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公開番号2024167911
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2024135655,2023047148
出願日2024-08-15,2017-11-30
発明の名称標的システム
出願人株式会社エイテック
代理人個人,個人
主分類F41J 5/06 20060101AFI20241127BHJP(武器)
要約【課題】より良好な取り扱いを可能とする。
【解決手段】標的システムは、標的に向かって発射されたBB弾の衝突を撓むことによって受け止め、BB弾の反発を抑制する軟質の部材により構成される標的板と、BB弾が標的板に衝突する際に発生する衝撃音を検出する検出部と、標的板の上辺および下辺に対して固定される上辺固定部材および下辺固定部材とを備える。そして、標的板は、上辺固定部材および下辺固定部材がディスプレイの上辺および下辺に沿った規定位置に配置された状態で、ディスプレイの前方において略垂直となるように平面的に張った形状を維持し、上辺固定部材および下辺固定部材が規定位置から取り外された状態で、上辺固定部材または下辺固定部材を軸として巻き取り可能に構成される。本技術は、例えば、BB弾を射撃できるソフトエアガンの標的システムに適用できる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
標的に向かって飛翔する飛翔物体の衝突を撓むことによって受け止め、前記飛翔物体の反発を抑制する軟質の部材により構成される標的板と、
前記標的板から背面側に向かう所定の間隔の空間内に配置され、前記飛翔物体が前記標的板に衝突する際に発生する衝撃音を検出する検出部と、
前記標的板の第1の辺に対して固定される第1の固定部材と、
前記標的板の前記第1の辺に対向する第2の辺に対して固定される第2の固定部材と、
前記第1の固定部材および前記第2の固定部材によって対向する両辺が固定されて前記標的板の背面側に配置され、軟質の部材により構成される背面板と
を備え、
前記第1の固定部材および前記第2の固定部材によって、少なくとも前記標的板に対して一定のテンションが掛けられる構成となっており、
前記第1の固定部材および前記第2の固定部材によって前記標的板および前記背面板に対して一定のテンションが掛けられた状態で、前記標的板および前記背面板の間が所定の間隔とされる
標的システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記標的板および前記背面板は、前記第1の固定部材および前記第2の固定部材によって一定のテンションが掛けられることで、平面的に張った形状を維持する
請求項1に記載の標的システム。
【請求項3】
前記標的板および前記背面板は、上下方向または左右方向に一定のテンションが掛けられている
請求項1に記載の標的システム。
【請求項4】
前記検出部は、前記標的板および前記背面板に挟まれた所定の間隔の空間に配置される
請求項1に記載の標的システム。
【請求項5】
前記標的となる標的画像が前記標的板または前記背面板に投影される
請求項1に記載の標的システム。
【請求項6】
前記第1の辺と前記第2の辺とに対して略直交する前記標的板の2つの辺および前記背面板の2つの辺それぞれに対して固定される第3の固定部材および第4の固定部材
をさらに備える請求項1に記載の標的システム。
【請求項7】
前記標的となる標的画像を表示する表示装置をさらに備え、
前記検出部は、前記標的板および前記表示装置の間の所定の間隔の空間に配置される
請求項1に記載の標的システム。
【請求項8】
標的に向かって飛翔する飛翔物体の衝突を撓むことによって受け止め、前記飛翔物体の反発を抑制する軟質の部材により構成される標的板と、
前記標的板から背面側に向かう所定の間隔の空間内に配置され、前記飛翔物体が前記標的板に衝突する際に発生する衝撃音を検出する検出部と、
前記標的板の第1の辺に対して固定される第1の固定部材と、
前記標的板の前記第1の辺に対向する第2の辺に対して固定される第2の固定部材と
を備え、
前記第1の固定部材および前記第2の固定部材によって、少なくとも前記標的板に対して一定のテンションが掛けられる構成となっており、
前記第1の固定部材および前記第2の固定部材は壁面に対して固定され、
前記検出部は、前記標的板および前記壁面の間に設けられる所定の間隔の空間に配置される
標的システム。
【請求項9】
標的に向かって飛翔する飛翔物体の衝突を撓むことによって受け止め、前記飛翔物体の反発を抑制する軟質の部材により構成される標的板と、
前記飛翔物体が前記標的板に衝突する際に発生する衝撃音を検出する検出部と
を備え、
前記標的板は、壁面に対して所定の間隔を設けた状態で平面的な形状を維持するように、前記壁面に対して固定され、
前記検出部は、前記標的板および前記壁面の間に設けられる所定の間隔の空間に配置される
標的システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、標的システムに関し、特に、より良好な取り扱いを可能とし、測定精度の向上を図ることができるようにした標的システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プラスチック製の弾丸(以下、BB(Ball Bullet)弾と称する)を低圧の圧縮空気などで発射する機構を備えたトイガンであるソフトエアガンを使用して標的を射撃し、標的にBB弾が着弾したときの着弾位置に応じて得られるスコアを競う射撃競技が行われている。このような射撃競技では、BB弾の着弾位置を正確に検出することが重要である。
【0003】
そこで、本願出願人は、標的板にBB弾が着弾したときに発生する衝撃波を検出することで、標的板に着弾したBB弾の着弾位置や着弾速度、エネルギーなどを正確に算出することができる標的システムを提案している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-25677号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述の特許文献1で開示されている標的システムは、標的板の固定に用いられる筐体や、標的板の背面側に配置される背面板などに、硬質な板状の部材を使用して構成されている。このため、例えば、標的装置を大型化するのに伴って、可搬性が低下したり収納スペースの確保が困難になったりすると想定されるため、取り扱い易い構成とすることが求められている。また、より精度良く着弾位置を測定可能とすることも求められている。
【0006】
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より良好な取り扱いを可能とし、測定精度の向上を図ることができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一側面の標的システムは、標的に向かって飛翔する飛翔物体の衝突を撓むことによって受け止め、前記飛翔物体の反発を抑制する軟質の部材により構成される標的板と、前記標的板から背面側に向かう所定の間隔の空間内に配置され、前記飛翔物体が前記標的板に衝突する際に発生する衝撃音を検出する検出部と、前記標的板の第1の辺に対して固定される第1の固定部材と、前記標的板の前記第1の辺に対向する第2の辺に対して固定される第2の固定部材と、前記第1の固定部材および前記第2の固定部材によって対向する両辺が固定されて前記標的板の背面側に配置され、軟質の部材により構成される背面板とを備え、前記第1の固定部材および前記第2の固定部材によって、少なくとも前記標的板に対して一定のテンションが掛けられる構成となっており、前記第1の固定部材および前記第2の固定部材によって前記標的板および前記背面板に対して一定のテンションが掛けられた状態で、前記標的板および前記背面板の間が所定の間隔とされる。
【0008】
本開示の一側面においては、標的システムは、標的に向かって飛翔する飛翔物体の衝突を撓むことによって受け止め、飛翔物体の反発を抑制する軟質の部材により構成される標的板と、標的板から背面側に向かう所定の間隔の空間内に配置され、飛翔物体が標的板に衝突する際に発生する衝撃音を検出する検出部と、標的板の第1の辺に対して固定される第1の固定部材と、標的板の第1の辺に対向する第2の辺に対して固定される第2の固定部材と、第1の固定部材および第2の固定部材によって対向する両辺が固定されて標的板の背面側に配置され、軟質の部材により構成される背面板とを備える。そして、第1の固定部材および第2の固定部材によって、少なくとも標的板に対して一定のテンションが掛けられる構成となっており、第1の固定部材および第2の固定部材によって標的板および背面板に対して一定のテンションが掛けられた状態で、標的板および背面板の間が所定の間隔とされる。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一側面によれば、より良好な取り扱いを可能とすることができ、また、測定精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の標的システムの構成例を示す斜視図である。
標的装置の第1の構成例を示す正面図である。
標的装置の第1の構成例を示す平面図である。
標的装置の第1の構成例を示す側面図である。
標的装置を壁面に取り付けた状態を示す側面図である。
標的装置を自立させた状態を示す側面図である。
標的装置の第2の構成例を示す正面図である。
標的装置の第2の構成例を示す平面図である。
標的装置の第2の構成例を示す側面図である。
標的装置の第3の構成例を示す側面図である。
標的装置の第4の構成例を示す側面図である。
標的装置の第5の構成例を示す平面図である。
標的装置の第5の構成例を示す正面図である。
スペーサの断面図である。
標的装置の第6の構成例を示す正面図である。
標的装置の第6の構成例を示す平面図である。
標的装置の第7の構成例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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