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公開番号2025028495
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-03
出願番号2023133345
出願日2023-08-18
発明の名称圧送便器装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人協明国際弁理士法人
主分類E03D 11/00 20060101AFI20250221BHJP(上水;下水)
要約【課題】ボウル部の底側における汚物の滞留を軽減し得る圧送便器装置を提供する。
【解決手段】圧送便器装置1は、ボウル部12に洗浄水を供給する洗浄水供給部6と、前記ボウル部の下端の排出部14にトラップ部15を介して連結され、該ボウル部から排出される排水を排水管3に向けて圧送する圧送ポンプ20と、所定の洗浄操作信号を受け付ければ、前記洗浄水供給部及び前記圧送ポンプを制御し、給水・圧送を複数回実行させる制御部25と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ボウル部に洗浄水を供給する洗浄水供給部と、
前記ボウル部の下端の排出部にトラップ部を介して連結され、該ボウル部から排出される排水を排水管に向けて圧送する圧送ポンプと、
所定の洗浄操作信号を受け付ければ、前記洗浄水供給部及び前記圧送ポンプを制御し、給水・圧送を複数回実行させる制御部と、
を備えていることを特徴とする圧送便器装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記制御部は、所定の少数回洗浄操作信号を受け付ければ、前記洗浄操作信号を受け付けたときよりも少数回となるように前記給水・圧送を実行させることを特徴とする圧送便器装置。
【請求項3】
請求項2において、
前記洗浄操作信号を出力する大洗浄操作部と、前記少数回洗浄操作信号を出力する小洗浄操作部と、を備えていることを特徴とする圧送便器装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記制御部は、前記洗浄操作信号を受け付ければ、前記ボウル部に洗浄水を供給させた状態で、圧送を複数回実行させることで前記給水・圧送を複数回実行させることを特徴とする圧送便器装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、圧送便器装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、下水に通じる排水管が床側や壁側等に予め施工されていない箇所、例えば、寝室等に設置される圧送式の便器装置が知られている。
例えば、下記特許文献1には、便器本体から排出される汚水に含まれる汚物を撹拌し、汚水とともに下水へ通じる下流側の排水管へ圧送する圧送装置を備えた圧送式トイレ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-170414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載されたような圧送式トイレ装置では、便器本体の排出部に連なるようにトラップ部が設けられている。そのため、便の状態等によっては、給水及びその後の圧送からなる一連の洗浄動作によって汚物の一部が排出されずにトラップ部との連結部等の便器本体の底側に滞留し易くなる懸念がある。
【0005】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ボウル部の底側における汚物の滞留を軽減し得る圧送便器装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示に係る圧送便器装置は、ボウル部に洗浄水を供給する洗浄水供給部と、前記ボウル部の下端の排出部にトラップ部を介して連結され、該ボウル部から排出される排水を排水管に向けて圧送する圧送ポンプと、所定の洗浄操作信号を受け付ければ、前記洗浄水供給部及び前記圧送ポンプを制御し、給水・圧送を複数回実行させる制御部と、を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る圧送便器装置は、上述のような構成としたことで、ボウル部の底側における汚物の滞留を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係る圧送便器装置の一例を模式的に示す一部破断概略側断面図である。
(a)~(c)は、同圧送便器装置において実行される基本動作の一例を模式的に示す概略側断面図である。
(a)~(c)は、同圧送便器装置において実行される基本動作の一例を模式的に示す概略側断面図である。
(a)は、同圧送便器装置の制御ブロック図、(b)~(d)は、同圧送便器装置において実行される基本動作の一例を模式的に示す概略タイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に本開示の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
以下の実施形態では、本実施形態に係る圧送便器装置の一例を設置した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。また、設置された圧送便器装置に対して立位使用状態で対面した使用者を基準として、手前側を前方、その逆側を後方(奥方)とし、また、便器の奥行方向(前後方向)及び上下方向に直交する方向を便器の幅方向として説明する。
【0010】
図1~図4は、本実施形態に係る圧送便器装置の一例及びその基本動作の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る圧送便器装置1は、図1に示すように、ボウル部12を有する便器本体10を備えている。この圧送便器装置1は、ボウル部12に洗浄水を供給する洗浄水供給部6と、ボウル部12の下端の排出部14にトラップ部15を介して連結され、ボウル部12から排出される排水を排水管3に向けて圧送する圧送ポンプ20と、を備えている。このような構成とすれば、トラップ部15によって封水することができるので、下流側(ポンプ側)の悪臭等の屋内側への移動を抑制するためにボウル部12の下端の排出部14に弁等を設ける必要がなく、構造や制御の簡素化が図れる。また、圧送ポンプ20によって排水(洗浄水やこれに排泄物等の汚物が含まれた汚水、以下、単に汚水とする場合がある。)を排水管3に向けて圧送することができる。これにより、下水に通じる排水管3が床側や壁側等に予め施工されていない箇所にも当該圧送便器装置1を設置することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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