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公開番号2025140823
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040420
出願日2024-03-14
発明の名称電動エアソフトガン
出願人個人
代理人個人
主分類F41B 11/64 20130101AFI20250919BHJP(武器)
要約【課題】電動エアソフトガンにおいて歯車間のバックラッシュに起因するピストンの戻りを抑制する。
【解決手段】電動エアソフトガンは、シリンダと;ピストンと;スプリングと、;ピストンに設けられたラックギアと、;電動機と;動力伝達機構と;筐体とを備える。動力伝達機構は、ピニオンギアと;第1の二段歯車と;第2の二段歯車と;第3の二段歯車と;第2の二段歯車の逆回転を防止する逆回転防止ユニットとを含む。逆回転防止ユニットは、第2の二段歯車の回転軸と嵌り合うワンウェイクラッチと、ワンウェイクラッチを保持する保持部と、筐体における第2の二段歯車の半径方向外側に位置する凹部に嵌り合うピンと、保持部とピンとの間を連結するアーム部材とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
球状の弾丸を圧縮空気によって発射する電動エアソフトガンであって、
前記弾丸が通過する銃身と、
前記銃身へと前記圧縮空気を供給可能に接続されたシリンダと、
前記シリンダにおける前記銃身側の前方側と、前記シリンダにおける前記銃身とは反対側の後方側との間を、前記シリンダの内側において往復移動可能に構成されたピストンと、
前記ピストンを前記前方側に向けて押し付けるスプリングと、
前記ピストンが往復移動する方向に沿って前記ピストンに設けられたラックギアと、
前記ピストンを前記後方側へと移動させる回転動力を出力する電動機と、
前記電動機から出力される前記回転動力を前記ラックギアに伝達する動力伝達機構と、
少なくとも前記動力伝達機構を収容する筐体と
を備え、
前記動力伝達機構は、
前記電動機の出力軸に設けられたピニオンギアと、
前記ピニオンギアに噛み合う傘歯車と、前記傘歯車より歯数の少ない第1の平歯車とを有する第1の二段歯車と、
前記第1の平歯車に噛み合う第2の平歯車と、前記第2の平歯車より歯数の少ない第3の平歯車とを有する第2の二段歯車と、
前記第3の平歯車に噛み合う第4の平歯車と、円周の一部にわたって前記ラックギアに噛み合う歯が形成された第5の平歯車とを有し、前記ピストンを前記後方側へと移動かつ保持するとともに前記ピストンを前記前方側へと解放可能に構成された第3の二段歯車と、
前記第2の二段歯車の逆回転を防止する逆回転防止ユニットと
を含み、
前記逆回転防止ユニットは、
前記第2の二段歯車の回転軸と嵌り合い、前記ピストンを前記後方側へと移動させる正回転方向への前記回転軸の回転を許容し、前記正回転方向とは逆向きへの前記回転軸の回転を阻止するワンウェイクラッチと、
前記ワンウェイクラッチを保持する保持部と、
前記筐体における前記第2の二段歯車の半径方向外側に位置する凹部に嵌り合うピンと、
前記保持部と前記ピンとの間を連結するアーム部材と
を含む、電動エアソフトガン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、電動エアソフトガンに関する技術を開示する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
遊戯銃の一つとして電動エアソフトガンが知られている(例えば、特許文献1を参照)。電動エアソフトガンは、シリンダ内においてスプリングで前方に押し付けられたピストンを、電動機の回転動力を用いて後方に移動させた後、ピストンを解放することによりシリンダ内で発生する圧縮空気で球状の弾丸を発射する。このような電動エアソフトガンでは、電動機の回転動力は、複数の歯車で構成された動力伝達機構を介してピストンに伝達される。
【0003】
特許文献2には、動力伝達機構において各種歯車が逆回転することによる誤動作を防止するために、動力伝達機構における歯車の一つに逆転防止ラッチを設けることが記載されている。また、特許文献2には、そのような逆回転による誤動作を防止するために、電動機の出力軸にワンウェイクラッチを設けることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-234191号公報
特許第6620956号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電動エアソフトガンにおいて動力伝達機構の歯車に逆転防止ラッチを設けた場合、逆転防止ラッチとピストンとの間に介在する歯車間におけるバックラッシュ(隙間)の分だけピストンが前方に戻るという問題があった。ピストンが前方に戻った場合、その分だけピストン解放時の圧縮空気の圧力が低下するため、弾丸の飛距離の低下および不安定化を招く。また、動力伝達機構の歯車に逆転防止ラッチを設けた場合、逆転防止ラッチの作動音が発生するため、その作動音によって遊戯が阻害されるという問題があった。
【0006】
また、電動エアソフトガンにおいて電動機の出力軸にワンウェイクラッチを設けた場合、出力軸とピストンとの間に介在する歯車におけるバックラッシュの分だけピストンが前方に戻るという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書に開示する技術は、以下の形態として実現できる。
【0008】
本明細書に開示する一形態は、球状の弾丸を圧縮空気によって発射する電動エアソフトガンであある。この電動エアソフトガンは、前記弾丸が通過する銃身と;前記銃身へと前記圧縮空気を供給可能に前記銃身に接続されたシリンダと;前記シリンダにおける前記銃身側の前方側と、前記シリンダにおける前記銃身とは反対側の後方側との間を、前記シリンダの内側において往復移動可能に構成されたピストンと;前記ピストンを前記前方側に向けて押し付けるスプリングと、;前記ピストンが往復移動する方向に沿って前記ピストンに設けられたラックギアと、;前記ピストンを前記後方側へと移動させる回転動力を出力する電動機と;前記電動機から出力される前記回転動力を前記ラックギアに伝達する動力伝達機構と;少なくとも前記動力伝達機構を収容する筐体とを備える。前記動力伝達機構は、前記電動機の出力軸に設けられたピニオンギアと;前記ピニオンギアに噛み合う傘歯車と、前記傘歯車より歯数の少ない第1の平歯車とを有する第1の二段歯車と;前記第1の平歯車に噛み合う第2の平歯車と、前記第2の平歯車より歯数の少ない第3の平歯車とを有する第2の二段歯車と;前記第3の平歯車に噛み合う第4の平歯車と、円周の一部にわたって前記ラックギアに噛み合う歯が形成された第5の平歯車とを有し、前記ピストンを前記後方側へと移動かつ保持するとともに前記ピストンを前記前方側へと解放可能に構成された第3の二段歯車と;前記第2の二段歯車の逆回転を防止する逆回転防止ユニットとを含む。前記逆回転防止ユニットは、前記第2の二段歯車の回転軸と嵌り合い、前記ピストンを前記後方側へと移動させる正回転方向への前記回転軸の回転を許容し、前記正回転方向とは逆向きへの前記回転軸の回転を阻止するワンウェイクラッチと;前記ワンウェイクラッチを保持する保持部と;前記筐体における前記第2の二段歯車の半径方向外側に位置する凹部に嵌り合うピンと;前記保持部と前記ピンとの間を連結するアーム部材とを含む。この形態の電動エアソフトガンによれば、第2の二段歯車の回転軸にワンウェイクラッチを設けることができるため、回転動力が動力伝達機構で減速される前の電動機にワンウェイクラッチを設けた場合と比較して、歯車間のバックラッシュに起因するピストンの戻りを抑制できる。また、この形態の電動エアソフトガンによれば、第2の二段歯車の回転軸に設けたワンウェイクラッチによって動力伝達機構の逆回転を防止できるため、歯車に逆転防止ラッチを設けた場合と比較して作動音を低減できる。
【0009】
本明細書に開示する技術は、電動エアソフトガンとは異なる種々の形態で実現できる。本明細書に開示する技術は、例えば、電動エアソフトガンの部品および製造方法などの形態で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
電動エアソフトガンの構成を示す説明図である。
逆転防止ユニットの詳細構成を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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