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公開番号
2025002452
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102640
出願日
2023-06-22
発明の名称
着弾方位の音響現示装置、方法、およびプログラム
出願人
東芝電波プロダクツ株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
F41G
3/26 20060101AFI20241226BHJP(武器)
要約
【課題】交戦訓練において、訓練者が、撃たれたとみなされたときの具体的な状況を把握できるように、砲弾の方位を音響で現示すること。
【解決手段】実施形態によれば、音響現示装置は、砲弾の発射位置および着弾位置を含む情報を受信する受信部と、訓練者の位置を測定する位置センサと、発射位置、着弾位置、および訓練者の位置に基づいて、砲弾の発射絶対方位および着弾絶対方位を計算する第1の計算部と、訓練者の方位を測定する方位センサと、訓練者の方位、発射絶対方位、および着弾絶対方位に基づいて、砲弾の訓練者の位置に対する発射相対方位および着弾相対方位を計算する第2の計算部と、異なる方位にそれぞれ配置された複数の発音器と、複数の発音器のうち、着弾相対方位に最も一致する方位に設けられた発音器から、着弾を示す音を出力させる出力制御部とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
火器からの砲弾の方位を音響によって訓練者に現示する装置であって、
前記砲弾の発射位置および着弾位置を含む情報を受信する受信部と、
前記訓練者の位置を測定する位置センサと、
前記発射位置、前記着弾位置、および前記訓練者の位置に基づいて、前記砲弾の発射絶対方位および着弾絶対方位を計算する第1の計算部と、
前記訓練者の方位を測定する方位センサと、
前記訓練者の方位、前記発射絶対方位、および前記着弾絶対方位に基づいて、前記砲弾の前記訓練者の位置に対する発射相対方位および着弾相対方位を計算する第2の計算部と、
異なる方位にそれぞれ配置された複数の発音器と、
前記複数の発音器のうち、前記着弾相対方位に最も一致する方位に設けられた発音器から、前記着弾を示す音を出力させる出力制御部と
を備えた、音響現示装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記情報は、前記砲弾の発射時刻をさらに含み、
前記第1の計算部は、さらに前記発射時刻に基づいて、前記砲弾が前記着弾位置に着弾する着弾時刻を計算し、
前記出力制御部はさらに、前記着弾時刻において、前記着弾を示す音を出力させる、
請求項1に記載の音響現示装置。
【請求項3】
前記出力制御部はさらに、前記複数の発音器のうち、前記発射相対方位に最も一致する方位に設けられた発音器から、前記砲弾の発射を示す音を出力させる、
請求項2に記載の音響現示装置。
【請求項4】
前記出力制御部はさらに、前記発射時刻において、前記発射を示す音を出力させる、
請求項3に記載の音響現示装置。
【請求項5】
前記出力制御部はさらに、前記着弾を示す音を、前記発射を示す音よりも大きな音量で出力させる、
請求項4に記載の音響現示装置。
【請求項6】
前記複数の発音器は、前記訓練者によって装着されるU字形状の装着部に、前記装着部のU字形状の外周に沿って離散的に配置されている、
請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の音響現示装置。
【請求項7】
前記異なる方位にそれぞれ配置された複数の発音器に代えて、立体音響を出力可能な立体音響発音器を備え、
前記出力制御部は、前記複数の発音器から、前記着弾を示す音を出力させる代わりに、前記立体音響発音器から、前記着弾を示す音が前記着弾相対方位から聞こえるような立体音響を出力させる、
請求項1に記載の音響現示装置。
【請求項8】
前記出力制御部はさらに、前記立体音響発音器から、前記砲弾の発射を示す音が前記発射相対方位から聞こえるような立体音響を出力させる、
請求項7に記載の音響現示装置。
【請求項9】
火器からの砲弾の方位を音響によって訓練者に現示する方法であって、
前記砲弾の発射位置および着弾位置に関する情報を受信部が受信するステップと、
前記訓練者の位置を位置センサが測定するステップと、
前記発射位置、前記着弾位置、および前記訓練者の位置に基づいて、前記砲弾の発射絶対方位および着弾絶対方位をプロセッサが計算するステップと、
前記訓練者の方位を方位センサが測定するステップと、
前記訓練者の方位、前記発射絶対方位、および前記着弾絶対方位に基づいて、前記砲弾の前記訓練者の位置に対する発射相対方位および着弾相対方位を前記プロセッサが計算するステップと、
異なる方位にそれぞれ配置された複数の発音器のうち、前記着弾相対方位に最も一致する方位に設けられた発音器が、前記着弾を示す音を出力するステップと
を含む、音響現示方法。
【請求項10】
火器からの砲弾の方位を音響によって訓練者に現示するためのプログラムであって、
前記砲弾の発射位置および着弾位置に関する情報を受信部に受信させる機能、
前記訓練者の位置を位置センサに測定させる機能、
前記発射位置、前記着弾位置、および前記訓練者の位置に基づいて、前記砲弾の発射絶対方位および着弾絶対方位を計算する機能、
前記訓練者の方位を方位センサに測定させる機能、
前記訓練者の方位、前記発射絶対方位、および前記着弾絶対方位に基づいて、前記砲弾の前記訓練者の位置に対する発射相対方位および着弾相対方位を計算する機能、
異なる方位にそれぞれ配置された複数の発音器のうち、前記着弾相対方位に最も一致する方位に設けられた発音器から、前記着弾を示す音を出力させる機能
をプロセッサに実現させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、交戦訓練において、着弾方位を音響により現示する装置、方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、交戦訓練では、訓練者には、センサや、音を表示する表示器などが装備されており、重火器からの砲撃については、着弾位置およびその効果範囲が設定されている。
【0003】
交戦訓練では、実弾を用いて訓練者を砲撃することはしないが、その代わりに、訓練者は、設定された着弾位置や効果範囲内に入ると、砲撃によって撃たれたとみなされる。この場合、訓練者に装着されたセンサが振動したり、表示器が音等を出力することによって、訓練者に相応の損耗が与えられる。これによって、訓練者は、撃たれたとみなされたことを認識している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-158287号公報
特開2014-185820号公報
特開2012-163271号公報
特開2004-308924号公報
特開2007-010194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来の交戦訓練では、訓練者は、撃たれたとみなされたことは認識できるが、例えば、どこから発射された砲弾が、どこに着弾したから撃たれたとみなされたのか、といった撃たれた時の具体的な状況は分からない。
【0006】
これでは、訓練者は、正しい回避行動をとることができないのみならず、今後の訓練や実戦において反映すべき新たな知見を得ることもできず、高い訓練効果を得ることはできない。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、交戦訓練において、訓練者が、撃たれたとみなされたときの具体的な状況を把握できるように、砲弾の方位を音響で現示する装置、方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態の音響現示装置は、火器からの砲弾の方位を音響によって訓練者に現示する装置であって、砲弾の発射位置および着弾位置を含む情報を受信する受信部と、訓練者の位置を測定する位置センサと、発射位置、着弾位置、および訓練者の位置に基づいて、砲弾の発射絶対方位および着弾絶対方位を計算する第1の計算部と、訓練者の方位を測定する方位センサと、訓練者の方位、発射絶対方位、および着弾絶対方位に基づいて、砲弾の訓練者の位置に対する発射相対方位および着弾相対方位を計算する第2の計算部と、異なる方位にそれぞれ配置された複数の発音器と、複数の発音器のうち、着弾相対方位に最も一致する方位に設けられた発音器から、着弾を示す音を出力させる出力制御部とを備えている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係る音響現示方法が適用された音響現示装置の構成例を示す機能ブロック図である。
図2は、ネックスピーカタイプの現示器を示す斜視図である。
図3は、イヤホンタイプの現示器を示す斜視図である。
図4は、音響現示装置の動作例を示すフローチャートである。
図5は、訓練者によって装着された、ネックスピーカタイプの現示器を備えた音響現示装置を示す図である。
図6は、訓練者によって装着された、イヤホンタイプの現示器を備えた音響現示装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明や、重複した説明は適宜省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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