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公開番号
2025033369
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139056
出願日
2023-08-29
発明の名称
防犯フェンス
出願人
株式会社LIXIL
,
株式会社セブン-イレブン・ジャパン
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F41H
5/02 20060101AFI20250306BHJP(武器)
要約
【課題】既設の開閉扉に取付けることができ、現場での納まり調整が容易で簡易に施工可能な防犯扉を備える、防犯フェンスを提供すること。
【解決手段】防犯フェンス1は店舗のカウンター4に設けられ、カウンター4上に設けられる防犯フェンス本体2と、カウンター4の出入り口に配置される開閉扉5上に設けられ、開閉扉5と一体的に開閉可能な防犯扉3と、を備え、防犯扉3は、複数の縦枠311aと複数の横枠311bとで構成される枠体31と、枠体31に嵌め込まれるパネルDPと、枠体31を開閉扉5上に固定する固定部材33と、隣接する防犯フェンス本体2と枠体31との間に設けられ、枠体31を開閉扉5と一体的に開閉可能とする回転軸32と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
店舗のカウンターに設けられる防犯フェンスであって、
前記カウンター上に設けられる防犯フェンス本体と、
前記カウンターの出入り口に配置される開閉扉上に設けられ、前記開閉扉と一体的に開閉可能な防犯扉と、を備え、
前記防犯扉は、
複数の縦枠と複数の横枠で構成される枠体と、
前記枠体に嵌め込まれるパネルと、
前記枠体を前記開閉扉上に固定する固定部材と、
隣接する前記防犯フェンス本体と前記枠体との間に設けられ、前記枠体を前記開閉扉と一体的に開閉可能とする回転軸と、を備える、防犯フェンス。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記防犯扉の回転軸は、前記開閉扉の回転軸と同軸上に配置される、請求項1に記載の防犯フェンス。
【請求項3】
前記固定部材は、前記防犯扉及び前記開閉扉の吊元側同士を接続し、前記開閉扉の回転軸を避けるように屈曲する吊元側固定金具を有する、請求項1又は2に記載の防犯フェンス。
【請求項4】
前記開閉扉は、自重で閉じ方向に回転するように戸先側が下方に傾斜して設けられ、
前記固定部材は、前記防犯扉及び前記開閉扉の戸先側同士を接続する戸先側固定金具を有し、
前記戸先側固定金具は、前記開閉扉の戸先側上にスペーサを介して固定される、請求項1又は2に記載の防犯フェンス。
【請求項5】
前記防犯扉は、カウンター内側面に錠を有し、
前記錠は、
基端が前記防犯扉に回動可能に軸支されるとともに、戸先側に隣接する前記防犯フェンス本体に設けられた被係合部に係合する係合部を先端に有するアームと、
前記アームを略水平状態で係止する係止部と、を有し、
前記アームが下方から上方に回動して前記係合部が前記被係合部に係合した状態で前記係止部により係止されることにより施錠される、請求項1又は2に記載の防犯フェンス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、防犯フェンスに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、店舗のレジカウンターにおいて、金銭もしくは貴重品を強奪する目的の強盗事件が多発し社会問題となっている。また、レジの機械化やセルフ化に伴って、店舗側の人員が少ない時間帯もあり、カウンターを乗り越えて内部浸入しようとする強盗犯によって、従業員の生命まで危険に晒される事件が頻発している。
【0003】
そのような強盗事件を防ぐため、従来、レジカウンターの周囲上部に防犯のためのスライドパネル収容部を設置し、緊急時にはスライドパネルが降下してレジカウンター内部に密室状態を作ることで、強盗犯のカウンター越え浸入を防ぐ防犯装置などが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-226746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、通常コンビニエンスストア等のカウンターには、カウンター内部と売り場との出入口として、既設の開閉扉が設置されている。こうした開閉扉には錠が設けられない構造が多いため、誰でも簡単に店舗カウンターの内部に侵入できてしまう。例えば、非常時に特許文献1の防犯装置が作動した場合にも、既設の開閉扉は施錠できないため、カウンターの出入り口を通じて強盗犯に侵入されてしまうおそれがある。また、開閉扉を撤去して新設の防犯扉を設置しようとした場合、店舗ごとにカウンターの構成が異なるため、扉の納まり調整が困難で施工に難がある。
【0006】
本開示は、既設の開閉扉に取付けることができ、現場での納まり調整が容易で簡易に施工可能な防犯扉を備える、防犯フェンスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、店舗のカウンターに設けられる防犯フェンスであって、前記カウンター上に設けられる防犯フェンス本体と、前記カウンターの出入り口に配置される開閉扉上に設けられ、前記開閉扉と一体的に開閉可能な防犯扉と、を備え、前記防犯扉は、複数の縦枠と複数の横枠で構成される枠体と、前記枠体に嵌め込まれるパネルと、前記枠体を前記開閉扉上に固定する固定部材と、隣接する前記防犯フェンス本体と前記枠体との間に設けられ、前記枠体を前記開閉扉と一体的に開閉可能とする回転軸と、を備える、防犯フェンスに関する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
店舗売り場側から見た第1実施形態の防犯フェンスの斜視図である。
カウンター内側から見た第1実施形態の防犯フェンスの斜視図である。
図2の出入り口構造の拡大図である。
図1の出入り口構造周辺の拡大図と枠材の断面斜視図である。
カウンターに固定される枠体の分解斜視図である。
カウンターに固定される枠体の斜視図である。
パネルが枠体に嵌め込まれる様子を示す断面斜視図である。
カウンターの長手方向から見た第1実施形態のコーナー部の斜視図である。
カウンターの短手方向から見た第1実施形態のコーナー部の斜視図である。
図8のX-X線断面斜視図である。
カウンター内側から見た出入り口構造の正面図である。
図11の拡大図である。
開閉扉に設けられた防犯扉の斜視図である。
開錠状態の防犯錠の斜視図である。
施錠状態の防犯錠の斜視図である。
店舗売り場側から見た第2実施形態の防犯フェンスの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[第1実施形態]
以下、本開示の第1実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
図1及び図2に示すように、本実施形態の防犯フェンスは、コンビニエンスストアのカウンターに設けられる。なお、本明細書の図面において壁は図示せず省略するものとする。また、図1及び図2において、図示しないバックヤードへの出入り口を有するカウンター内側をX1とし、商品棚の設置された店舗売り場側をX2とする。
(【0011】以降は省略されています)
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