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公開番号2025109540
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003493
出願日2024-01-12
発明の名称発火カートリッジ
出願人株式会社 MULE
代理人個人
主分類F41A 33/04 20060101AFI20250717BHJP(武器)
要約【課題】発火時の火薬の脱落を抑制でき、確実に火薬に着火させて本物の銃のような破裂音を発する、安全性の高い発火カードリッジを提供する。
【解決手段】中空の円筒状からなるカートリッジ本体100と、カートリッジ本体内に収納されるインナー200と、からなり、カートリッジ本体は、インナーと第一キャップ火薬10とを設置固定する設置部110と、インナーをカートリッジ本体内に封止するとともに、打撃を受けて発火する被打撃部120と、円形の第一開口を有する頭頂部130と、からなり、インナーは、第二キャップ火薬20を封入するためのインナーキャップ210と、インナーキャップに螺合設置して第二キャップ火薬を封止する螺合方向に厚みを有するインナー本体220と、からなり、インナーキャップ210は、インナー本体が螺合する部分と対向する端部に第二開口212が設けられ、インナー本体には第三開口222が貫通削設される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
遊戯銃に装填可能な発火カートリッジ(1)が、
中空の円筒状からなるカートリッジ本体(100)と、該カートリッジ本体内を前後移動可能に収納される円筒状からなるインナー(200)と、からなり、
前記カートリッジ本体(100)は、前記インナー(200)と一または複数からなる第一キャップ火薬(10)とを設置固定する設置部(110)と、前記インナーを前記カートリッジ本体内に封止するとともに、打撃を受けて発火する被打撃部(120)と、前記インナーの脱落を防止するために前記被打撃部と対向する端部に設けられる円形の第一開口(132)を有する頭頂部(130)と、からなり、前記設置部(110)の前記頭頂部(130)側に前記インナー(200)が設置固定されるとともに、前記設置部(110)の前記被打撃部(120)側に前記第一キャップ火薬(10)が載置固定され、前記インナー(200)は前記第一キャップ火薬(10)に当接するとともに、前記第一キャップ火薬(10)は、前記被打撃部(120)に当接しており、
前記インナー(200)は、一または複数からなる第二キャップ火薬(20)を封入するための筒状の内部空間を有するインナーキャップ(210)と、該インナーキャップに螺合設置して前記第二キャップ火薬を封止する螺合方向に厚みを有するインナー本体(220)と、からなり、
前記インナーキャップ(210)は、前記インナー本体(220)が螺合する部分と対向する端部に第二開口(212)が設けられるとともに、前記インナー本体(220)は、前記インナーキャップ(210)の内部空間側から前記被打撃部(120)側へ向けて第三開口(222)が貫通削設される構成からなり、
前記被打撃部(120)に対する打撃により、前記第一キャップ火薬が発火し、これにより生じるガスの押圧力により前記カートリッジ本体(100)が後退してインナー(200)がカートリッジ本体(100)内を頭頂部(130)まで移動するとともに、該発火が前記第三開口(222)を介して前記第二キャップ火薬(20)に引火し、これにより発生する発煙および破裂音を、前記第二開口(212)を介して前記頭頂部の第一開口(132)から生ぜしめることを特徴とする発火カートリッジ。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記インナー本体(220)は、前記インナー(200)を前記カートリッジ本体(100)の設置部(110)に固定するとともにガスの漏洩を防止するためのOリング(224)が環装されることを特徴とする請求項1に記載の発火カートリッジ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遊戯銃に装填する弾丸を保持するための発火カートリッジに関し、特に、発火時の火薬の脱落を抑制するともに、確実に火薬に着火させて本物の銃のような破裂音を発生させることを可能とした、安全性の高い遊戯銃用の発火カードリッジに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、様々な工夫が施された遊戯銃用のカートリッジが数多く使用されており、多種多様な構造を備えたカートリッジが開発されて使用されている。
【0003】
遊戯銃用のカートリッジは、内部に遊戯用の弾丸が封入される構成であったり、火薬のみが封入されて弾丸は離隔されて銃内に装填される構成であったりと、様々な構成からなる。火薬を用いる場合には、銃弾の威力が大きくなり殺傷能力を有する可能性が高まる事から、火薬と銃弾は離隔して配置されて、火薬は破裂音と火薬の匂いを発することに用いられる。
【0004】
このような構造の遊戯銃は、火薬を用いるため、火薬が脱落したり、不用意に発火したりすることを抑制するなど、高い安全性が要求され、火薬がしっかりと保持された構造であることが望ましい。
【0005】
このような遊戯銃用の発火カートリッジに関する技術として、特許第5167434号公報が存在する。ここでは、銃身と薬室が遮断された安全な構造の玩具銃に関する技術であって、銃身と連結していないレシーバに弾丸が装填されていないカートリッジを装填する構造や、銃身側とカートリッジ側との中間に銃身とカートリッジを分断する遮断壁を設けた構造が開示されている。この技術によれば、確かに、カートリッジの形状の再現性を高く維持しながら、実銃操作の再現性と遊戯器具に要請される安全性の確保が可能となるが、発火時にカートリッジ内の火薬が脱落したり、確実に火薬に着火させることが出来ない事態が生じ得るという問題点が内在する構造であった。
【0006】
カートリッジ内に火薬を封入して発火させることにより趣味性を高める遊戯銃を構成する場合、安定した発火の仕組みが必要となる。上記のような問題点を解消し、発火時にカートリッジ内の火薬が脱落したり、確実に火薬に着火させることが出来ない状況が発生する事を抑制した、安全性の高い遊戯銃用の発火カートリッジの開発が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第5167434号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上記問題を解決するために、戯銃に装填する弾丸を保持するための発火カートリッジであって、特に、発火時の火薬の脱落を抑制するともに、確実に火薬に着火させて本物の銃のような破裂音を発生させることを可能とした、安全性の高い遊戯銃用の発火カードリッジを提供する事を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために本発明に係る発火カートリッジは、遊戯銃に装填可能な発火カートリッジがであって、中空の円筒状からなるカートリッジ本体と、該カートリッジ本体内を前後移動可能に収納される円筒状からなるインナーと、からなり、前記カートリッジ本体は、前記インナーと一または複数からなる第一キャップ火薬とを設置固定する設置部と、前記インナーを前記カートリッジ本体内に封止するとともに、打撃を受けて発火する被打撃部と、前記インナーの脱落を防止するために前記被打撃部と対向する端部に設けられる円形の第一開口を有する頭頂部と、からなり、前記設置部の前記頭頂部側に前記インナーが設置固定されるとともに、前記設置部の前記被打撃部側に前記第一キャップ火薬が載置固定され、前記インナーは前記第一キャップ火薬に当接するとともに、前記第一キャップ火薬は、前記被打撃部に当接しており、前記インナーは、一または複数からなる第二キャップ火薬を封入するための筒状の内部空間を有するインナーキャップと、該インナーキャップに螺合設置して前記第二キャップ火薬を封止する螺合方向に厚みを有するインナー本体と、からなり、前記インナーキャップは、前記インナー本体が螺合する部分と対向する端部に第二開口が設けられるとともに、前記インナー本体は、前記インナーキャップの内部空間側から前記被打撃部側へ向けて第三開口が貫通削設される構成からなり、前記被打撃部に対する打撃により、前記第一キャップ火薬が発火し、これにより生じるガスの押圧力により前記カートリッジ本体が後退してインナーがカートリッジ本体内を頭頂部まで移動するとともに、該発火が前記第三開口を介して前記第二キャップ火薬に引火し、これにより発生する発煙および破裂音を、前記第二開口を介して前記頭頂部の第一開口から生ぜしめる構成である。
【0010】
また、前記インナー本体は、前記インナーを前記カートリッジ本体の設置部に固定するとともにガスの漏洩を防止するためのOリングが環装される構成である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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