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公開番号2025025081
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023129533
出願日2023-08-08
発明の名称電気接続箱およびワイヤハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H02G 3/14 20060101AFI20250214BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】シール部材の止水機能を確保することができる電気接続箱およびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【解決手段】電気接続箱1は、内部に電子部品4が収容される収容空間部18が設けられたハウジング本体10と、ハウジング本体10に対して収容空間部18を覆うように取り付けられるカバー20と、を有したハウジング2と、収容空間部18の開放端部に設けられ、ハウジング本体10とカバー20との間の環状の隙間をシールするシール部材3と、を備え、ハウジング2は、ハウジング本体10の外周面12aから突出し車両の取付対象に固定される取付部13と、ハウジング本体10の外周面12aから突出し電子部品4と電気的に接続される配索材Wが挿通される配索材挿通部14と、ハウジング本体10の外周面12aから取付部13および配索材挿通部14のそれぞれと離間した状態で突出しカバー20と締結される締結部15と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内部に電子部品が収容される収容空間部が設けられたハウジング本体と、前記ハウジング本体に対して前記収容空間部を覆うように取り付けられるカバーと、を有したハウジングと、
前記収容空間部の開放端部に設けられ、前記ハウジング本体と前記カバーとの間の環状の隙間をシールするシール部材と、
を備え、
前記ハウジングは、前記ハウジング本体の外周面から突出し車両の取付対象に固定される取付部と、前記ハウジング本体の前記外周面から突出し前記電子部品と電気的に接続される配索材が挿通される配索材挿通部と、前記ハウジング本体の前記外周面から前記取付部および前記配索材挿通部のそれぞれと離間した状態で突出し前記カバーと締結される締結部と、を有する、
電気接続箱。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記ハウジングは、複数の前記締結部を有し、
前記複数の締結部は、前記ハウジング本体の前記外周面の四隅に設けられる、
請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項3】
前記ハウジングは、複数の前記取付部と、複数の前記配索材挿通部と、をさらに有し、
前記複数の締結部は、前記複数の取付部および前記複数の配索材挿通部のそれぞれと離間して設けられる、
請求項2に記載の電気接続箱。
【請求項4】
導電性を有する配索材と、
前記配索材と電気的に接続される電気接続箱と、を備え、
前記電気接続箱は、
内部に電子部品が収容される収容空間部が設けられたハウジング本体と、前記ハウジング本体に対して前記収容空間部を覆うように取り付けられるカバーと、を有したハウジングと、
前記収容空間部の開放端部に設けられ、前記ハウジング本体と前記カバーとの間の環状の隙間をシールするシール部材と、
を備え、
前記ハウジングは、前記ハウジング本体の外周面から突出し車両の取付対象に固定される取付部と、前記ハウジング本体の前記外周面から突出し前記電子部品と電気的に接続される前記配索材が挿通される配索材挿通部と、前記ハウジング本体の前記外周面から前記取付部および前記配索材挿通部のそれぞれと離間した状態で突出し前記カバーと締結される締結部と、を有する、
ワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気接続箱およびワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来のワイヤハーネスの電気接続箱に関する技術として、例えば、特許文献1には、内部に電子部品が収容される収容空間部が設けられたハウジング本体と、ハウジング本体に対して収容空間部を覆うように取り付けられるカバーと、を有したハウジングと、収容空間部の開放端部に設けられ、ハウジング本体とカバーとの間の環状の隙間をシールするシール部材と、を備えた電気接続箱が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-251724号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した特許文献1に記載の電気接続箱では、例えば、シール部材による止水機能の確保の点で更なる改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、シール部材の止水機能を確保することができる電気接続箱およびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱は、内部に電子部品が収容される収容空間部が設けられたハウジング本体と、前記ハウジング本体に対して前記収容空間部を覆うように取り付けられるカバーと、を有したハウジングと、前記収容空間部の開放端部に設けられ、前記ハウジング本体と前記カバーとの間の環状の隙間をシールするシール部材と、を備え、前記ハウジングは、前記ハウジング本体の外周面から突出し車両の取付対象に固定される取付部と、前記ハウジング本体の前記外周面から突出し前記電子部品と電気的に接続される配索材が挿通される配索材挿通部と、前記ハウジング本体の前記外周面から前記取付部および前記配索材挿通部のそれぞれと離間した状態で突出し前記カバーと締結される締結部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る電気接続箱およびワイヤハーネスでは、締結部は、ハウジング本体の外周面から取付部および配索材挿通部のそれぞれと離間した状態で突出している。この構成により、電気接続箱およびワイヤハーネスは、例えば、取付部に入力されうる車両の振動や、配索材挿通部に入力されうる配索材の応力等が締結部およびカバーを介してシール部材に伝達されることが抑制され、ひいては当該伝達される振動や応力等によって生じるシール部材の変形を抑制できる。この結果、電気接続箱およびワイヤハーネスは、シール部材の止水機能を確保することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る電気接続箱が適用されるワイヤハーネスの例示的な斜視図である。
図2は、実施形態に係る電気接続箱の例示的な分解斜視図である。
図3は、実施形態に係る電気接続箱の例示的な断面図である。
図4は、実施形態に係る電気接続箱の例示的な平面図である。
図5は、実施形態に係る電気接続箱の締結部の近傍の例示的な斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、下記実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。なお、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
【0010】
[実施形態]
図1は、実施形態に係る電気接続箱1が適用されるワイヤハーネスWHの斜視図である。図1に示される本実施形態の電気接続箱1は、自動車等の車両に配索されるワイヤハーネスWHに組み込まれるものである。ここで、ワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各装置間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる配索材Wを束にして集合部品とし、コネクタ等で当該配索材Wを各装置に接続するようにしたものである。本実施形態のワイヤハーネスWHは、例えば、導電性を有する複数の配索材Wと、複数の配索材Wと電気的に接続される電気接続箱1と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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