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公開番号
2025024295
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2023128308
出願日
2023-08-07
発明の名称
端子挿入装置
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
43/20 20060101AFI20250213BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】把持した電線の左右方向一方側への変位を阻害し難いチャック手段を備えた端子挿入装置を提供することを目的とする。
【解決手段】端子挿入装置1は、端子付き電線2の端子21をキャビティ4に挿入する装置であって、電線20を把持する電線チャック7を備える。電線チャック7は、左右方向Yに所定幅を有する上電線チャック71と、左右方向Yに所定幅を有し上電線チャック71に対して上下方向Zに相対変位可能な下電線チャック72と、を備えている。上電線チャック71の左右方向Y一方側には、上湾曲面76が設けられ、下電線チャック72の左右方向Y一方側には、下湾曲面82が設けられている。電線チャック7の左右方向Y一方側に偏心した位置で上湾曲面76と下湾曲面82とにより挟まれて電線20が把持される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
端子付き電線の端子をキャビティに挿入する端子挿入装置であって、
前記端子付き電線の電線を把持する電線チャックを備え、
前記電線チャックは、左右方向に所定幅を有する上側本体部と、前記左右方向に所定幅を有し前記上側本体部に対して上下方向に相対変位可能に設けられた下側本体部と、を備え、
前記上側本体部の前記左右方向一方側には、前記電線の上側部分に当接する上把持部が設けられ、
前記下側本体部の前記左右方向一方側には、前記上把持部と前記上下方向に対向し前記電線の下側部分に当接する下把持部が設けられ、
前記電線チャックの前記左右方向一方側に偏心した位置で前記上把持部と前記下把持部とにより挟まれて前記電線が把持されることを特徴とする端子挿入装置。
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【請求項2】
前記上把持部は、上側に湾曲して前記電線の上側部分に当接する上湾曲面を備え、前記上湾曲面の前記左右方向一方側の端縁は、前記上側本体部の前記左右方向一方側の端縁に連続し、
前記下把持部は、下側に湾曲して前記電線の下側部分に当接する下湾曲面を備え、前記下湾曲面の前記左右方向一方側の端縁は、前記下側本体部の前記左右方向一方側の端縁に連続していることを特徴とする請求項1に記載の端子挿入装置。
【請求項3】
前記上側本体部には、前記上把持部の前記左右方向他方側の端部に連続し、前記左右方向他方側に向かうにしたがって下側に位置するよう傾斜して前記電線の外面に摺接可能な上ガイド斜面が設けられ、
前記下側本体部には、前記下把持部の前記左右方向他方側の端部に連続し、前記左右方向他方側に向かうにしたがって上側に位置するよう傾斜して前記電線の外面に摺接可能な下ガイド斜面が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の端子挿入装置。
【請求項4】
前記電線チャックは、前記左右方向を隣接方向として隣接し、前記上把持部および前記下把持部が隣接方向内方に位置するように左右対称となる向きで一対設けられ、
一対の前記電線チャックのうち、一の電線チャックは、複数の前記電線のうち一の電線を把持し、一対の前記電線チャックのうち、他の電線チャックは、複数の前記電線のうち他の電線を把持し、
一対の前記電線チャックの各々は、前記端子の挿入方向に直交する仮想的な面の面内で任意の方向にそれぞれ独立して変位可能に設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の端子挿入装置。
【請求項5】
前記一の電線と前記他の電線とは、前記端子の挿入方向に延びて前記左右方向を隣接方向として隣接し、
前記一の電線チャックの前記隣接方向内方の端縁から前記他の電線チャックの前記隣接方向内方の端縁までの最短距離は、前記一の電線の前記隣接方向内方の端縁から前記他の電線の前記隣接方向内方の端縁までの最短距離よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の端子挿入装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、端子挿入装置に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、複数の端子の各々を、ハウジングに設けられた対応するキャビティにまとめて挿入する端子挿入装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の端子挿入装置は、2本の電線の各々を把持する一対のチャック手段を備えている。一対のチャック手段は、第一エアチャックにより左右方向に開閉される一対の外側爪と、第二エアチャックにより左右方向に開閉される一対の内側爪と、で形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4917418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した端子挿入装置では、外側爪と内側爪の開閉量を調整することにより、一方の外側爪と一方の内側爪とで左右方向に並ぶ電線のうちの一の電線を把持するとともに、他方の外側爪と他方の内側爪とで左右方向に並ぶ電線のうちの他の電線を把持する。電線を把持した一対のチャック手段は、把持した一の電線の端子と、把持した他の電線の端子と、の各々を左右方向に隣接するキャビティにそれぞれ挿入する。この際、一対のチャック手段は、一対の外側爪と一対の内側爪の開閉量を調整することにより、一の電線の端子と他の電線の端子の左右方向における離間距離(ピッチ)を、左右方向に隣接するキャビティの離間距離に合わせて変更する。しかしながら、上述の従来の端子挿入装置では、外側爪と内側爪とで電線を把持する構造上、チャック手段に把持された一の電線と他の電線を左右方向に接近させると、内側爪同士が互いに干渉し一の電線と他の電線を接近させることができないことがある。
【0005】
本発明の目的は、把持した電線の左右方向一方側への変位を阻害し難いチャック手段を備えた端子挿入装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決し目的を達成するために、端子挿入装置は、端子付き電線の端子をキャビティに挿入する端子挿入装置であって、前記端子付き電線の電線を把持する電線チャックを備え、前記電線チャックは、左右方向に所定幅を有する上側本体部と、前記左右方向に所定幅を有し前記上側本体部に対して上下方向に相対変位可能に設けられた下側本体部と、を備え、前記上側本体部の前記左右方向一方側には、前記電線の上側部分に当接する上把持部が設けられ、前記下側本体部の前記左右方向一方側には、前記上把持部と前記上下方向に対向し前記電線の下側部分に当接する下把持部が設けられ、前記電線チャックの前記左右方向一方側に偏心した位置で前記上把持部と前記下把持部とにより挟まれて前記電線が把持されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、把持した電線の左右方向一方側への変位を阻害し難いチャック手段を備えた端子挿入装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態に係る端子挿入装置を示す斜視図。
図1に示す端子挿入装置の要部拡大図。
(A)は、端子挿入装置に設けられる端子チャックの斜視図であり、(B)は端子チャックの正面図。
(A)は、図3(B)における端子チャックの要部拡大図であり、(B)は、凸部および受け部を有さない端子チャックの概略図。
(A)は、端子挿入装置に設けられる電線チャックの斜視図であり、(B)は、電線チャックの正面図。
初期状態にある端子付き電線の把持位置に向かって第1ヘッドと第2ヘッドが移動した状態の端子挿入装置を示す斜視図。
初期状態にある端子付き電線の芯線加締め部を端子チャックが把持した状態の端子挿入装置を示す斜視図。
右側から端子の把持位置に向かって進入を開始した端子チャックを示す斜視図。
端子の把持位置に移動完了した端子チャックを示す斜視図。
端子の把持が完了した端子チャックを示す斜視図。
狭ピッチで隣接する端子付き電線の端子を把持した端子チャックを示す斜視図。
(A)は、サイズの小さい芯線加締め部を把持した端子チャックの概略図であり、(B)は、サイズの大きい芯線加締め部を把持した端子チャックの概略図。
芯線加締め部を把持した端子チャックの側面図。
図11における状態の端子チャックの正面図。
初期状態にある端子付き電線の電線端末部を電線チャックが把持した様子を示す斜視図。
右側から電線端末部の把持位置に向かって進入を開始した電線チャックを示す斜視図。
電線端末部の把持位置に移動完了した電線チャックを示す斜視図。
電線端末部の把持が完了した電線チャックを示す斜視図。
狭ピッチで隣接する端子付き電線の電線端末部を把持した電線チャックを示す斜視図。
(A)は、サイズの小さい電線端末部を把持した電線チャックの正面図であり、(B)は、サイズの大きい電線端末部を把持した電線チャックの正面図。
第1ヘッドと第2ヘッドが挿入位置に移動した状態の端子挿入装置を示す斜視図。
図21に示す挿入位置とは異なる挿入位置に第1ヘッドと第2ヘッドが移動した状態の端子挿入装置を示す斜視図。
図20および図21に示す挿入位置とは異なる挿入位置に第1ヘッドと第2ヘッドが移動した状態の端子挿入装置を示す斜視図。
(A)~(D)は、キャビティに対する端子の挿入パターンのバリエーションの一例を示す概念図。
キャビティに対して端子を一次挿入している状態の端子挿入装置を示す斜視図。
端子チャックが退避した状態の端子挿入装置を示す斜視図。
キャビティに対して端子を二次挿入し、その後引張確認を行っている状態の端子挿入装置を示す斜視図。
電線チャックを解放した状態の端子挿入装置を示す斜視図。
端子の挿入が完了した状態の端子挿入装置を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、端子挿入装置の一実施形態について説明する。図1は、一実施形態に係る端子挿入装置1を示す斜視図である。本実施形態の端子挿入装置1は、一例として、車両等に搭載されるワイヤーハーネスを製造するための装置の一つであり、端子付き電線2の端子21を、ハウジング3のキャビティ4に挿入するための装置である。本実施形態では、端子挿入装置1は、フレーム10上で所定の保持具14に保持された複数個の端子21のうち、一の端子21と他の端子21とを、独立して把持および移動させる工程に用いられる。また、端子挿入装置1は、把持および移動させた各端子21を、ハウジング3に複数設けられたキャビティ4のうち対応するキャビティ4の各々にまとめて挿入する工程に用いられる。
【0010】
なお、図において、端子21の挿脱方向(挿入方向)を「前後方向X」と記し、前後方向Xの一方を「前側X1」、他方を「後側X2」と記す。また、前後方向Xに直交する方向の一つを「左右方向Y」と記し、左右方向Yの一方を「左側Y1」、他方を「右側Y2」と記す。また、端子挿入装置1の高さ方向を「上下方向Z」と記し、上下方向Zの一方を「上側Z1」、他方を「下側Z2」と記す。これらの定義はあくまでも説明の便宜のためのものであり、必ずしも端子挿入装置1の実際の使用状態における前後、左右、上下と一致するとは限らず、各方向を限定するものではない。以下、端子挿入装置1に把持される対象となる端子付き電線2と、端子付き電線2の挿入先であるハウジング3と、について説明した後、端子挿入装置1の各部位について説明を行う。
(【0011】以降は省略されています)
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