3は、本発明の一実施形態にかかる低反動銃火器を模式図により示しており、図1は初期状態、図2は途中状態、図3は停止状態を示している。
図において、低反動銃火器1は、カウンターウェイトを備える低反動銃火器である。低反動銃火器1の銃身11は図面上右に発射口がある。発射口の側を前方向、薬室の側を後ろ方向と呼ぶ。フレームの一部12にて前後動可能に支持されている。銃身11は弾丸を発射した際に、図面上左に向けて反動を受けるようになっている。銃身11の後方にはスライドレール21が配設されており、スライドレール21によってカウンターウェイト22(22a,22b)が所定範囲で前後にスライド可能に支持されている。なお、銃身11の後方にはボルト13が配設されている。
【0009】
また、図4~図6は、動作原理を簡易的に模式図により示しており、図4は初期状態、図5は停止状態を示している。図6は、カウンターウェイトを正面図により示している。簡易的に示すため、カウンターウェイトの形状は簡略化して記載している。
カウンターウェイト22a,22bは、同じ部材であり、取り付け時に上下を逆方向にしている。スライドレール21は、平板部21aを備えており、平板部21aの上部にて図示しないフレームなどに固定されている。平板部21aの下端は断面が円形の円柱部21bが形成されている。
【0010】
カウンターウェイト22(22a,22b)は、全体的には角柱状であり、上面と下面の幅方向中央には、内側に向けてスライドレール21の平板部21aが挿入される溝22cが形成され、溝22cの奥にはスライドレール21の円柱部21bが挿通可能な円形凹部22dが形成されている。溝22cの幅は円柱部21bの直径よりも小さく、溝22cの長さは平板部21aよりもやや短い。このため、スライドレール21は、カウンターウェイト22a,22bの前後方向に向けて挿通可能であり、挿通させると、スライドレール21はカウンターウェイト22(22a,22b)を長さ方向にスライド可能な状態で懸架支持可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る