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公開番号
2025028497
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-03
出願番号
2023133347
出願日
2023-08-18
発明の名称
圧送便器装置
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
協明国際弁理士法人
主分類
E03D
11/00 20060101AFI20250221BHJP(上水;下水)
要約
【課題】センサを露出させることなく、給水系の異常を判定し得る圧送便器装置を提供する。
【解決手段】圧送便器装置1は、ボウル部12から排出される排水を排水管3に向けて圧送する圧送ポンプ20と、前記ボウル部に供給される洗浄水の流路8の流量を測定する流量センサ24と、当該圧送便器装置の動作状態に対して前記流量センサによる測定値が異常であると判定すれば、所定の異常解消モードを実行させる制御部25と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ボウル部から排出される排水を排水管に向けて圧送する圧送ポンプと、
前記ボウル部に供給される洗浄水の流路の流量を測定する流量センサと、
当該圧送便器装置の動作状態に対して前記流量センサによる測定値が異常であると判定すれば、所定の異常解消モードを実行させる制御部と、
を備えていることを特徴とする圧送便器装置。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
ボウル部から排出される排水を排水管に向けて圧送する圧送ポンプと、
前記ボウル部の下端の排出部と前記圧送ポンプとを連結するように設けられたトラップ部と、
前記トラップ部の封水部よりも下流側で、かつ前記圧送ポンプの圧送後の残水部よりも上流側における水位を検出する水位センサと、
当該圧送便器装置の動作状態に対して前記水位センサの検出が異常であると判定すれば、所定の異常解消モードを実行させる制御部と、
を備えていることを特徴とする圧送便器装置。
【請求項3】
請求項2において、
前記ボウル部に供給される洗浄水の流路の流量を測定する流量センサを備えており、
前記制御部は、当該圧送便器装置の動作状態に対して、前記流量センサによる測定値が異常であり、かつ前記水位センサの検出が異常であると判定すれば、前記異常解消モードを実行させることを特徴とする圧送便器装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項において、
報知部を備えており、
前記制御部は、前記異常解消モードにおいて前記報知部を作動させることを特徴とする圧送便器装置。
【請求項5】
請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記制御部は、当該圧送便器装置の動作状態が非洗浄状態である際に前記異常を判定することを特徴とする圧送便器装置。
【請求項6】
請求項5において、
前記制御部は、前記異常解消モードにおいて前記圧送ポンプを作動させることを特徴とする圧送便器装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、圧送便器装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、下水に通じる排水管が床側や壁側等に予め施工されていない箇所、例えば、寝室等に設置される圧送式の便器装置が知られている。
例えば、下記特許文献1には、便器溜水部の底部内壁面に溜水の水位を圧力として検知する圧力センサが埋設され、便器溜水部の底部の便器排出口の下流に連通するトラップ配管に排水ポンプが配置された圧送水洗式トイレが開示されている。この圧送水洗式トイレにおいては、圧力センサが便器溜水部の溜水水位である第一の所定水位よりも水位上昇位置としての第三の所定水位を検知すると、排水ポンプが作動し、同時に表示器を作動させる構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-282240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載された圧送水洗式トイレでは、便器溜水部の底部内壁面に水位を検知する圧力センサを埋設した構成とされているので、圧力センサが目立ち易く、また、便器溜水部を清掃する際に圧力センサに負荷が掛かる懸念がある。
【0005】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、センサを露出させることなく、給水系の異常を判定し得る圧送便器装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、第1の本開示に係る圧送便器装置は、ボウル部から排出される排水を排水管に向けて圧送する圧送ポンプと、前記ボウル部に供給される洗浄水の流路の流量を測定する流量センサと、当該圧送便器装置の動作状態に対して前記流量センサによる測定値が異常であると判定すれば、所定の異常解消モードを実行させる制御部と、を備えていることを特徴とする。
【0007】
上記目的を達成するために、第2の本開示に係る圧送便器装置は、ボウル部から排出される排水を排水管に向けて圧送する圧送ポンプと、前記ボウル部の下端の排出部と前記圧送ポンプとを連結するように設けられたトラップ部と、前記トラップ部の封水部よりも下流側で、かつ前記圧送ポンプの圧送後の残水部よりも上流側における水位を検出する水位センサと、当該圧送便器装置の動作状態に対して前記水位センサの検出が異常であると判定すれば、所定の異常解消モードを実行させる制御部と、を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る圧送便器装置は、上述のような構成としたことで、センサを露出させることなく、給水系の異常を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態に係る圧送便器装置の一例を模式的に示す一部破断概略側断面図である。
(a)~(c)は、同圧送便器装置において実行される基本動作の一例を模式的に示す概略側断面図である。
(a)~(c)は、同圧送便器装置において実行される基本動作の一例を模式的に示す概略側断面図である。
(a)は、同圧送便器装置の制御ブロック図、(b)は、同圧送便器装置において実行される基本動作の一例を模式的に示す概略フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本開示の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
以下の実施形態では、本実施形態に係る圧送便器装置の一例を設置した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。また、設置された圧送便器装置に対して立位使用状態で対面した使用者を基準として、手前側を前方、その逆側を後方(奥方)とし、また、便器の奥行方向(前後方向)及び上下方向に直交する方向を便器の幅方向として説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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