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公開番号
2025025684
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130713
出願日
2023-08-10
発明の名称
電子レンジ用パウチ
出願人
東洋製罐株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
81/34 20060101AFI20250214BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】優れた開封性が得られながら、加熱時に易開封部が意図せず破断されることがない電子レンジ用パウチの提供。
【解決手段】電子レンジ用パウチ100は、積層フィルムを熱接着することにより袋状に成形され、加熱時に収容部内の蒸気を自動的に逃がす自動蒸気抜き機構120を備えるものであって、積層フィルムが、外層から順に、少なくとも、二軸延伸フィルム層、二軸延伸フィルム層、シーラント層が積層されてなり、収容部101内に内容物が充填された状態における積層フィルムの含水率が1.0%以下であり、積層フィルムの中間層220に易開封部130を有し、易開封部は、中間層を厚み方向に全貫通するよう切り込まれた加工部222が断続的に線状に連なる断続カット線221よりなるものであることにより、上記課題を解決するものである。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
積層フィルムを熱接着することにより袋状に成形され、加熱時に収容部内の蒸気を自動的に逃がす自動蒸気抜き機構を備えた電子レンジ用パウチであって、
前記自動蒸気抜き機構は、加熱時に収容部の内圧が上昇することで剥離を開始するように構成された蒸気抜きシール部と、前記蒸気抜きシール部によって囲まれた蒸気開放部とを備え、
前記積層フィルムが、外層から順に、少なくとも、二軸延伸フィルム層、二軸延伸フィルム層、シーラント層が積層されてなり、
前記収容部内に内容物が充填された状態における前記積層フィルムの含水率が1.0%以下であり、
前記積層フィルムの中間層に易開封部を有し、
前記易開封部は、前記中間層を厚み方向に全貫通するよう切り込まれた加工部が断続的に線状に連なる断続カット線よりなるものであることを特徴とする電子レンジ用パウチ。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記積層フィルムが、外層から順に、少なくとも、二軸延伸フィルム層、ポリブチレンテレフタレート層、シーラント層、または、外層から順に、少なくとも、二軸延伸フィルム層、ポリエチレンテレフタレート層、シーラント層が積層されてなることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ用パウチ。
【請求項3】
前記積層フィルムが、外層から順に、少なくとも、ポリエチレンテレフタレート層または蒸着ポリエチレンテレフタレート層、ポリブチレンテレフタレート層、無延伸ポリプロピレン層が積層されてなることを特徴とする請求項2に記載の電子レンジ用パウチ。
【請求項4】
前記加工部の長さAと、隣接する前記加工部の最短距離Bとの比A/Bが、2.0~4.8であることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ用パウチ。
【請求項5】
前記積層フィルムの前記易開封部の伸びる方向と直交する方向の破断強度が55N/15mm以上であることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ用パウチ。
【請求項6】
積層フィルムを熱接着することにより袋状に成形され、加熱時に収容部内の蒸気を自動的に逃がす自動蒸気抜き機構を備えた電子レンジ用パウチであって、
前記自動蒸気抜き機構は、加熱時に収容部の内圧が上昇することで剥離を開始するように構成された蒸気抜きシール部と、前記蒸気抜きシール部によって囲まれた蒸気開放部とを備え、
前記積層フィルムが、外層から順に、少なくとも、二軸延伸フィルム層、二軸延伸フィルム層、シーラント層が積層されてなり、
前記収容部内に内容物が充填された状態における前記積層フィルムの含水率が1.0%以下であり、
前記積層フィルムの中間層に易開封部を有し、
前記易開封部は、前記中間層を厚み方向に全貫通する切り込みが連続して伸びる連続カット線よりなるものであり、
前記二軸延伸フィルムの引張試験(雰囲気温度200℃、サンプル幅10mm、チャック間距離20mm、引張速度1mm/min)における、サンプルの伸びが10mmとなった時点におけるサンプルの単位厚み当たりの荷重が0.25N/μm以下であることを特徴とする電子レンジ用パウチ。
【請求項7】
前記積層フィルムが、外層から順に、少なくとも、二軸延伸フィルム層、ポリブチレンテレフタレート層、シーラント層、または、外層から順に、少なくとも、二軸延伸フィルム層、ポリエチレンテレフタレート層、シーラント層が積層されてなることを特徴とする請求項6に記載の電子レンジ用パウチ。
【請求項8】
前記積層フィルムが、外層から順に、少なくとも、ポリエチレンテレフタレート層または蒸着ポリエチレンテレフタレート層、ポリブチレンテレフタレート層、無延伸ポリプロピレン層が積層されてなることを特徴とする請求項6に記載の電子レンジ用パウチ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、重ねた積層フィルムを熱接着することにより袋状に成形され、加熱時に内部の蒸気を自動的に逃がす自動蒸気抜き機構を備えた電子レンジ用パウチに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、重ねた積層フィルムを熱接着することにより袋状に成形されたパウチ内に、調理済あるいは半調理済の食品を収容し、当該食品を食べる時に、電子レンジによって加熱調理する包装食品が市場に出回っている。
【0003】
このようなパウチでは、電子レンジで加熱すると、食品から発生する蒸気や内部空気の熱膨張によりパウチの内圧が高まり、パウチに破袋や変形が生じたり、また、破袋によりパウチ内の食品が飛散したりする虞がある。
【0004】
そのため、近年、電子レンジ用のパウチには、加熱時に内部の蒸気を自動的に逃がす自動蒸気抜き機構が一般的に設けられている。このような自動蒸気抜き機構を備えたパウチとしては、重ねた積層フィルムの一部を熱接着して環状の蒸気抜きシール部を設け、環状の蒸気抜きシール部に囲まれた蒸気開放部に蒸気抜き孔を設けたパウチが知られている(例えば特許文献1、2参照。)。
【0005】
この特許文献1のパウチでは、電子レンジによる加熱に伴ってパウチの内圧が高まると、蒸気抜きシール部の一部の破断が始まり、パウチの内圧上昇による応力集中により蒸気抜きシール部が後退し、剥離が弱化部に到達すると水蒸気等が外部に排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-249176号公報
特開2005-187079号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一方、パウチにおいて、使用者が内容物を取り出す際に鋏等を使わずに手で開封できるような加工を施したものが知られている。このような加工としては、フィルムに例えば線状の易開封部を形成するハーフカット加工がある。
然るに、電子レンジ用パウチにおいて上記のようなハーフカット加工を施すと、電子レンジによる加熱に伴ってパウチの内圧が高まったときにこの加工部位から破断が生じてしまう虞がある。
【0008】
本発明は、上述の問題点を解決するものであり、優れた開封性が得られながら、加熱時に易開封部が意図せず破断されることがない電子レンジ用パウチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の電子レンジ用パウチは、積層フィルムを熱接着することにより袋状に成形され、加熱時に収容部内の蒸気を自動的に逃がす自動蒸気抜き機構を備えた電子レンジ用パウチであって、
前記自動蒸気抜き機構は、加熱時に収容部の内圧が上昇することで剥離を開始するように構成された蒸気抜きシール部と、前記蒸気抜きシール部によって囲まれた蒸気開放部とを備え、
前記積層フィルムが、外層から順に、少なくとも、二軸延伸フィルム層、二軸延伸フィルム層、シーラント層が積層されてなり、
前記収容部内に内容物が充填された状態における前記積層フィルムの含水率が1.0%以下であり、
前記積層フィルムの中間層に易開封部を有し、
前記易開封部は、前記中間層を厚み方向に全貫通するよう切り込まれた加工部が断続的に線状に連なる断続カット線よりなるものであることにより、上記課題を解決するものである。
【0010】
本発明の電子レンジ用パウチにおいては、前記積層フィルムが、外層から順に、少なくとも、二軸延伸フィルム層、ポリブチレンテレフタレート層、シーラント層、または、外層から順に、少なくとも、二軸延伸フィルム層、ポリエチレンテレフタレート層、シーラント層が積層されたものとすることができ、さらに、前記積層フィルムが、外層から順に、少なくとも、ポリエチレンテレフタレート層または蒸着ポリエチレンテレフタレート層、ポリブチレンテレフタレート層、無延伸ポリプロピレン層が積層されたものとすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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