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公開番号2025028252
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2024220398,2021066793
出願日2024-12-16,2021-04-09
発明の名称PET容器及びその製造方法
出願人東洋製罐株式会社
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類B65D 23/08 20060101AFI20250220BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】直接印刷した場合でも視認性の良好な容器を提供する。
【解決手段】ポリエチレンテレフタレート(PET)により成形され、内容物を保持可能な透明な容器本体と、容器本体の外側面又は内側面の一部に設けられた不透明領域と、不透明領域の少なくとも一部に設けられた、着色剤を含む印刷層と、を備える、PET容器を提供する。また、ポリエチレンテレフタレート(PET)を用いて、内容物を保持可能で透明な容器本体を成形する成形段階と、容器本体の外側面又は内側面を少なくとも部分的に不透明化する不透明化段階と、容器本体の不透明化された部分に、インクジェット方式で印刷層を形成する印刷段階と、を備えるPET容器の製造方法を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポリエチレンテレフタレート(PET)により成形され、内容物を保持可能な透明な容器本体と、
前記容器本体の外側面又は内側面の一部に設けられた不透明領域と、
前記不透明領域の少なくとも一部に設けられた、着色剤を含む印刷層と、
を備え、
前記不透明領域は、前記容器本体のPETをを少なくとも部分的に結晶化することで白化した領域であり、
前記不透明領域のヘーズは0.5~100であり、
前記不透明領域のPETの熱誘導結晶化度は15%~80%である、
PET容器。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記不透明領域の厚さは、0.05~1mmである、
請求項1に記載のPET容器。
【請求項3】
前記容器本体は、
中間層と、
ポリエチレンテレフタレートからなり、前記中間層を挟むPET層と、
を含む請求項1に記載のPET容器。
【請求項4】
前記中間層は、ナイロン又はリサイクルPETを含む、
請求項3に記載のPET容器。
【請求項5】
前記不透明領域の全光線透過率は85%以下であり、
前記全光線透過率は、400~700nmの波長光に対する透過率の平均である、
請求項1から4のいずれか1項に記載のPET容器。
【請求項6】
前記印刷層は、印刷された文字を含み、
前記不透明領域は、少なくとも前記文字のフチ部分に設けられる、
請求項1から5のいずれか1項に記載のPET容器。
【請求項7】
前記容器本体の外側面に形成された文字又は記号を表す凹部を更に備える、
請求項1から6のいずれか1項に記載のPET容器。
【請求項8】
前記凹部の前記文字又は記号は、前記容器本体の素材に関する情報を表し、
前記印刷層は、前記PET容器を用いて販売される製品に固有の情報を表す、
請求項7に記載のPET容器。
【請求項9】
ポリエチレンテレフタレート(PET)を用いて、内容物を保持可能で透明な容器本体を成形する成形段階と、
前記容器本体の外側面又は内側面を少なくとも部分的に不透明化した不透明領域を形成する不透明化段階と、
前記容器本体の不透明化された部分に、インクジェット方式で印刷層を形成する印刷段階と、
を備え、
前記不透明化段階は、前記容器本体のPETを少なくとも部分的に結晶化することにより白化することを含み、
前記不透明領域のヘーズは0.5~100であり、
前記不透明領域のPETの熱誘導結晶化度は15%~80%である、
PET容器の製造方法。
【請求項10】
前記不透明領域の厚さは、0.05~1mmである、
請求項9に記載のPET容器の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、PET容器及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
容器本体の表面に印刷層を設けた容器が知られている(特許文献1)。しかし、透明の容器に施した印刷は視認性が悪く、印刷された文字やコード等が認識しづらかった。容器の外側に設けたラベルに文字等を印刷する場合には視認性は向上するが、リサイクルの際等にラベルを剥離する必要があり、ラベルの分別が必要になる場合もあった。
[特許文献1]特開2018-52607号公報
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様においては、ポリエチレンテレフタレート(PET)により成形され、内容物を保持可能な透明な容器本体と、容器本体の外側面又は内側面の一部に設けられた不透明領域と、不透明領域の少なくとも一部に設けられた、着色剤を含む印刷層と、を備える、PET容器を提供する。
【0004】
また、第2の態様においては、ポリエチレンテレフタレート(PET)を用いて、内容物を保持可能で透明な容器本体を成形する成形段階と、容器本体の外側面又は内側面を少なくとも部分的に不透明化する不透明化段階と、容器本体の不透明化された部分に、インクジェット方式で印刷層を形成する印刷段階と、を備えるPET容器の製造方法を提供する。
【0005】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴のすべてを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本実施形態における、容器100の外観の一例を示す。
本実施形態における、容器100の層構成の一例を示す。
本実施形態における、容器100の層構成の別の一例を示す。
本実施形態における、容器100の層構成の別の一例を示す。
本実施形態における、容器100の外観の別の一例を示す。
本実施形態における、容器100の外観の別の一例を示す。
本実施形態における、容器100の外観の別の一例を示す。
本実施形態の容器100の製造方法のフローの一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0008】
図1は、本実施形態における、容器100の一例を示す。容器100は、透明な外観を有し、少なくとも一部に印刷が施される。容器100は、容器本体10と、不透明領域20と、印刷層30と、透明領域35とを有する。
【0009】
容器本体10は、内容物を保持可能な構造物である。容器本体10は、樹脂又はガラス等のリサイクル可能な透明材料により成形される。例えば、容器本体10はポリエチレンテレフタレート(PET)により成形され、この場合容器100はPET容器となり、ペットボトル等と称される。容器本体10に保持される内容物は、飲料、食品、薬品、又は、工業製品等であってよい。容器本体10の詳細は後述する。
【0010】
不透明領域20は、容器本体10の外側面又は内側面の一部に設けられた不透明な領域であり、例えば、容器本体10の外側面又は内側面の一部が白化した領域である。不透明領域20は、容器100の口蓋部(すなわちキャップ等の蓋が取り付けられる部分)以外の一部の領域に設けられてよい。例えば、不透明領域20は、容器100の胴部分、底部分、及び/又は、肩部分の一部又は全体に設けられてよい。
(【0011】以降は省略されています)

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