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公開番号
2025024042
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-19
出願番号
2024195843,2023033995
出願日
2024-11-08,2019-08-01
発明の名称
細胞免疫療法の安定した遺伝子改変のための、ホーミング受容体又はサイトカインとキメラ抗原受容体とを含むクアドリシストロニックシステム
出願人
イミュニティーバイオ、インコーポレイテッド
,
ImmunityBio,Inc.
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12N
5/10 20060101AFI20250212BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】癌及び腫瘍に対する免疫療法を改善するための基礎として細胞傷害性活性化ナチュラルキラー細胞株を使用する遺伝子操作された細胞を提供する。
【解決手段】核酸で安定的にトランスフェクトされた組換え型改変ナチュラルキラー(NK)-92細胞であり、前記組換え型改変NK-92細胞は、American Type Culture Collection(ATCC)寄託番号CRL-2407を有し;前記核酸は、抗分化クラスター123(CD123)キメラ抗原受容体(CAR)、Fc受容体、及びサイトカインをコードし;前記組換え型改変細胞は、前記組換え細胞の細胞表面上に前記抗CD123 CAR及び前記Fc受容体を発現する、組換え型改変NK-92細胞が提供される。
【選択図】図16
特許請求の範囲
【請求項1】
核酸で安定的にトランスフェクトされた組換え型改変ナチュラルキラー(NK)-92細胞であり、
前記組換え型改変NK-92細胞は、American Type Culture Collection(ATCC)寄託番号CRL-2407を有し;
前記核酸は、抗分化クラスター123(CD123)キメラ抗原受容体(CAR)、Fc受容体、及びサイトカインをコードし;
前記組換え型改変細胞は、前記組換え細胞の細胞表面上に前記抗CD123 CAR及び前記Fc受容体を発現する、
組換え型改変NK-92細胞。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記Fc受容体が配列番号12のアミノ酸配列を有する、請求項1に記載の組換え型改変NK-92細胞。
【請求項3】
配列番号12のアミノ酸配列がF158V変異を有する、請求項2に記載の組換え型改変NK-92細胞。
【請求項4】
前記サイトカインがIL-12活性を有する、請求項1に記載の組換え型改変NK-92細胞。
【請求項5】
前記サイトカインが配列番号61のアミノ酸配列を有する一本鎖IL-12である、請求項4に記載の組換え型改変NK-92細胞。
【請求項6】
前記サイトカインが、配列番号58のアミノ酸配列を有するp35成分及び配列番号60のアミノ酸配列を有するp40成分を有するヘテロ二量体IL-12である、請求項4に記載の組換え型改変NK-92細胞。
【請求項7】
前記抗CD123 CARがFcεRIγ由来の細胞内シグナル伝達ドメインを含む、請求項1に記載の組換え型改変NK-92細胞。
【請求項8】
前記抗CD123 CARが、FcεRIγからの細胞内シグナル伝達ドメインに結合したCD8ヒンジ領域およびCD28膜貫通ドメインを含む、請求項7に記載の組換え型改変NK-92細胞。
【請求項9】
前記抗CD123 CARが、配列番号31のアミノ酸配列を有するFcεRIγ由来の細胞内シグナル伝達ドメイン、配列番号33のアミノ酸配列を有するCD8ヒンジ領域、及び配列番号35のアミノ酸配列を有するCD28膜貫通ドメインを含む、請求項7に記載の組換え型改変NK-92細胞。
【請求項10】
前記抗CD123 CARが、抗CD123 scFv部分、続いて配列番号33のアミノ酸配列を有するCD8ヒンジ領域、続いて配列番号35のアミノ酸配列を有するCD28膜貫通ドメイン、続いて配列番号31のアミノ酸配列を有するFcεRIγ由来の細胞内シグナル伝達ドメインを単一ポリペプチド鎖中に含む、請求項9に記載の組換え型改変NK-92細胞。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、2018年8月1日に提出された米国仮特許出願第62/713,264号;2018年8月1日に提出された米国仮特許出願第62/713,278号、2018年8月1日に提出された米国仮特許出願第62/713,310号;及び2018年8月1日に提出された米国仮特許出願第62/713,323号の優先権を主張する。これらの出願はそれぞれ、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,100 文字)
【0002】
配列表
サイズが97KBの104077_0007PCT_Seq_listing_rev004_ST25という名前の配列表のASCIIテキストファイルの内容は、2019年8月1日に作成され、本出願と共にEFS-Webを介して電子的に提出され、参照によりその全体が組み込まれる。
【0003】
本発明の分野は、癌及び腫瘍に対する免疫療法を改善するための基礎として細胞傷害性活性化ナチュラルキラー細胞株(NK-92)を使用する遺伝子操作された細胞である。
【背景技術】
【0004】
背景の説明は、本発明を理解するのに役立ち得る情報を含む。これは、本明細書で提供される情報のいずれかが先行技術であるか、又は本特許請求の範囲に関連していること、又は具体的若しくは黙示的に参照されている刊行物が先行技術であることを認めるものではない。
【0005】
本明細書における全ての刊行物及び特許出願は、個々の刊行物又は特許出願がそれぞれ参照により組み込まれることが具体的且つ個別に示されている場合と同程度に、参照により組み込まれる。組み込まれた参照における用語の定義又は使用が、本明細書に提供されるその用語の定義と矛盾する、又は反対である場合、本明細書に提供されるその用語の定義が適用され、参照におけるその用語の定義は適用されない。
【0006】
養子移入された腫瘍特異的細胞傷害性リンパ球に基づく癌免疫療法は、悪性腫瘍を有する患者の処置に有望である。特定の癌におけるこの初期の成功にもかかわらず、主に腫瘍微小環境の免疫抑制性のために、腫瘍の処置は依然として課題である。Swarts et al.”Tumor Microenvironment Complexity:Emerging Roles in Cancer Therapy,”Cancer Res,vol.,72,pages 2473-2480,2012を参照されたい。改変T細胞に加えて、NK細胞に基づく免疫療法が検討されている。ナチュラルキラー(NK)細胞は、自然免疫系の主要構成要素を成す細胞傷害性リンパ球である。ナチュラルキラー(NK)細胞は一般に、循環リンパ球の約10~15%を占め、抗原に関して非特異的に且つ事前の免疫感作なしに、ウイルス感染細胞及び多くの悪性細胞を含む標的細胞に結合し且つそれらを死滅させる。Herberman et al.,Science 214:24(1981)。NK-92は、非ホジキンリンパ腫に罹患している対象の血液中で発見され、その後、エクスビボで不死化された、細胞溶解性癌細胞株である。NK-92(登録商標)細胞はNK細胞に由来するが、正常なNK細胞によって示される主な阻害性受容体を欠き、活性化受容体の大部分を保持する。しかしながら、NK-92(登録商標)細胞は正常な細胞を攻撃せず、また、ヒトにおいて容認できない免疫拒絶反応を誘発することもない。
【0007】
リンパ節転移の一般的なドライバーは、ナイーブT細胞及び樹状細胞に主に見られるケモカイン受容体であるCCR7の、低酸素による上方制御である。血液NK細胞上のCCR7受容体の上方制御は、NK細胞のリンパ節へのホーミングを改善し、転移性拡散の一般的な経路であるリンパ節コンパートメントへの同じ経路をたどることを可能にすることが以前に実証されているが、臨床的に関連のある細胞株ではまだ実証されていない。
【0008】
したがって、特に腫瘍微小環境へのNK細胞のホーミング及び調節において、NK細胞及びNK細胞ベースの治療を改善(imprive)する必要が依然として存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
複数の機能要素をコードする核酸を含む改変NK-92(登録商標)細胞が本明細書で提供される。機能要素は、典型的には、免疫療法のための細胞株としての細胞の有効性を改善する特定の機能を提供するタンパク質又はポリペプチドである。一態様において、NK-92(登録商標)細胞は、4つの機能的要素をコードする核酸構築物を含む。いくつかの実施形態において、核酸構築物は、プロモーターに作動可能に連結された4つの機能的要素をコードする配列(「クアドリシストロニック(Quadricistronic)構築物」と呼ばれる)を含む。
【0010】
いくつかの実施形態において、核酸構築物によってコードされる第1の要素は、IL-2又はIL-15などのサイトカインを発現するNK-92(登録商標)細胞の選択を提供するサイトカインである。したがって、いくつかの実施形態において、核酸は、IL-2又はIL-15などのサイトカインをコードする。一実施形態において、IL-2は、IL-2を小胞体IL-2(「erIL-2」)に指向させるシグナル配列と共に発現される。別の実施形態において、IL-15は、IL-15を小胞体IL-15(「erIL-15」)に指向させるシグナル配列と共に発現される。
(【0011】以降は省略されています)
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