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公開番号2025028302
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2024223811,2021006050
出願日2024-12-19,2021-01-18
発明の名称ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人
主分類A63B 53/04 20150101AFI20250220BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】トウダウンを抑制することができ飛距離性能に優れたゴルフクラブヘッドの提供。
【解決手段】ヘッド4は、フェース部10、クラウン部12、ソール部14及びホーゼル部16を有する。クラウン部12が、クラウン外面12aに、突出部20を有している。フェース側から見たヘッド4の正面図において、突出部20がヘッド4の外輪郭線CL1を構成していない。シャフト軸線Zを接地平面HPに対して垂直とし且つフェース角を0度としたヘッド4を接地平面HPに沿ってヒール側から見たヒール投影図において、突出部20部がヘッド4の外輪郭線CL6を構成している。このヘッド4では、ポジション9において抗力及び揚力を高めることできる。このヘッド4では、ポジション6における空気抵抗が抑制されうる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
打撃フェースを形成するフェース部と、
クラウン外面を形成するクラウン部と、
ソール外面を形成するソール部と、
シャフトが取り付けられシャフト軸線を特定するホーゼル部と、
を有するゴルフクラブヘッドであって、
前記クラウン部が、前記クラウン外面に、突出部を有しており、
前記ヘッドが、前記クラウン部を構成するヘッド本体と、前記ヘッド本体に固定治具により着脱可能に固定され前記突出部を構成する突出部材とを有しており、
フェース側から見たヘッドの正面図において、前記突出部が前記ヘッドの外輪郭線を構成しておらず、
前記シャフト軸線を接地平面に対して垂直とし且つフェース角を0度としたヘッドを前記接地平面に沿ってヒール側から見たヒール投影図において、前記突出部が前記ヘッドの外輪郭線を構成しているゴルフクラブヘッド。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記固定治具が、前記ヘッド本体に設けられたポートに固定される、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項3】
前記固定治具が、ネジ部材と、前記ネジ部材がネジ結合しうるネジ孔を備えたネジ孔部材とを有しており、
前記ネジ孔部材が、前記ヘッド本体に設けられたポートに固定される、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項4】
前記ヘッドの平面視において、フェースセンターよりもヒール側における前記クラウン外面の面積がShとされ、前記突出部の面積がStとされとき、
面積Shのうち面積Stが占める割合が、5%以上70%以下である請求項1から3のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項5】
前記突出部の輪郭線が、前記ヘッドの平面視における外輪郭線に最も近い辺である輪郭近接辺を有しており、
前記突出部の側壁面が、前記輪郭近接辺を下縁とする輪郭近接壁面を有している請求項1から4のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項6】
前記突出部の輪郭線が、前記ヘッドの平面視における外輪郭線に最も近い辺である輪郭近接辺と、前記輪郭近接辺に対向する辺である対向辺とを有しており、
前記対向辺の長さが、前記輪郭近接辺の長さよりも短い請求項1から4のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項7】
前記突出部の輪郭線が、前記ヘッドの平面視における外輪郭線に最も近い辺である輪郭近接辺と、前記輪郭近接辺に対向する辺である対向辺とを有しており、
前記突出部が、前記対向辺に近づくにつれてその幅が小さくなるテーパー形状部を有しており、前記幅は前記対向辺の両端を結ぶ直線の方向に沿って測定される請求項1から4のいずれか1項の記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項8】
前記突出部が、前記ヒール投影図における前記ヘッドのシルエット面積を増加させており、
前記シルエット面積がS1とされ、この面積S1のうち前記突出部に起因する付加面積がS2とされるとき、S2/S1が0.005以上0.10以下である請求項1から7のいずれか1項の記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッドと、グリップと、シャフトとを備えており、
前記シャフトの先端部に前記ゴルフクラブヘッドが装着され、前記シャフトの後端部に前記グリップが装着されているゴルフクラブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブに関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
飛距離に有利なスペックとして、ヘッドの大型化、クラブの長尺化、シャフトを軟らかくして撓りを増大させること、等が知られている。また、ヘッド重量を軽くすることなくシャフトを軽くすることで、振りやすく且つ反発性能が高いクラブが達成されうる。
【0003】
一方、飛距離を阻害する要因の一つに、トウダウン現象がある。特開平11-267251号公報及び特開平10-43332号公報には、トウダウン現象についての開示がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-267251号公報
特開平10-43332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
飛距離に有利なスペックは、トウダウンを増大させうることが判明した。従来のゴルフクラブでは、トウダウンの抑制と飛距離の増大とはトレードオフの関係にあり、それらの両立は困難であった。
【0006】
本開示の目的の一つは、トウダウンを抑制することができ飛距離性能に優れたゴルフクラブヘッドの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一つの態様では、ゴルフクラブヘッドは、打撃フェースを形成するフェース部と、クラウン外面を形成するクラウン部と、ソール外面を形成するソール部と、シャフトが取り付けられシャフト軸線を特定するホーゼル部と、を有する。前記クラウン部が、前記クラウン外面に、突出部を有している。フェース側から見たヘッドの正面図において、前記突出部が前記ヘッドの外輪郭線を構成していない。前記シャフト軸線を接地平面に対して垂直とし且つフェース角を0度としたヘッドを前記接地平面に沿ってヒール側から見たヒール投影図において、前記突出部が前記ヘッドの外輪郭線を構成している。
【発明の効果】
【0008】
一つの側面として、トウダウンが抑制され飛距離性能に優れたゴルフクラブヘッドが提供されうる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係るゴルフクラブを示す。
図2(a)は第1実施形態のヘッドをフェース側から見た正面図であり、基準状態のヘッドを示している。図2(b)は、ヒール投影姿勢にある第1実施形態のヘッドをフェース側から見た図である。
図3は、第1実施形態のヘッドをクラウン側から見た平面図である。
図4は、第1実施形態のヘッドをヒール側から見た側面図である。
図5は、第1実施形態のヘッドを傾斜ヒール側から見た図である。図5は、ヒール投影図である。
図6は、トウ側且つバック側の方向から見たときの、第1実施形態のヘッドの外輪郭線の一部を示す。
図7は、図3のA-A線に沿った断面図における、ヘッド外面の断面線を示す。
図8は、図3のB-B線に沿った断面図における、ヘッド外面の断面線を示す。
図9は、図3のC-C線に沿った断面図における、ヘッド外面の断面線を示す。
図10は、図3のD-D線に沿った断面図における、ヘッド外面の断面線を示す。
図11は、図7の四角線Q1で囲まれた部分の拡大図である。図11には、クラウン基面の仮想延長線が追記されている。
図12は、図9の四角線Q2で囲まれた部分の拡大図である。図12には、クラウン基面の仮想延長線が追記されている。
図13(a)は、図5のヒール投影図をシルエットにした図である。図13(b)は、このシルエットの輪郭線の一部を示す。図13(b)は、第1実施形態のヘッドのヒール投影図の、外輪郭線の一部である。
図14は、第2実施形態のヘッドをクラウン側から見た平面図である。
図15は、第3実施形態のヘッドをクラウン側から見た平面図である。
図16は、第4実施形態のヘッドをクラウン側から見た平面図である。
図17は、第5実施形態のヘッドをクラウン側から見た平面図である。
図18は、第6実施形態のヘッドをクラウン側から見た平面図である。
図19(a)は、第7実施形態のヘッドをトウ側且つバック側の方向から見たときの、当該ヘッドの外輪郭線の一部を示す。図19(b)は、第8実施形態のヘッドをトウ側且つバック側の方向から見たときの、当該ヘッドの外輪郭線の一部を示す。
図20(a)は第9実施形態のヘッドの斜視図であり、図20(b)は図20(a)のb-b線に沿った断面図である。図20(b)ヘッド本体の断面の記載が省略されている。
図21(a)は、第9実施形態のヘッドのヘッド本体の斜視図であり、図21(b)は図21(a)のb-b線に沿った断面図である。図21(b)では、ヘッド本体の断面の記載が省略されている。
図22(a)は、第10実施形態のヘッドの斜視図であり、図22(b)は、図22(a)のb-b線に沿った断面図であり、図22(c)は、図22(a)のc-c線に沿った断面図である。図22(b)及び図22(c)では、ヘッド本体の断面の記載が省略されている。
図23(a)は、第10実施形態のヘッドのヘッド本体の斜視図であり、図23(b)は図23(a)のb-b線に沿った断面図であり、図23(c)は図23(a)のc-c線に沿った断面図である。図23(b)及び図23(c)では、ヘッド本体の断面の記載が省略されている。
図24は、ダウンスイングにおけるゴルフクラブの動きを示す。
図25(a)及び図25(b)は、ポジション9において、突出部の無いヘッドに作用する力を図示した概念図である。図25(c)は、このヘッドのインパクトでの姿勢を示す概念図である。
図26(a)及び図26(b)は、ポジション9において、突出部のあるヘッドに作用する力を図示した概念図である。図26(c)は、このヘッドのインパクトでの姿勢を示す概念図である。
図27(a)は、テスター1から9のヘッドスピード(H/S)の平均値を示す。棒グラフの左側がクラブA(突出部無し)の結果であり、右側がクラブB(突出部有り)の結果である。図27(b)は、テスター1から9の、打点とフェースセンターとの距離の平均値を示す。棒グラフの左側がクラブA(突出部無し)の結果であり、右側がクラブB(突出部有り)の結果である。
図28(a)は、テスター1から9の、フェース角の平均値を示す。棒グラフの左側がクラブAの結果であり、右側がクラブBの結果である。図28(b)は、テスター1から9の、ミート率の平均値を示す。ミート率は、ボール初速(B/S)をヘッドスピード(H/S)で除することで算出される。棒グラフの左側がクラブAの結果であり、右側がクラブBの結果である
図29(a)は、テスター1から9の、ヘッドスピード(H/S)の標準偏差を示す。棒グラフの左側がクラブAの結果であり、右側がクラブBの結果である。図29(b)は、テスター1から9の、打点とフェースセンターとの距離の標準偏差を示す。棒グラフの左側がクラブAの結果であり、右側がクラブBの結果である。
図30は、テスター1から9の、フェース角の標準偏差を示す。棒グラフの左側がクラブAの結果であり、右側がクラブBの結果である。
図31は、基準状態を説明するための概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(本開示の基礎となった知見)
トウダウン現象は、ヘッドの重心の位置がシャフト軸線から離れていることに起因して生ずる。スイング中において、ヘッドの重心には、遠心力が作用する。図1が示すように、ヘッドの重心CGは、シャフト軸線Zよりもトウ側に位置する。このため、上記遠心力により、ヘッドのトウ側が下がるようにシャフトが撓む。また、図4が示すように、ヘッドの重心CGは、シャフト軸線Zよりもバック側に位置する。このため、上記遠心力により、ヘッドのバック側が下がるようにシャフトが撓む。結局、上記遠心力により、ヘッドのトウ側及びバック側が下がるように、シャフトは撓み且つ捻れる。シャフトは、ヘッドのトウ側が下がるように撓み、且つ、フェースが開く方向に捻れる。これがトウダウン現象である。上記遠心力が大きいほど、トウダウンは大きくなる。また、ヘッド重心がシャフト軸線から離れるほど、トウダウンは大きくなる。
(【0011】以降は省略されています)

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