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公開番号2025018763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122755
出願日2023-07-27
発明の名称飛沫拡散防止機能付ブローライフル
出願人株式会社ナイト工芸
代理人個人,弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類F41B 1/00 20060101AFI20250130BHJP(武器)
要約【課題】 吹き込む力を弱める虞れを回避するとともに、使い勝手や使用感を損なうことなく、通常のブローライフルと同様に使用可能にし、併せて、飛出口からの飛沫拡散を有効かつ十分に防止する。
【解決手段】 空気Aを吹き込む吹込口2iを後端側に設けるとともに、矢Dが飛び出す飛出口2oを前端側に設けたパイプ状の吹筒体2を備えるブローライフルを構成するに際して、吹筒体2における飛出口2oに接続する流入口部3と、飛出口2oから流入する空気Aを蓄積可能なバッファ室部4と、矢Dの通過を許容し、かつ外力が付加されない自然状態では複数の仕切片6p…により流出口部5を遮蔽する機能を有するとともに、バッファ室部4の流出口部5に取付ける弾性シートSにより形成した流出口カバー部6とを設けた飛沫拡散防止部Uoを備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
空気を吹き込む吹込口を後端側に設けるとともに、矢が飛び出す飛出口を前端側に設けたパイプ状の吹筒体を備える飛沫拡散防止機能付ブローライフルにおいて、前記吹筒体における前記飛出口に接続する流入口部と、前記飛出口から流入する空気を蓄積可能なバッファ室部と、前記矢の通過を許容し、かつ外力が付加されない自然状態では複数の仕切片により前記出口部を遮蔽する機能を有するとともに、前記バッファ室部の流出口部に取付ける弾性シートにより形成した流出口カバー部とを有する飛沫拡散防止部を備えることを特徴とする飛沫拡散防止機能付ブローライフル。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記飛沫拡散防止部は、前記流入口部を、前記飛出口に対して着脱可能に構成することを特徴とする請求項1記載の飛沫拡散防止機能付ブローライフル。
【請求項3】
前記バッファ室部は、前側が順次大径となるテーパ筒部を含む筒体に構成することを特徴とする請求項1記載の飛沫拡散防止機能付ブローライフル。
【請求項4】
前記バッファ室部は、前記テーパ筒部の下側の周面に、当該バッファ室部の内部の空気を斜め前下方に放出する一又は二以上の放出孔部を有することを特徴とする請求項3記載の飛沫拡散防止機能付ブローライフル。
【請求項5】
前記吹筒体は、前記吹込口の近傍における外周部に、中心に形成した挿通孔が装着し、かつ前方へ膨出したカップ状に形成することにより、使用者の唇の周りを覆うマスク部を備えることを特徴とする請求項3記載の飛沫拡散防止機能付ブローライフル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レクリエーションや健康増進等を目的として利用する吹筒体を備える飛沫拡散防止機能付ブローライフルに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、空気を吹き込む吹込口を後端側に設けるとともに、矢が飛び出す飛出口を前端側に設けたパイプ状の吹筒体を備えたブローライフルは広く普及しており、既に、本出願人もこの種のブローライフルを特許文献1により提案した。
【0003】
特許文献1のブローライフルは、様々な環境下で使用する場合であっても吹込口の衛生状態を常に清潔に保つとともに、矢の装填を容易にし、かつ装填後における移動(位置ズレ)を防止することを目的としたものであり、具体的には、パイプ部材と、当該パイプ部材の一端側に設けることにより空気を吹き込む吹込口と、当該パイプ部材の他端側に設けることにより矢が飛び出す飛出口とを有してなる吹筒体を備えるブローライフルを構成するに際し、吹込口の近傍に位置するパイプ部材の周面部に、外部から当該パイプ部材の内部に矢を装填可能に形成した装填3を設けるとともに、このパイプ部材の外周面に、装填口を開閉可能な開閉部材を設けてなる吹筒体を設けて構成したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-74248号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述した特許文献1のブローライフルをはじめ、従来のブローライフルは、次のような解決すべき課題も存在した。
【0006】
即ち、この種のブローライフルは、吹込口から空気(息)を強く吹き込んで使用するため、使用時には、使用者から吹き出される飛沫がブローライフルの先端である飛出口から周りに拡散しやすい性質がある。
【0007】
また、拡散する飛沫は、コロナウィルス等の感染症の原因、即ち、飛沫感染を招く虞れがあるため、飛沫拡散防止のための対策も求められている。特に、ブローライフルを、スポーツ競技に使用する場合、矢の飛距離を競うため、息を強く吹き込むことが要求され、吹き込む強さを弱めることは困難となる。
【0008】
一方、ブローライフルを、レクリエーションや健康増進に利用する用途では、高齢者が使用する場合も少なくないため、感染症対策が重要になるとともに、ブローライフルに要求される本来の使い勝手や使用感なども重要な要素となり、これらの性能を損なうことは好ましいことではない。
【0009】
このため、従来より、使い勝手や使用感などの本来のブローライフルの性能を損なうことなく維持するとともに、併せて、有効かつ十分な飛沫拡散防止対策を図ることができるブローライフルの実用化が要請されていた。
【0010】
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した飛沫拡散防止機能付ブローライフルの提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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