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公開番号2025169843
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-14
出願番号2024083672
出願日2024-05-02
発明の名称矢筒兼用矢立
出願人個人
代理人
主分類F41B 5/06 20060101AFI20251107BHJP(武器)
要約【課題】第1の筒体と第2の筒体を備え、試合で使用する矢と予備矢を分別収納することを可能とし、射手にとって使い勝手に優れた矢筒兼用矢立を提供する。
【解決手段】本発明は、複数本の矢の全長を収容可能で、両端が閉じた筒状の形状を有する矢筒本体は、それぞれの長さが前記矢の全長よりも短く一方が開口し他方が閉塞した第1の筒体と、一方が開口し他方が閉塞した第2の筒体に分割可能な矢筒本体と、
前記矢筒本体を形成するように前記両筒体それぞれの軸線の方向で、両筒体の開口部同士が密着連結させるための連結手段と、
前記矢筒本体を2つの筒体に分割し2本の矢立として使用する際に両筒体の開口部同士が互いに近接し筒体を保持する筒体保持手段と、
両筒体の軸線が互いにねじれの位置に配置された状態で前記筒体保持手段により保持された両筒体を自立可能に支持する自立手段を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数本の矢の全長を収容可能で、両端が閉じた筒状の形状を有し、それぞれの長さが前記矢の全長よりも短く一方が開口し他方が閉塞した第1の筒体と、一方が開口し他方が閉塞した第2の筒体に分割可能な矢筒本体と、
前記矢筒本体を形成するように前記第1の筒体と前記第2の筒体それぞれの軸線の方向で、両筒体の開口部同士が密着連結させるための連結手段と、
前記矢筒本体が前記第1の筒体と前記第2の筒体に分割した際に、前記第1の筒体と前記第2の筒体の開口部同士が互いに近接するように前記第1の筒体及び前記第2の筒体を保持する筒体保持手段と
前記第1の筒体の軸線と前記第2の筒体の軸線が互いにねじれの位置に配置された状態で前記筒体保持手段により保持された前記第1の筒体及び前記第2の筒体を自立可能に支持する自立手段を有する
ことを特徴とする矢筒兼用矢立。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記自立手段は、少なくとも2本の脚体を備え、
前記第1の筒体と前記第2の筒体のいずれかと共に3点支持にて自立するよう
構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の矢筒兼用矢立。
【請求項3】
前記筒体保持手段は、
前記第1の筒体と前記第2の筒体の開口部同士を互いに近接して接続するために2枚の羽根で構成された平蝶番を備え、
前記平蝶番の少なくともいずれか一方の羽根において固定用ねじ穴1か所のみを用いて接続し、ここで接続された当該前記第1の筒体又は前記第2の筒体を前記1か所のねじ穴を回転軸の中心として回転自在に構成され、
前記連結手段は、
前記第1の筒体と前記第2の筒体のそれぞれの筒体の開口部同士を連結し且つ、着脱可能な留め金具を備え、
前記平蝶番と前記留め金具の2か所で前記第1の筒体と前記第2の筒体を連結する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の矢筒兼用矢立
【請求項4】
前記筒体保持手段は、
可撓性のある紐、ワイヤ、又は布、皮革による帯状部材、
又は、その他フレキシブルな板状部材で構成される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の矢筒兼用矢立。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、矢筒兼用矢立に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
矢立は、弓道の試合会場の控室において矢筒から取り出した矢を射場へ向かう前の準備として一時的に立て置くための道具である。
また、矢筒は、矢の折損及び散逸を防止するための容器で複数本の矢を収納し持ち運ぶための道具として広く知られている。
一般的に矢立は各人が自作の矢立を持参し使用しており、矢筒在中の複数本の矢の中から試合で使用する4本の矢を矢立に収納するために使用される。
ただし、下記文献のとおり矢筒を用いて矢立とすることを試みたものは提案されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実登3230950
特開2006-064215
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に矢立は、各人が自作の1本の筒体による矢立を持参し、直立した状態で使用しているのが常で、上記文献1及び文献2の矢筒を用いて矢立とすることを試みたものも同様に1本の直立した筒体による矢立であり、矢筒在中の全ての矢を収納した1本の筒体による矢立では、射場に向かう直前にその中から試合で使用する4本の矢を選んで取り出さねばならず、余計な手間を要することになる。
弓道の試合に臨む者として、射場に向かう前は最高の状況で弓が引けるよう心がけるもので気息を整え心静かに心気の安定を図り集中力を高める時に矢の選択など余計な手間を要することなく4本の矢を手にすることが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、
複数本の矢の全長を収容可能で、両端が閉じた筒状の形状を有し、それぞれの長さが前記矢の全長よりも短く一方が開口し他方が閉塞した第1の筒体と、一方が開口し他方が閉塞した第2の筒体に分割可能な矢筒本体と、
前記矢筒本体を形成するように前記第1の筒体と前記第2の筒体それぞれの軸線の方向で、両筒体の開口部同士が密着連結させるための連結手段と、
前記矢筒本体が前記第1の筒体と前記第2の筒体に分割した際に、前記第1の筒体と前記第2の筒体の開口部同士が互いに近接するように前記第1の筒体及び前記第2の筒体を保持する筒体保持手段と
前記第1の筒体の軸線と前記第2の筒体の軸線が互いにねじれの位置に配置された状態で前記筒体保持手段により保持された前記第1の筒体及び前記第2の筒体を自立可能に支持する自立手段を有することを特徴とする。
【0006】
また、本発明において前記自立手段は、少なくとも2本の脚体を備え、
前記第1の筒体と前記第2の筒体のいずれかと共に3点支持にて自立するよう構成されていることを特徴とする。
【0007】
また、本発明において前記筒体保持手段は、前記第1の筒体と前記第2の筒体の開口部同士を互いに近接して接続するために2枚の羽根で構成された平蝶番を備え、
前記平蝶番の少なくともいずれか一方の羽根において固定用ねじ穴1か所のみを用いて接続し、ここで接続された当該前記第1の筒体又は前記第2の筒体を前記1か所のねじ穴を回転軸の中心として回転自在に構成され、
前記連結手段は、前記第1の筒体と前記第2の筒体のそれぞれの筒体の開口部同士を連結し且つ、着脱可能な留め金具を備え、
前記平蝶番と前記留め金具の2か所で前記第1の筒体と前記第2の筒体を連結することを特徴とする。
【0008】
また、本発明において前記筒体保持手段は、可撓性のある紐、ワイヤ、又は布、皮革による帯状部材、又は、その他フレキシブルな板状部材で構成される
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、前記第1の筒体と前記第2の筒体の2つの筒体で矢立を構成するため、競技で使用する4本の矢と予備矢をそれぞれ分別して収納することができる。
また、前記筒体保持手段により保持された前記第1の筒体及び前記第2の筒体を前記第1の筒体の軸線と前記第2の筒体の軸線が互いにねじれの位置に配置された開口部は、それぞれの筒体に収納した矢の向きを異なるものとし、競技で使用する4本の矢と予備矢を一目で見分けることができるうえ、競技で使用する4本の矢を斜めに立った矢立に収納した場合には矢がばらけることなく一塊の状態となっているため、さっと一握りで矢を取り出すことが出来るなど一連の使い勝手の良さは、射手にとって射場に向かう前の気息を整え心静かに心気の安定を図り集中力を高める時に矢の選択など余計な手間を要することなくまた、心気の安定を妨げることなくベストコンディションで4本の矢を手にして射場に向かうことができ、使い勝手が良いうえに射手の心理面に与えるメリットは大きい。
【0010】
本発明に係る矢筒兼用矢立は、従来別個のものである矢立と矢筒を、これ一つで両方の機能を果たすことができ、別誂えの矢立の製作及び運搬の負担が無くなる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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