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公開番号2025026428
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2024131948
出願日2024-08-08
発明の名称カット及びピール用ナイフ
出願人ラーサ イワン
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B26B 11/00 20060101AFI20250214BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】特定の厚さの一部を切り落とすためにも、とりわけ皮をむくために用いられ得る、危険のないナイフを提供する。
【解決手段】ナイフ(1)は、ハンドル(2)とブレード(3)を備える。ブレードは、ナイフ中心面においてカッティングエッジ(4)から尖っていないスパイン(5)まで延在している。ナイフは、ナイフ中心面に対して直交するように配向されたピボット軸(7)の回りに、第1の位置と第2の位置との間を、尖っていないスパインを越えて運動可能なガイド要素(6)を有する。ガイド要素は、第1の位置においてはハンドルのところにある。第2の位置においては、ガイド要素が、カッティングエッジとガイド要素のアゴ部との間にブレードクリアランスが構成されているように、カッティングエッジに組み込まれている。ナイフは、通常のナイフとしても、また第2の位置にあるガイド要素を用いて、ピーラーとしても、最適に用いることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ハンドル(2)と、前記ハンドル(2)に取り付けられた少なくとも一つのブレード(3)とを有するカット及びピール用ナイフ(1)であって、前記ブレード(3)が、ナイフ中心面においてはカッティングエッジ(4)から、前記カッティングエッジ(4)とは反対側の尖っていないスパイン(5)まで延在しており、前記ハンドル(2)がハンドル縦軸に沿って延在しており、かつ前記ナイフ(1)の前記ブレード(3)が、切り分けるか又は皮をむくときに前記ハンドル縦軸の向きに前記ハンドル(2)から遠ざかるように延在している、ナイフ(1)において、
前記ナイフ(1)が、前記ナイフ中心面に対して横向きに配向されたピボット軸(7)の回りに、第1の位置(8)と第2の位置(9)との間を、前記ハンドル縦軸の向きに前記ハンドル(2)から遠ざかるように延在している前記ブレード(3)の前記尖っていないスパイン(5)を越えて運動可能なガイド要素(6)を含み、前記ガイド要素(6)が、前記第1の位置(8)においては前記ハンドル(2)のところに位置しており、かつ前記第2の位置(9)においては、前記カッティングエッジ(4)と前記ガイド要素(6)のアゴ部(10)との間にブレードクリアランス(11)が構成されているように、前記カッティングエッジ(4)に組み込まれていることを特徴とする、ナイフ(1)。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
ピボット軸(7)がナイフ中心面と直交するように配向されていることを特徴とする、請求項1に記載のナイフ(1)。
【請求項3】
ガイド要素(6)が、ピボット軸(7)とは反対側の自由端の領域内に係合要素(12)を有し、前記係合要素(12)が、前記ガイド要素(6)が第2の位置(9)にあるときに、ブレード(3)を貫通する位置決め穴(13)の中に篏合し、前記ガイド要素(6)の指でつまむことができる取出し要素(14)が、前記係合要素(12)を前記位置決め穴(13)から取り出し、前記ガイド要素(6)を第1の位置(8)に向かって動かすことを可能にすることを特徴とする、請求項1又は2に記載のナイフ(1)。
【請求項4】
第2の位置(9)において、ガイド要素(6)上に切っ先領域(15)を有するブレード(3)がハンドル(2)から遠ざかるように突出し、前記切っ先領域が芽取り領域として用いることが可能であることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載のナイフ(1)。
【請求項5】
ハンドル(2)がガイド要素(6)のための収容領域(16)を有し、それにより第1の位置(8)において前記ガイド要素(6)が、前記収容領域(16)内に少なくとも部分的に収容されていることを特徴とする、請求項1~4のいずれかに記載のナイフ(1)。
【請求項6】
ピボット軸(7)が、前記ブレード(3)の領域内に配置されており、領域が、ハンドル(2)から遠ざかるように延在しているブレード(3)において前記ハンドル(2)と対向されており、前記ピボット軸(7)において好適には前記ガイド要素(6)に接続されたピン又はリベットが、前記ブレード(3)のボアに挿通されていることを特徴とする、請求項1~5のいずれかに記載のナイフ(1)。
【請求項7】
ピボット軸(7)が、ハンドル(2)の末端領域に配置されており、前記ピボット軸(7)において好適には、ガイド要素(6)を第2の位置(9)に固定して、予め定められた復元力を上回る力がかけられるか、又はロック機構が解除されるときにのみ、前記ガイド要素(6)が第1の位置(8)に向かって運動可能である、位置決め装置が構成されていることを特徴とする、請求項1~5のいずれかに記載のナイフ(1)。
【請求項8】
ブレード(3)が、運動可能にハンドル(2)に取り付けられており、前記ブレード(3)のカッティングエッジ(4)が、閉じた位置(20)においては、前記ハンドル(2)のところに配置されており、それにより前記カッテイングエッジ(4)には触れることができないようになっており、かつ開いた位置(21)においては、前記ブレード(3)がハンドル縦軸の向きに前記ハンドル(2)から突出することを特徴とする、請求項7に記載のナイフ(1)。
【請求項9】
ブレード(3)の、閉じた位置(20)と開いた位置(21)との間の運動が、運動軸回りの開閉運動によって達成可能であり、前記運動軸が、ナイフ中心面に対して直交するように配向されて、ハンドル(2)の末端領域に配置されていること、かつ前記運動軸において好適には、前記ブレード(3)を前記開いた位置(21)及び前記閉じた位置(22)に固定して、予め定められた運動力を上回る力がかけられるときにのみ、前記ブレードがそれぞれ他方の位置(20、21)に向かって運動可能である位置決め装置が構成されていることを特徴とする、請求項8に記載のナイフ(1)。
【請求項10】
ブレード(3)の、閉じた位置と開いた位置(20、21)との間の運動を、ハンドル縦軸の向きにハンドル(2)から出し入れするスライド運動によって達成可能であり、前記ブレードを前記開いた位置及び前記閉じた位置(21、22)に固定して、予め定められた運動力を上回る力がかけられたときにのみ、前記ブレードがそれぞれ他方の位置(20、21)に向かって運動可能である位置決め装置が構成されていることを特徴とする、請求項8に記載のナイフ(1)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前段部分に記載のナイフに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
ナイフは、ハンドルと、カッティングエッジを有する少なくとも一つのブレードとを備える。このブレードは、中心面のところでは、カッティングエッジから尖っていないスパインまで延在している。食品を加工するためには、ナイフが用いられる。そこでは、ナイフは、その時々の加工法及びそれらの利用場所に合わせて設計されている。慣行の加工法に数えられるのは、切り分け、突き刺し、刻み、及び皮むきである。果物、ジャガイモ又は野菜の皮をむくためには、ブレードの短いナイフ又はピーラーが用いられる。ピーラーは、カッティングエッジと、ブレードに固定式に接続された、食材に当てるアゴ部を有するガイド要素とを含み、このカッティングエッジとアゴ部との間にブレードクリアランスが構成されており、それにより皮をむく際に、その厚さが、このブレードクリアランスによって規定される皮片のみが切り落とされる。
【0003】
食品は、たいていキッチンで加工されるが、アウトドアでも加工される。ハンドル及びブレードの多様な形態は、その時々の加工法を容易にするべきである。切り分け用のナイフでは、ハンドルがハンドル縦軸(Grifflangsachse)に沿って延在しており、ブレードは、ハンドル縦軸の向きにハンドルから遠ざかるように延在している。
【0004】
アウトドアで使用され、持ち運びの際に危害を及ぼす原因となってはならないナイフでは、ブレードが運動可能にハンドルに取り付けられている。ブレードのカッティングエッジは、閉じた位置においてはハンドルのところに配置されており、それによりカッティングエッジには触れることができないようになっている。ブレードを、ハンドルの末端領域のところでブレードピボット部回りに回転させて外に開き出すことによって、又はハンドルからのスライド運動によって、ブレード及びそのカッティングエッジは、ブレードがハンドル縦軸の向きにハンドルから遠ざかるように延在している作業位置に、すなわち、開いた位置に到達する。
【0005】
ピーラーの場合、ハンドル縦軸に対するカッティングエッジの向きには、特徴が異なる二つの配向方式がある。ピーラーのカッティングエッジがハンドル縦軸に対して直交するように配向されている場合は、皮をむく際に、腕全体が動かされることが多い。ピーラーのカッティングエッジがハンドル縦軸の向きにハンドルから遠ざかるように延在している場合は、皮をむくために手首を動かすだけで十分であり得る。
【0006】
CH292339には、フリーカット用として用いられ得るナイフが記載される。このナイフは、一つの直線部と二つの端部とを有するリジッドワイヤと一緒に、ジャガイモ、ニンジン、ナシ、リンゴ、及びその他の果物から一部を切り落とすために用いられ得る。このワイヤの両端部はいずれも、平行な巻取り軸回りに逆向きにコイル状に巻き取られている。両側の直線部に続いている両領域内においては、端部の円弧セグメントが平行な巻取り軸を中心として直接上下に重なり合うように延び、ナイフのブレードのための収容領域を一つずつ形成している。
【0007】
ワイヤをナイフのブレードに取り付けるために、ワイヤ及びナイフは、ブレードの中心面が平行な巻取り軸に対して直交するように延在するように配向される。このような相互の配向状態では、ブレードのカッティングエッジは、両端部のいずれも上下に重なり合うように延びている円弧セグメント間のこれらの収容領域内に挿入される。
【0008】
リジッドワイヤの直線部から巻き取られた両端部への移行部は、ブレードの中心面に対して横向きに、すなわち巻取り軸に沿った成分を有する向きに延び、ブレードのカッティングエッジ用のストッパを一つずつ形成している。リジッドワイヤが、両ストッパのところまで、ブレードに篏合されている場合には、カッティングエッジと対向する直線部の領域が、ブレードの中心面までの間隔をおいて延びるアゴ部を形成する。例えば、ブレードを用いて、果物、ジャガイモ又は野菜にこのアゴ部を当接させた際にこれらから切り落とされる皮などの、切り落とされる部分の厚さは、この間隔によって定義される。
【0009】
ワイヤをブレードのカッティングエッジ上に篏合させるのは危険である。というのも、そのために使われる人の指がカッティングエッジに対して勢いよく押し付けられ、その際に意図せずにカッティングエッジに触れてしまう可能性があるからである。これは、鋭利なナイフでは、高い切創リスクに結びついている。それに加え、リジッドワイヤの直線部から巻き取られた両端部への両移行部は、篏合される際にはカッティングエッジに対して押し付けられる。カッティングエッジは、この硬いワイヤにより接触地点に望ましくない変形を生じる。少なくともアゴ部を伴うワイヤの頻繁な着脱により、カッティングエッジは切れ味を落としてしまう。処理される生産物から一部を完全に切り落とす前に、ブレードを切る向きとは逆方向に引き戻してしまうと、ワイヤがブレードから脱落する可能性があり、切り落とされた皮の中からワイヤを探し出して再び篏合させなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
CH292339
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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