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公開番号2025025290
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129933
出願日2023-08-09
発明の名称エアレスタイヤ
出願人日産自動車株式会社
代理人弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類B60C 7/00 20060101AFI20250214BHJP(車両一般)
要約【課題】タイヤの半径方向に荷重が加えられた場合の局所的な変形を抑制できるエアレスタイヤを提供する。
【解決手段】、車両に結合されるホイール11の外周側から、路面に接地するトレッド12の内周側に向かって放射状に設けられた複数の第1スポーク13と、ホイール11とトレッド12との間に設けられ、複数の第1スポーク13同士を連結する中間リング14とに加えて、第1スポーク13及び中間リング14と、第1スポーク13及びトレッド12と、中間リング14及びトレッド12とのうち少なくとも一つを連結する第2スポーク15を備えるエアレスタイヤ1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に結合されるホイールの外周側から、路面に接地するトレッドの内周側に向かって放射状に設けられた、弾性を有する複数の第1スポークと、
前記ホイールと前記トレッドとの間に設けられ、複数の前記第1スポーク同士を連結する、弾性を有する中間リングと、
前記第1スポーク及び前記中間リングと、前記第1スポーク及び前記トレッドと、前記中間リング及び前記トレッドとのうち少なくとも一つを連結する、弾性を有する第2スポークと、を備える、エアレスタイヤ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第2スポークは、前記ホイールの半径方向に並んだ複数の前記第2スポークを含む、請求項1に記載のエアレスタイヤ。
【請求項3】
前記第2スポークは、前記ホイールの半径方向において最も外周側に設けられた前記中間リングと前記トレッドとの間に設けられた前記第2スポークを含む、請求項1又は2に記載のエアレスタイヤ。
【請求項4】
前記第2スポークは、前記中間リング及び前記トレッドを連結し、
前記第1スポークのうち、前記ホイールの円周方向において前記第2スポークの右隣又は左隣に位置する隣接第1スポークと、前記隣接第1スポークに連結された前記中間リング又は前記トレッドとが成す第1劣角と、前記第2スポークと、前記第2スポークに連結された前記中間リング又は前記トレッドとが成す第2劣角とは、鋭角である、請求項1に記載のエアレスタイヤ。
【請求項5】
複数の前記中間リングを備え、
前記第2スポークは、前記中間リング同士を連結し、
前記第1スポークのうち、前記ホイールの円周方向において前記第2スポークの右隣又は左隣に位置する隣接第1スポークと、前記隣接第1スポークに連結された前記中間リングとが成す第1劣角と、前記第2スポークと、前記第2スポークにより連結された前記中間リングとが成す第2劣角とは、鋭角である、請求項1に記載のエアレスタイヤ。
【請求項6】
前記第2劣角は、前記第1劣角より小さい、請求項4又は5に記載のエアレスタイヤ。
【請求項7】
前記第2スポークは、前記ホイールの半径方向に並んだ複数の前記第2スポークを含み、
複数の前記第2スポークは、前記トレッドに近いほど小さな前記第2劣角を有する、請求項4又は5に記載のエアレスタイヤ。
【請求項8】
前記第2スポークは、少なくとも一端が前記中間リングと連結し、
前記ホイールの円周方向における、前記第2スポークと前記中間リングの第1連結位置と、前記中間リングと前記第1スポークの2つの連結位置のうち前記第1連結位置に近い第2連結位置との間の距離は、前記2つの連結位置同士の距離の1/7~1/2倍である、請求項1又は2に記載のエアレスタイヤ。
【請求項9】
前記第2スポークは、前記ホイールの半径方向に並んだ複数の前記第2スポークを含み、
複数の前記第2スポークは、前記トレッドに近いほど大きな厚さを有する、請求項1又は2に記載のエアレスタイヤ。
【請求項10】
前記第1スポークは、前記ホイール側の端部と前記トレッド側の端部との間に複数の屈曲部を有し、
前記トレッドの厚さは、前記屈曲部同士の、前記ホイールの半径方向の距離の半分以下である、請求項1又は2に記載のエアレスタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアレスタイヤ(非空気圧タイヤ又は非空気式タイヤとも言う。)に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
剛性部分に連結するベースと、変形可能な構造と、タイヤトレッドに結合するトップとを備えるエアレスタイヤが知られている(特許文献1)。変形可能な構造は、タイヤの幅方向全体に渡るスロットと、タイヤの半径方向に対して傾斜し、タイヤの円周方向に繰り返しの形状を構成する要素により構成されたブロック部分と、円周方向に配置され、隣接する2つの要素により間の1つの要素を支持する補助要素とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平3-208702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術では、タイヤの半径方向に大きな荷重が加えられた場合に、ブロック部分が大きく変形することで、補助要素に対してタイヤの円周方向に圧縮力が作用し、補助要素が過度に変形して座屈してしまうため、補助要素がタイヤの円周方向に荷重を伝達できなくなってしまうという問題がある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、タイヤの半径方向に荷重が加えられた場合の局所的な変形を抑制できるエアレスタイヤを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車両に結合されるホイールの外周側から、路面に接地するトレッドの内周側に向かって放射状に設けられた複数の第1スポークと、ホイールとトレッドとの間に設けられ、複数の第1スポーク同士を連結する中間リングとに加えて、第1スポーク及び中間リングと、第1スポーク及びトレッドと、中間リング及びトレッドとのうち少なくとも一つを連結する第2スポークを備えることによって上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、タイヤの半径方向に荷重が加えられた場合の局所的な変形を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るエアレスタイヤの一例を示す正面図である。
図1のエアレスタイヤを示す拡大斜視図である。
図1のA部を拡大して示す拡大正面図である。
本発明の実施形態に係るエアレスタイヤの他の例を示す正面図である。
図5のエアレスタイヤを示す拡大斜視図である。
図5のB部を拡大して示す拡大正面図である。
本実施形態の第2スポークの変形例を示す拡大正面図である。
本実施形態の第2スポークの作用を示す拡大正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、説明の便宜上、エアレスタイヤが装着される車両の側方側(又は外側)を正面側と定義する。また、図中の「前」は車両の前方を示し、「後」は車両の後方を示し、「右」は車両の右方を示し、「左」は車両の左方を示し、「上」は車両の上方を示し、「下」は車両の下方を示すものとする。さらに、以下の説明では、エアレスタイヤの半径方向を単に半径方向と称し、エアレスタイヤの円周方向を単に円周方向と称する。なお、エアレスタイヤの半径方向はホイールの半径方向と同じ方向であり、エアレスタイヤの円周方向はホイールの円周方向と同じ方向であるとする。
【0010】
[第1実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係るエアレスタイヤの一例を示す正面図であり、図2は、図1のエアレスタイヤを示す拡大斜視図である。エアレスタイヤとは、空気圧ではなく弾性を有する材料(以下、弾性材料とも言う。)からなるスポークの反力で車体を支えるタイヤである。本実施形態のエアレスタイヤは、四輪自動車、二輪自動車、産業用車両、自転車その他の車両のほか、荷車(カート)などの車輪にも適用できる。図1及び2に示すように、エアレスタイヤ1は、ホイール11、トレッド12、第1スポーク13、中間リング14及び第2スポーク15を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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