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公開番号
2025024668
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2024081644
出願日
2024-05-20
発明の名称
インク収容容器及び記録装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/175 20060101AFI20250213BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】 変形が抑制されたインク収容容器及び当該インク収容容器を用いた記録装置を提供する。脱炭素/循環型社会などの持続可能な社会の実現に貢献し得る。
【解決手段】 内部にインクを収容可能に構成された可撓性のインク収容部と、インク収容部の第1辺に設けられ、インク収容部に収容されたインクを外部に供給可能に構成されたインク供給部と、を有するインク収容容器であって、インク供給部の第1辺には、第1面と第2面とのシール部が設けられており、シール部は、第1辺に平行な矩形の第1シール部と、第1シール部とインク供給部との間に配置され、第1シール部と第1辺に平行な方向に連続して形成され、インク収容部の内部側に向かう山形状を含む第2シール部と、を有し、山形状の最大幅をW
1
としたときに、山形状の頂点のインク供給部からの距離W
2
がW
1
/2未満となるように配置されている。
【選択図】 図10
特許請求の範囲
【請求項1】
内部にインクを収容可能に構成され、かつ、
(1)第1面、
(2)前記第1面と対向する第2面、及び
(3)前記第1面と前記第2面が共有する第1辺
を少なくとも有する、可撓性のインク収容部と、
前記インク収容部の前記第1辺に設けられ、前記インク収容部に収容されたインクを外部に供給可能に構成されたインク供給部と、
を有するインク収容容器であって、
前記インク供給部の前記第1辺には、前記第1面と前記第2面とのシール部が設けられており、
前記シール部は、
前記第1辺に平行な矩形の第1シール部と、
前記第1シール部と前記インク供給部との間に配置され、前記第1シール部と前記第1辺に平行な方向に連続して形成され、前記インク収容部の内部側に向かう山形状を含む第2シール部と、
を有し、
前記山形状の最大幅をW
1
(mm)としたときに、前記第2シール部の前記山形状の頂点は、前記第1辺に平行な方向において、前記インク供給部からの距離W
2
(mm)がW
1
/2未満となるように配置されていることを特徴とするインク収容容器。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記インク供給部は、前記インク収容部の内部側を向く第1端部と、前記インク収容部の外部側を向き、かつ、前記第1端部の他端である第2端部と、を有し、
前記インク供給部の前記第1端部が、前記インク収容部の前記第1辺から、前記第1辺に対して垂直方向で60mm以内の位置に設けられている請求項1に記載のインク収容容器。
【請求項3】
前記山形状の前記頂点の前記第1辺からの高さをH
1
(mm)としたときに、H
1
/W
2
が、1.8以上2.2以下である請求項1に記載のインク収容容器。
【請求項4】
前記第1シール部の前記第1辺からの高さをH
2
(mm)、前記第2シール部の前記山形状の前記頂点の前記第1辺からの高さをH
1
(mm)としたときに、0.83≦(H
1
-H
2
)/H
2
≦1.5を満足する請求項1に記載のインク収容容器。
【請求項5】
前記第2シール部の、前記山形状の前記頂点から前記前記インク供給部までの外縁が、10mm以上15mm以下の曲線半径Rの曲線部を含む請求項1に記載のインク収容容器。
【請求項6】
前記第2シール部の、前記山形状の前記頂点から前記第1シール部と前記第2シール部との接続部までの外縁が、直線部を含む請求項5に記載のインク収容容器。
【請求項7】
前記シール部が、前記インク収容部の前記第1辺の前記インク供給部を挟む両側に設けられている請求項1に記載のインク収容容器。
【請求項8】
記録装置の装置本体に着脱可能に構成されたインク収容容器であって、
内部にインクを収容可能に構成され、かつ、
(1)第1面、
(2)前記第1面と対向する第2面、及び
(3)前記第1面と前記第2面が共有する第1辺
を少なくとも有する、可撓性のインク収容部と、
前記インク収容部の前記第1辺に設けられ、前記インク収容部に収容されたインクを前記装置本体に供給可能に構成されたインク供給部と、
を有するインク収容容器であって、
前記インク供給部の前記第1辺には、前記第1面と前記第2面とのシール部が設けられており、
前記シール部は、
前記第1辺に平行な矩形の第1シール部と、
前記第1シール部と前記インク供給部との間に配置され、前記第1シール部と前記第1辺に平行な方向に連続して形成され、前記インク収容部の内部側に向かう山形状を含む第2シール部と、
を有し、
前記山形状の最大幅をW
1
(mm)としたときに、前記第2シール部の前記山形状の頂点は、前記第1辺に平行な方向において、前記インク供給部からの距離W
2
(mm)がW
1
/2未満となるように配置されていることを特徴とするインク収容容器。
【請求項9】
装置本体と、前記装置本体に着脱可能に構成されたインク収容容器と、を有する記録装置であって、前記インク収容容器が請求項1又は8に記載のインク収容容器であることを特徴とする記録装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インク収容容器及び記録装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット式のプリンタなどの記録装置に供給される液体(特に、インク)を、可撓性を有する袋に収容するインク収容容器(インクパック)が知られている(例えば、特許文献1など)。
【0003】
特許文献1には、袋の一端部にインク供給部材が取り付けられており、袋の他端部に向かって延びるスペーサー部材の端部にインク導出管が接続されており、袋内の中央部に配置されたこのインク導出管の導出口を通じて、袋内の奥まった領域からインク導出部材へとインクを導出させる構成が開示されている。特許文献1によれば、スペーサー部材によってインク導出配管の端部の位置が移動することが抑制され、また、液体が消費されて袋が収縮しても、液体導出管やスペーサー部材の周囲で袋が潰れて液体の流路が閉塞されてしまうことが抑制される。
【0004】
一方、インク以外の液体(例えば、洗剤やシャンプーなど)を収容する液体収容容器として、スパウト付きパウチも知られている。このようなスパウト付きパウチは、詰め替え先の容器に詰め替えられる内容液を収容する詰め替え用容器などの用途で広く使用されている。このような詰め替え用容器の用途のスパウト付きパウチでは、内容液の注出の中断性、注出の勢いの調整性、再注出性を向上する目的で、スパウトを取り付ける装着シール部の形状などが工夫されている。例えば、特許文献2には、スパウト本体の中心軸を延長させた仮想線を挟んで左右両側に形成された一対の流路制御シール部を形成することにより、内容液の再注出性を向上する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-014091号公報
特開2018-079981号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者らは、環境への配慮の観点から、インク収容容器に用いるプラスチックの量を低減する必要性に至った。一つのアプローチとして、特許文献1のようにインク導出管の導出口を袋内の中央部に配置するためにスペーサー部材を設けるような構成ではなく、袋の端部近傍にインクの導出口を設ける構成、即ち、袋の一端部に設けられたインク供給部材の他端部(袋の内部を向く端部)からインクを外部に供給するような構成を検討した。
【0007】
しかしながら、そのようなインク収容容器の構成にしたことにより、新たな別の課題が発生することが分かった。具体的には、インク収容容器が、インク供給部材が下向きの状態で落下した場合、落下の衝撃でインク供給部材が袋内部に食い込むように変形してしまう、という課題があることが分かった。このような変形が起きてしまうと、その応力により袋が破損し、インクが漏れ出すなどの問題が生じ得る。
【0008】
そこで、本発明の目的は、落下時などにインク供給部が袋内部に食い込むような変形が抑制されたインク収容容器及び当該インク収容容器を用いた記録装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本出願に係る発明の代表的な構成は、内部にインクを収容可能に構成され、かつ、(1)第1面、(2)前記第1面と対向する第2面、及び(3)前記第1面と前記第2面が共有する第1辺を少なくとも有する、可撓性のインク収容部と、前記インク収容部の前記第1辺に設けられ、前記インク収容部に収容されたインクを外部に供給可能に構成されたインク供給部と、を有するインク収容容器であって、前記インク供給部の前記第1辺には、前記第1面と前記第2面とのシール部が設けられており、前記シール部は、前記第1辺に平行な矩形の第1シール部と、前記第1シール部と前記インク供給部との間に配置され、前記第1シール部と前記第1辺に平行な方向に連続して形成され、前記インク収容部の内部側に向かう山形状を含む第2シール部と、を有し、前記山形状の最大幅をW
1
(mm)としたときに、前記第2シール部の前記山形状の頂点は、前記第1辺に平行な方向において、前記インク供給部からの距離W
2
(mm)がW
1
/2未満となるように配置されていることを特徴とするインク収容容器である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、インク供給部が袋内部に食い込むような変形が抑制されたインク収容容器及び当該インク収容容器を用いた記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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