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公開番号2025026666
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2024216075,2023144129
出願日2024-12-11,2017-01-24
発明の名称発光装置
出願人株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類H10K 50/13 20230101AFI20250214BHJP()
要約【課題】消費電力の低い新規な発光装置を提供する。
【解決手段】第1の発光素子と第2の発光素子とを有する発光装置である。第1の発光素
子は、第1の電極と、第2の電極と、発光層と、を有し、第2の発光素子は、第1の電極
と、第3の電極と、発光層と、を有する。第2の電極は、第1の導電膜のみからなり、第
3の電極は、第2の導電膜と、第3の導電膜と、を有する。第1の電極は、光を反射する
機能を有する。第2の導電膜は、光を反射する機能と、光を透過する機能と、を有する。
第1の導電膜及び第3の導電膜は、光を透過する機能を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
発光素子と、量子ドットを用いる色変換素子と、酸化物半導体を含むトランジスタと、を有し、
前記発光素子は、第1の電極と、第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に設けられた第1の発光層と、前記第1の発光層と前記第2の電極との間に設けられた第2の発光層と、を有し、
前記第1の発光層に含まれる発光材料の発光ピーク波長は、前記第2の発光層に含まれる発光材料の発光ピーク波長より短く、
前記第2の発光層は、第1の有機化合物と、第2の有機化合物と、を含み、
前記第1の有機化合物のHOMO準位は、前記第2の有機化合物のHOMO準位より高く、
前記第1の有機化合物のLUMO準位は、前記第2の有機化合物のHOMO準位より高く、
前記発光素子は、前記酸化物半導体を含むトランジスタと接続され、
前記発光素子からの光は、前記色変換素子を介して長い波長の光に変換されて射出される発光装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
発光素子と、量子ドットを用いる色変換素子と、酸化物半導体を含むトランジスタと、を有し、
前記発光素子は、第1の電極と、第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間に設けられた第1の発光層と、前記第1の発光層と前記第2の電極との間に設けられた第2の発光層と、を有し、
前記第1の発光層に含まれる発光材料の発光ピーク波長は、前記第2の発光層に含まれる発光材料の発光ピーク波長より短く、
前記第2の発光層は、第1の有機化合物と、第2の有機化合物と、を含み、
前記第1の有機化合物のHOMO準位と前記第2の有機化合物のHOMO準位とのエネルギー差は、0.05eV以上であり、
前記第1の有機化合物のLUMO準位と前記第2の有機化合物のLUMO準位とのエネルギー差は、0.2eV以上であり、
前記発光素子は、前記酸化物半導体を含むトランジスタと接続され、
前記発光素子からの光は、前記色変換素子を介して長い波長の光に変換されて射出される発光装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2において、
前記第1の発光層は、第4の有機化合物を有し、
前記第4の有機化合物のT1準位は、前記第1の有機化合物のT1準位及び前記第2の有機化合物のT1準位よりも低い発光装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
前記第1の電極は、金属酸化物を有する第1の導電膜と、前記第1の導電膜上のAgを有する第2の導電膜と、前記第2の導電膜上の金属酸化物を有する第3の導電膜、を有する発光装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、発光装置、または該発光装置を有する表示装置、電子機器、及び照
明装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【0002】
なお、本発明の一態様は、上記の技術分野に限定されない。本明細書等で開示する発明
の一態様の技術分野は、物、方法、または、製造方法に関する。または、本発明の一態様
は、プロセス、マシン、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マ
ター)に関する。そのため、より具体的に本明細書で開示する本発明の一態様の技術分野
としては、半導体装置、表示装置、液晶表示装置、発光装置、照明装置、蓄電装置、記憶
装置、それらの駆動方法、または、それらの製造方法、を一例として挙げることができる

【背景技術】
【0003】
近年、エレクトロルミネッセンス(Electroluminescence:EL)
を利用した発光装置の研究開発が盛んに行われている。これら発光装置の基本的な構成は
、一対の電極間に発光性の物質を含む層(EL層)を挟んだ構成である。この素子の電極
間に電圧を印加することにより、発光性の物質からの発光が得られる。
【0004】
上述の発光装置は自発光型であるため、これを用いた表示装置は、視認性に優れ、バッ
クライトが不要であり、消費電力が少ない等の利点を有する。さらに、薄型軽量に作製で
き、応答速度が高いなどの利点も有する。
【0005】
また、上述の発光装置を表示装置に用いる場合、画素中の各副画素にそれぞれ互いに異
なる色の光を呈する機能を有するEL層を設ける方法(以下、塗り分け方式と呼ぶ)と、
画素中の副画素に例えば白色の光を呈する機能を有する共通のEL層を設け、各副画素に
それぞれ異なる色の光を透過する機能を有するカラーフィルタを設ける方法(以下、カラ
ーフィルタ方式と呼ぶ)がある。
【0006】
カラーフィルタ方式の利点としては、全副画素でEL層を共通とすることができるため
、塗り分け方式と比較して、EL層の材料の損失が少なく、またEL層形成時に要する工
程を少なくできるため、表示装置を低コストで高い生産性をもって製造できることが挙げ
られる。次に、塗り分け方式においては、各副画素のEL層の材料が互いに混入すること
を防ぐために、各副画素間に余白が必要となるが、カラーフィルタ方式では当該余白が不
要であるため、より画素の密度が高く高精細な表示装置を実現することが挙げられる。
【0007】
上記発光装置は、EL層に含まれる発光性の物質の種類によって、様々な発光色を提供
することができる。照明装置への応用を考えた場合、白色またはそれに近い色の発光を呈
する高効率な発光装置が求められている。また、カラーフィルタ方式の表示装置への応用
を考えた場合、色純度が高い発光を呈する高効率な発光装置が求められている。また、こ
れらに用いる発光装置としては、消費電力の少ない発光装置が求められている。
【0008】
発光装置の発光効率を向上させるためには、発光装置からの光の取出し効率を向上させ
ることが重要である。発光装置からの光の取り出し効率を向上させるために、一対の電極
間で光の共振効果を利用した微小光共振器(マイクロキャビティ)構造を採用し、特定波
長における光強度を増加させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
また、白色を発光する発光装置として、複数のEL層の間に電荷発生層を設ける素子(
タンデム素子ともいう)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2012-182127号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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