TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025024672
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-20
出願番号2024100154
出願日2024-06-21
発明の名称積層型電子部品
出願人サムソン エレクトロ-メカニックス カンパニーリミテッド.
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類H01G 4/30 20060101AFI20250213BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】積層型電子部品の耐湿信頼性を改善し、内部電極と外部電極との間の連結性を向上させる方法を提供する。
【解決手段】積層型電子部品は、誘電体層111及び誘電体層と第1方向に交互に配置される内部電極121、122を含む本体110と、本体の外部に配置される外部電極131、132と、本体と外部電極との間に配置され、内部電極と外部電極とを連結する酸化物層141、142とを含む。酸化物層は、Ni酸化物及びCu酸化物のうち一つ以上を含む。また、本体の一面と内部電極の末端の間には少なくとも一つの溝部が配置され、酸化物層は、溝部の内部において内部電極の末端と接する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
誘電体層及び前記誘電体層と第1方向に交互に配置される内部電極を含む本体と、
前記本体の外部に配置される外部電極と、
前記本体と外部電極との間に配置され、前記内部電極と外部電極とを連結する酸化物層とを含み、
前記酸化物層は、Ni酸化物及びCu酸化物のうち一つ以上を含む、積層型電子部品。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記酸化物層は、Ni酸化物及びCu酸化物のうち一つ以上の球状ナノ粒子を含む、請求項1に記載の積層型電子部品。
【請求項3】
前記球状ナノ粒子の平均直径は、4nm~20nmである、請求項2に記載の積層型電子部品。
【請求項4】
前記酸化物層は、Ni酸化物を含み、
前記酸化物層に対するX線回折パターンにおいて、(111)結晶面に対する回折ピークの強度をI

、(200)結晶面に対する回折ピークの強度をI

とする時、I

>I

を満たす、請求項1に記載の積層型電子部品。
【請求項5】
前記本体は、前記酸化物層と接する前記本体の一面と前記内部電極の末端の間に配置された少なくとも一つの溝部を含み、
前記酸化物層は、前記溝部の内部において前記内部電極の末端と接する、請求項1に記載の積層型電子部品。
【請求項6】
前記本体は、前記第1方向に向かい合う第1面及び第2面、前記第1面及び第2面と連結され、第2方向に向かい合う第3面及び第4面、前記第1面~第4面と連結され、第3方向に向かい合う第5面及び第6面を含み、
前記酸化物層は、前記第3面をカバーする第1酸化物層及び前記第1酸化物層と離隔し、前記第4面をカバーする第2酸化物層を含む、請求項1に記載の積層型電子部品。
【請求項7】
前記第1及び第2酸化物層は、前記第1面の延長線と前記第2面の延長線との間に配置される、請求項6に記載の積層型電子部品。
【請求項8】
前記第1及び第2酸化物層は、前記第1面及び第2面の一部上に延長して配置される、請求項6に記載の積層型電子部品。
【請求項9】
前記酸化物層の平均厚さは、20nm以上50nm以下である、請求項1に記載の積層型電子部品。
【請求項10】
前記酸化物層の平均厚さは、30nm以上である、請求項9に記載の積層型電子部品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層型電子部品に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
積層型電子部品の一つである積層セラミックキャパシタ(MLCC:Multi-layered Ceramic Capacitor)は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)及びプラズマ表示装置パネル(PDP:Plasma Display Panel)などの映像機器、コンピュータ、スマートフォン及び携帯電話などの様々な電子製品の印刷回路基板に装着され、電気を充電又は放電させる役割を果たすチップ型のコンデンサである。
【0003】
このような積層セラミックキャパシタは、小型でかつ高容量が保障され、実装が容易であるという長所により、多様な電子装置の部品として使用されることができる。特に、コンピュータ、モバイル機器などの各種の電子機器が小型化、高出力化されることにより、積層セラミックキャパシタに対する小型化及び高容量化の要求が増大している。
【0004】
但し、最近、積層セラミックキャパシタの小型化及び高容量化により、積層セラミックキャパシタの誘電体層及び内部電極が薄層化しながら外部環境の変化による劣化が発生しやすくなっている。これにより、外部から水分などが浸透することで積層セラミックキャパシタの耐湿信頼性が低下するという問題点が発生し得る。
【0005】
また、一般的に内部電極を薄層化するためには、既存より微粒の金属粉末を使用する必要があるが、微粒の金属粉末を使用する場合、内部電極の収縮開始温度が低温に移動するため、内部電極と誘電体層の間の収縮挙動の差異が生じ得る。この場合、内部電極の収縮率が誘電体層より大きいため、内部電極と外部電極との間の連結性が低下するという問題点が発生するおそれがある。
【0006】
そこで、耐湿信頼性を向上させ、内部電極と外部電極との間の連結性を向上させることができる積層セラミックキャパシタの構造に対する研究が必要な実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の様々な目的の一つは、積層型電子部品の耐湿信頼性を改善することである。
【0008】
本発明の様々な目的の一つは、内部電極と外部電極との間の連結性を向上させることである。
【0009】
但し、本発明の目的は、上述した内容に限定されず、本発明の具体的な実施形態を説明する過程でより容易に理解されることができる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態は、誘電体層及び上記誘電体層と第1方向に交互に配置される内部電極を含む本体と、上記本体の外部に配置される外部電極と、上記本体と外部電極との間に配置され、上記内部電極と外部電極とを連結する酸化物層とを含み、上記酸化物層は、Ni酸化物及びCu酸化物のうち一つ以上を含む積層型電子部品を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
トイレ用照明スイッチ
22日前
ローム株式会社
保持具
8日前
CKD株式会社
巻回装置
21日前
CKD株式会社
巻回装置
21日前
個人
積層型電解質二次電池
14日前
イリソ電子工業株式会社
電子部品
25日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
29日前
オムロン株式会社
電磁継電器
29日前
オムロン株式会社
電磁継電器
29日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
29日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
1日前
オムロン株式会社
電磁継電器
29日前
日本特殊陶業株式会社
保持部材
21日前
三菱電機株式会社
同軸フィルタ
11日前
協立電機株式会社
着磁器
7日前
株式会社ヨコオ
ソケット
1か月前
東レ株式会社
有機粒子およびフィルム
1日前
国立大学法人信州大学
トランス
29日前
ローム株式会社
半導体装置
7日前
ローム株式会社
半導体装置
22日前
ローム株式会社
半導体装置
7日前
ナカムラマジック株式会社
放熱器
16日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
1日前
富士電機株式会社
半導体装置
1日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
1か月前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
22日前
日新イオン機器株式会社
気化器、イオン源
22日前
トヨタ自動車株式会社
電極積層装置
1日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
2日前
富士通株式会社
アンテナ装置
1日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
21日前
矢崎総業株式会社
端子台
21日前
矢崎総業株式会社
端子台
21日前
株式会社ダイフク
搬送車
8日前
株式会社ダイヘン
リユース方法
21日前
ニデックモビリティ株式会社
トランス
7日前
続きを見る