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公開番号2025025946
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023131229
出願日2023-08-10
発明の名称蓋体及び包装用容器
出願人デンカ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 21/036 20060101AFI20250214BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】突起部の変形を抑制することができると共に、蓋体の製造を容易化することができる蓋体及び包装容器を提供する。
【解決手段】蓋体20は、容器本体に取り付けられて容器1を構成する。蓋体20は、天板部21及び側壁部22を備えている。天板部21の縁部21aには、容器1が積み重ねられて蓋体20上に容器本体が配置された場合における容器本体と蓋体20との間の位置ずれを規制するための少なくとも2つの突起部31が設けられている。突起部31の各々は、台座部32と、台座部32上に間隔をあけて配置された一対の凸部35とを有している。一対の凸部35の各々は、天板部21の縁部21aに沿って延在しており、台座部32は、一対の凸部35の間に位置する中間部分34を有している。縁部21aと交差する方向において、中間部分34の天面34aの最大幅W1は、一対の凸部35の各々の天面35aの最大幅W2よりも広い。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
容器本体に取り付けられて包装用容器を構成する蓋体であって、
天板部及び側壁部を備え、
前記天板部の縁部には、前記包装用容器が積み重ねられて前記蓋体上に前記容器本体が配置された場合における前記容器本体と前記蓋体との間の位置ずれを規制するための少なくとも2つの突起部が設けられ、
前記突起部の各々は、台座部と、前記台座部上に間隔をあけて配置された一対の凸部とを有し、前記一対の凸部の各々は、前記天板部の前記縁部に沿って延在しており、前記台座部は、前記天板部に垂直な方向から見た場合に前記一対の凸部の間に位置する中間部分を有し、
前記縁部と交差する方向において、前記中間部分の天面の最大幅は、前記一対の凸部の各々の天面の最大幅よりも広い、蓋体。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記天板部に垂直な方向において、前記台座部の天面は、前記天板部と、前記凸部の天面との間に位置している、請求項1に記載の蓋体。
【請求項3】
前記縁部に沿った方向における前記凸部の長さは、前記天板部からの前記凸部の前記天面の高さの5倍以下である、請求項1又は2に記載の蓋体。
【請求項4】
前記縁部に沿った方向における前記突起部の端部には、前記台座部と前記凸部とにより段差部が形成されている、請求項1又は2に記載の蓋体。
【請求項5】
前記天板部の中心側を向いた前記突起部の内側面は、前記天板部の中心とは反対側に向かって窪むように湾曲した湾曲部分を含み、前記湾曲部分において前記天板部に接続されている、請求項1又は2に記載の蓋体。
【請求項6】
前記突起部において、前記天板部の中心側を向いた内側面、及び前記天板部の中心とは反対側を向いた外側面は、それぞれ前記天板部に垂直な方向に対して傾斜したスロープ面となっており、
前記天板部に対する前記内側面の傾斜は、前記天板部に対する前記外側面の傾斜よりも緩やかである、請求項1又は2に記載の蓋体。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の蓋体と、
前記蓋体が取り付けられた前記容器本体と、を備える包装用容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓋体及び包装用容器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、容器本体と、容器本体に取り付けられる蓋体と、を備える包装用容器が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭54-104332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような包装用容器は、例えば弁当や惣菜等の食品を包装するために用いられる。そのような包装用容器は、運搬や店頭陳列の際に、食品を収容した状態で積み重ねられ得る。当該状態において蓋体の上に載置された容器本体の位置がずれてしまうことを防止するために、蓋体の隅部にずれ防止用の突起部が設けられる場合がある。しかし、例えば蓋体を容器本体に取り付ける際の外力や蓋体の上に容器本体を積み重ねる際の外力によって当該突起部が変形することで、ずれ防止機能が損なわれてしまうことがあった。また、突起部が変形して潰れると、商品価値が低下してしまう。変形しても元の形状に復元するように突起部の形状が工夫されてきたが、そのような形状を採用したとしても、大きく変形してしまったり何度も変形したりした場合には、復元したとしても変形箇所が跡として残ってしまい、この跡が原因となって突起部が破損してしまうことがある。このように、包装用容器の蓋体には突起部の変形を抑制することが求められる。また、包装用容器には、製造が容易であることが併せて求められる。
【0005】
そこで、本発明は、突起部の変形を抑制することができると共に、蓋体の製造を容易化することができる蓋体及び包装容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の蓋体は、[1]「容器本体に取り付けられて包装用容器を構成する蓋体であって、天板部及び側壁部を備え、前記天板部の縁部には、前記包装用容器が積み重ねられて前記蓋体上に前記容器本体が配置された場合における前記容器本体と前記蓋体との間の位置ずれを規制するための少なくとも2つの突起部が設けられ、前記突起部の各々は、台座部と、前記台座部上に間隔をあけて配置された一対の凸部とを有し、前記一対の凸部の各々は、前記天板部の前記縁部に沿って延在しており、前記台座部は、前記天板部に垂直な方向から見た場合に前記一対の凸部の間に位置する中間部分を有し、前記縁部と交差する方向において、前記中間部分の天面の最大幅は、前記一対の凸部の各々の天面の最大幅よりも広い、蓋体」である。
【0007】
この蓋体では、各突起部が、台座部と、台座部上に間隔をあけて配置された一対の凸部とを有している。このような構成とすることで、突起部の変形(潰れ)を抑制することができる。また、各突起部において、台座部における一対の凸部の間に位置する中間部分の天面の最大幅が、各凸部の天面の最大幅よりも広くなっている。このように台座部の中間部分の幅を凸部の幅よりも広くすることで、突起部の変形を一層抑制することができる。更に、当該中間部分の幅が凸部の幅よりも広い場合、中間部分の幅が凸部の幅以下である場合と比べて、突起部の側面の傾斜を緩やかにすることができる。突起部の側面の傾斜が緩やかであると、当該傾斜が急である場合と比べて、蓋体の成形を容易化することができる。よって、この蓋体によれば、突起部の変形を抑制することができると共に、蓋体の製造を容易化することができる。
【0008】
本発明の蓋体は、[2]「前記天板部に垂直な方向において、前記台座部の天面は、前記天板部と、前記凸部の天面との間に位置している、[1]に記載の蓋体」であってもよい。この場合、凸部の天面と台座部の天面との間の高さの差を小さくすることができ、突起部の変形を一層抑制することができる。すなわち、当該差が大きい場合、凸部と台座部の中間部分との間の境界部分が起点となって突起部が変形する可能性があるが、当該差を小さくすることで、当該部分が変形の起点になることを抑制することができる。また、当該差が小さいことで、蓋体の成形を容易化することができる。
【0009】
本発明の蓋体は、[3]「前記縁部に沿った方向における前記凸部の長さは、前記天板部からの前記凸部の前記天面の高さの5倍以下である、[1]又は[2]に記載の蓋体」であってもよい。この場合、縁部に沿った方向における凸部の長さを短くすることができ、凸部が変形の起点となることを抑制することができる。
【0010】
本発明の蓋体は、[4]「前記縁部に沿った方向における前記突起部の端部には、前記台座部と前記凸部とにより段差部が形成されている、[1]~[3]のいずれかに記載の蓋体」であってもよい。この場合、突起部の端部の強度を高めることができ、突起部の変形を一層抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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