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公開番号
2025028771
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-03
出願番号
2024134009
出願日
2024-08-09
発明の名称
レール・ツー・レールnMOS増幅器
出願人
ルネサス デザイン (ユーケー) リミテッド
,
Renesas Design (UK) Limited
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
H03F
1/32 20060101AFI20250221BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】完全/大きなレール・ツー・レール範囲内で高い線形性を有するレール・ツー・レール増幅器アセンブリを提供する。
【解決手段】増幅器アセンブリ10は、第1の入力レベル範囲のための第1の信号入力ノード12に接続された第1の入力回路20と、第2の入力レベル範囲のための第2の信号入力ノード14に接続された第2の入力回路30と、第1の入力回路、第2の入力回路及び増幅器アセンブリの出力ノード16に結合された負荷回路と、を含む。ここで、第1の入力回路は、第1の補助制御トランジスタ要素26と、第1の制御トランジスタ要素24と、を含む。第1の信号入力ノードは、第1の制御トランジスタ要素の制御端子および第1の補助制御トランジスタ要素の制御端子に結合される。第1の制御トランジスタ要素に並列に接続された経路は、第1の補助制御トランジスタ要素を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
レール・ツー・レール増幅器として使用するのに適した増幅器アセンブリであって、
第1の入力レベル範囲のための第1の信号入力ノードに接続された第1の入力回路と、
第2の入力レベル範囲のための第2の信号入力ノードに接続された第2の入力回路と、
前記第1の入力回路、前記第2の入力回路、および前記増幅器アセンブリの出力ノードに結合された負荷回路と、
を含み、
前記第1の入力回路は、第1の補助制御トランジスタ要素と、第1の制御トランジスタ要素と、を含み、
前記第1の信号入力ノードは、前記第1の制御トランジスタ要素の制御端子および前記第1の補助制御トランジスタ要素の制御端子に結合され、
前記第1の制御トランジスタ要素に並列に接続された経路は、前記第1の補助制御トランジスタ要素を含む、
増幅器アセンブリ。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1の入力回路は、第1のクランプ回路を含み、
前記第1の制御トランジスタ要素に並列に接続された前記経路は、直列に接続された前記第1のクランプ回路を含む、
請求項1に記載の増幅器アセンブリ。
【請求項3】
前記第1のクランプ回路は、第1のクランプトランジスタ要素を含み、前記第1のクランプトランジスタ要素の制御端子は、バイアス入力ノードにおける電気量によって制御される、請求項2に記載の増幅器アセンブリ。
【請求項4】
前記第2の入力回路は、第2の補助制御トランジスタ要素と、第2の制御トランジスタ要素と、を含み、
前記第2の信号入力ノードは、前記第2の制御トランジスタ要素の制御端子および前記第2の補助制御トランジスタ要素の制御端子に結合され、
前記第2の制御トランジスタ要素に並列に接続された経路は、前記第2の補助制御トランジスタ要素を含む、
請求項1に記載の増幅器アセンブリ。
【請求項5】
前記第2の入力回路は、第2のクランプ回路を含み、
前記第2の制御トランジスタ要素に並列に接続された前記経路は、直列に接続された前記第2のクランプ回路を含む、
請求項4に記載の増幅器アセンブリ。
【請求項6】
前記第2のクランプ回路は、第2のクランプトランジスタ要素を含み、前記第2のクランプトランジスタ要素の制御端子は、バイアス入力ノードにおける電気量によって制御される、請求項5に記載の増幅器アセンブリ。
【請求項7】
前記第1のクランプトランジスタ要素、前記第1の補助制御トランジスタ要素、前記第1の制御トランジスタ要素、前記第2のクランプトランジスタ要素、前記第2の補助制御トランジスタ要素、および/または前記第2の制御トランジスタ要素は、nMOSトランジスタ要素であり、且つ/または
前記第1の入力回路および/または前記第2の入力回路のすべてのトランジスタ要素は、nMOSトランジスタ要素である、
請求項1に記載の増幅器アセンブリ。
【請求項8】
前記第1のクランプトランジスタ要素、前記第1の補助制御トランジスタ要素、前記第2のクランプトランジスタ要素、および/または前記第2の補助制御トランジスタ要素は、ネイティブMOSトランジスタ要素であり、且つ/または
前記第1の制御トランジスタ要素および/または前記第2の制御トランジスタ要素は、標準MOSトランジスタ要素である、
請求項1に記載の増幅器アセンブリ。
【請求項9】
前記負荷回路は、前記第1の入力回路の出力電気量および前記第2の入力回路の出力電気量に基づいて前記増幅器アセンブリの出力を制御するための出力トランジスタ要素を含む、請求項1に記載の増幅器アセンブリ。
【請求項10】
前記負荷回路は、出力トランジスタ要素を含み、前記第1の入力回路および前記第2の入力回路は、前記出力トランジスタ要素の制御端子における電気量に影響を与える、請求項1に記載の増幅器アセンブリ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、信号バッファに関する。信号バッファは、アナログフロントエンドに広く採用されている。ここでは、入力信号は、信号バッファを介してアナログフロントエンドに供給される。広範囲の入力信号電圧を扱うために、信号バッファは、通常、レール・ツー・レールで動作することが要求されている。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
Phillip E.Allen,Douglas R.Holbergらによる「CMOS Analog Circuit Design」(Oxford University Press,2011年)では、単一のpMOS、単一のnMOS、およびnMOSとpMOSトランジスタを組み合わせた信号バッファの例が入力段として使用されている。しかしながら、入力段としてのpMOSまたはnMOSトランジスタは、電圧範囲が限られているため、必ずしもシステム要件を満たしていない。その一方で、pMOSとnMOSの組み合わせは、レール・ツー・レールの入力段トポロジーに適していることがよく知られている。しかしながら、このセットアップでは定トランスコンダクタンスgm回路と負荷段としての折り畳みカスケードが必要なため、定トランスコンダクタンスgmと折り畳みカスケード段の両方を使用すると、信号の静止電流Iqと実装面積が増大する。また、回路全体の構造が複雑になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述した問題に対処するために、レール・ツー・レール動作、低電力動作、および最小ダイ面積を実現する増幅器アセンブリが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述した問題を解決するために、本開示は、レール・ツー・レール増幅器として使用するのに適した増幅器アセンブリを提供する。
【0005】
増幅器アセンブリは、第1の信号入力ノードに接続された第1の入力回路と、第2の信号入力ノードに接続された第2の入力回路と、第1の入力回路、第2の入力回路、および増幅器アセンブリの出力ノードに結合された負荷回路と、を含む。第1の入力回路は、第1の補助制御トランジスタ要素と、第1の制御トランジスタ要素と、を含み、第1の信号入力ノードは、第1の制御トランジスタ要素の制御端子および第1の補助制御トランジスタ要素の制御端子に結合される。第1の制御トランジスタ要素に並列に接続された経路は、第1の補助制御トランジスタ要素を含む。第1の信号入力ノードにより、第1の入力信号が増幅器アセンブリに供給されてもよい。第2の信号入力ノードにより、第2の入力信号が供給されてもよい。第1の信号入力ノードにおいて、第1の入力レベル範囲を有する信号が供給されてもよい。第2の信号入力ノードにおいて、第2の入力レベル範囲を有する信号が供給されてもよい。一部の実施形態において、第1の入力レベル範囲および第2の入力レベル範囲は、同一であってもよく、重なっていてもよく、部分的に異なっていてもよく、完全に異なっていてもよい。
【0006】
「並列に接続」とういう表現は、回路接続の種類を指定する場合がある。一部の実施形態において、「並列に接続」という表現は、レイアウトの順序を指定しない場合がある。
【0007】
増幅器アセンブリのこの構成により、特に第1の入力ノードにおける低入力電圧に対して、第1の補助制御トランジスタ要素による増幅器アセンブリの線形性が高くなる。その結果、小さなダイ面積を有する、低電力動作の増幅器アセンブリが提供される。さらに、第1の補助制御トランジスタ要素による線形補償により、入力電圧オフセットが低減される可能性がある。このように、小さな入力電圧であっても、小さな実装面積で良好な精度を達成することができる。また、小さな面積における小さな入力オフセット電圧は、複雑な回路を必要とせず、レール・ツー・レール入力電圧範囲を増大させるためのコスト削減にも貢献する。
【0008】
一部の実施形態において、第1の入力回路は、第1のクランプ回路を含んでもよい。ここで、第1の制御トランジスタ要素に並列に接続された経路は、直列に接続された第1のクランプ回路を含んでもよい。第1のクランプ回路によって、第1の補助制御トランジスタ要素の動作点が画定されてもよい。このように、第1の信号入力ノードでの高入力電圧における第1の制御トランジスタの動作に対する第1の補助制御トランジスタ要素の悪影響を回避することができる。要約すると、完全/大きなレール・ツー・レール範囲内で高い線形性を有するレール・ツー・レール増幅器アセンブリを提供することができる。
【0009】
一部の実施形態において、第1のクランプ回路は、第1のクランプトランジスタ要素を含んでもよい。ここで、第1のクランプトランジスタ要素の制御端子は、バイアス入力ノードにおける電気量によって制御される。このように、第1の補助制御トランジスタ要素にかかるバイアスは、非常に柔軟で正確であるように適応されてもよい。そのため、伝達関数の精度を向上させることができる。さらに、第1の補助制御トランジスタ要素および第1の制御トランジスタ要素の不一致、ならびにその他の不一致を、少ない労力で効率よく調整することができる。
【0010】
一部の実施形態において、第2の入力回路は、第2の補助制御トランジスタ要素と、第2の制御トランジスタ要素と、を含んでもよい。ここで、第2の信号入力ノードは、第2の制御トランジスタ要素の制御端子および第2の補助制御トランジスタ要素の制御端子に結合されてもよい。第2の制御トランジスタ要素に並列に接続された経路は、第2の補助制御トランジスタ要素を含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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