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公開番号2025077067
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023188985
出願日2023-11-05
発明の名称RWSによるアクティブ防御システム
出願人合同会社IPマネジメント
代理人
主分類F41H 11/02 20060101AFI20250512BHJP(武器)
要約【課題】
飛翔体を迎撃するタイプのアクティブ防御システムでは、車両の近くから発射された飛翔体を迎撃する事は難しい。
【解決手段】
車両(1)の周囲をカメラ(2)で撮影し画像認識により対戦車兵器を識別、対戦車兵器を車両(1)が備えるRemote Weapon Station(5)により制圧するまでの動作をシステムにより自動化する事で、伏撃等により歩兵に接近された場合でも対戦車兵器を発射する前に制圧する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両を備え、
前記車両は前記車両の周囲の状況を撮影するカメラを備え、
前記カメラが撮影した画像から対戦車兵器を識別する画像識別部を備え、
前記カメラが撮影した画像上の座標に対する現実世界での前記車両との水平方向の角度及び、前記車両との距離に応じた垂直方向の角度が記録された座標記録部を備える
事を特徴とするアクティブ防御システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記車両は、Remote Weapon Stationを備え、
前記Remote Weapon Stationの射線軸を前記車両を基準とした水平方向及び垂直方向の角度として取得する射線軸取得部を備え、
前記画像識別部が対戦車兵器を識別した場合、前記座標記録部に記録された情報から、前記画像識別部が識別した対戦車兵器の画像内での座標に基づき、現実世界における前記車両との水平方向及び垂直方向の角度を割出し、
前記射線軸取得部が取得した前記Remote Weapon Stationの射線軸を、前記座標記録部に記録された情報から割出した対戦車兵器と前記車両との水平方向及び垂直方向の角度に移動する移動部Aを備える
事を特徴とする請求項1に記載のアクティブ防御システム。
【請求項3】
前記車両は、前記車両の垂直方向の傾きを検知する角度検知部、前記画像識別部が識別した画像内の対戦車兵器の大きさから前記車両と対戦車兵器との距離を推定する距離推定部を備え、
前記角度検知部が検知した前記車両の傾き、前記距離推定部が推定した前記車両と対戦車兵器との距離に基づき、前記座標記録部に記録された情報から前記車両と対戦車兵器との垂直方向の正確な角度を割出す角度修正部を備え、
前記角度修正部が割出した前記車両と対戦車兵器との垂直方向の角度に、前記射線軸取得部が取得した前記Remote Weapon Stationの射線軸を移動する移動部Bを備える
事を特徴とする請求項2に記載のアクティブ防御システム。
【請求項4】
前記車両は、車両間で通信を行い前記車両の位置座標、前記射線軸取得部が取得した前記Remote Weapon Stationの射線軸の水平方向の角度を共有する通信部を備え、
前記通信部が情報を共有した車両群の全周に対して、前記Remote Weapon Stationの水平方向の射線軸の移動時間が平均化されるよう、前記Remote Weapon Stationの水兵方向の射線軸を決定する射線軸決定部を備える
事を特徴とする請求項2に記載のアクティブ防御システム。
【請求項5】
前記車両は、前記カメラが撮影した画像を表示するディスプレイを備え、
前記画像識別部が対戦車兵器を識別した場合に前記ディスプレイ上で、対戦車兵器をハイライトし識別した対戦車兵器に識別番号を付与し表示する脅威表示部を備え、
前記脅威表示部が前記ディスプレイに表示した識別番号と射撃指示を音声で入力可能な音声入力部を備える
事を特徴とする請求項1に記載のアクティブ防御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、歩兵が携行する対戦車兵器による近距離からの攻撃を車両のRemote Weapon Station(RWS)により防御するための技術となる。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1では、画像認識した害獣の特定部位に照準をあわせる技術が提供されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-118787号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
イスラエル軍はトロフィー(飛翔体を迎撃するタイプのアクティブ防御システム)を装備した戦車を運用しているが、トロフィーは近距離から発射された飛翔体を迎撃出来ないため、ガザ地区の侵攻準備として建造物と地下トンネルの破壊を行った。
【0005】
対戦車兵器を有する歩兵が立て篭る都市を攻める場合、近距離から発射される対戦車兵器を防ぐ技術を確立しなければ、地上部隊の進行路に存在する遮蔽物となる建造物を砲爆撃により破壊せざるをえない。一方、近年では戦闘車両にRemote Weapon Station(RWS)と呼ばれる、遠隔操作可能な機銃等を装備する事が増えている。
【0006】
このため、戦闘車両の周囲の状況をカメラにより撮影し画像認識により対戦車兵器を識別、対戦車兵器をRemote Weapon Stationにより制圧するまでの一連の動作をシステムにより自動化する事で、伏撃等により敵歩兵に接近された場合でも対戦車兵器を発射する前に敵歩兵を制圧する技術が必要となる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係わるアクティブ防御システムは、車両を備え、前記車両は前記車両の周囲の状況を撮影するカメラを備え、前記カメラが撮影した画像から対戦車兵器を識別する画像識別部を備え、前記カメラが撮影した画像上の座標に対する現実世界での前記車両との水平方向の角度及び、前記車両との距離に応じた垂直方向の角度が記録された座標記録部を備える。
【0008】
前記車両は、Remote Weapon Stationを備え、前記Remote Weapon Stationの射線軸を前記車両を基準とした水平方向及び垂直方向の角度として取得する射線軸取得部を備え、前記画像識別部が対戦車兵器を識別した場合、前記座標記録部に記録された情報から、前記画像識別部が識別した対戦車兵器の画像内での座標に基づき、現実世界における前記車両との水平方向及び垂直方向の角度を割出し、前記射線軸取得部が取得した前記Remote Weapon Stationの射線軸を、前記座標記録部に記録された情報から割出した対戦車兵器と前記車両との水平方向及び垂直方向の角度に移動する移動部Aを備える。
【0009】
前記車両は、前記車両の垂直方向の傾きを検知する角度検知部、前記画像識別部が識別した画像内の対戦車兵器の大きさから前記車両と対戦車兵器との距離を推定する距離推定部を備え、前記角度検知部が検知した前記車両の傾き、前記距離推定部が推定した前記車両と対戦車兵器との距離に基づき、前記座標記録部に記録された情報から前記車両と対戦車兵器との垂直方向の正確な角度を割出す角度修正部を備え、前記角度修正部が割出した前記車両と対戦車兵器との垂直方向の角度に、前記射線軸取得部が取得した前記Remote Weapon Stationの射線軸を移動する移動部Bを備える。
【0010】
前記車両は、車両間で通信を行い前記車両の位置座標、前記射線軸取得部が取得した前記Remote Weapon Stationの射線軸の水平方向の角度を共有する通信部を備え、前記通信部が情報を共有した車両群の全周に対して、前記Remote Weapon Stationの水平方向の射線軸の移動時間が平均化されるよう、前記Remote Weapon Stationの水兵方向の射線軸を決定する射線軸決定部を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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