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公開番号
2025022240
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126653
出願日
2023-08-02
発明の名称
液体噴霧装置
出願人
株式会社リスニ
,
株式会社アクアフューチャー研究所
代理人
個人
主分類
B05B
11/10 20230101AFI20250206BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】単純な機構によりながらファインバブル領域、特にウルトラファインバブル領域の気泡数密度を著しく高めた液体を噴霧可能な装置を提供する。
【解決手段】液体噴霧装置は、液体を貯留する容器Aと、容器内の液体を噴霧ノズルに導く流路部材と、液体を流路部材を介して吸引し、噴霧ノズルより噴霧させるポンプと、流路部材の流路内に、ポンプにより流路内を流通する液体と接触するように配設され、液体との接触面に液体の流速を局所的に増加させるキャビテーションポイントが複数分散形成されているキャビテーション処理部材54とを備え、キャビテーション処理部材の配設位置における流路の液体流通断面積が、噴霧ノズルの噴霧口の流通断面積よりも大きく設定されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を貯留する容器と、前記容器内の液体を噴霧ノズルに導く流路部材と、前記液体を前記流路部材を介して吸引し、前記噴霧ノズルより噴霧させるポンプと、前記流路部材の流路内に、前記ポンプにより前記流路内を流通する前記液体と接触するように配設され、前記液体との接触面に前記液体の流速を局所的に増加させるキャビテーションポイントが複数分散形成されているキャビテーション処理部材とを備え、前記キャビテーション処理部材の配設位置における前記流路の液体流通断面積が、前記噴霧ノズルの噴霧口の流通断面積よりも大きく設定されていることを特徴とする液体噴霧装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記キャビテーション処理部材はねじ谷部が前記キャビテーションポイントとして機能するねじ部材であり、該ねじ部材のねじピッチ及びねじ谷深さがいずれも0.2mm以上0.4mm以下であり、前記ねじ部材の配設位置における前記流路の液体流通断面積が2.5mm
2
以上15mm
2
以下であり、前記噴霧ノズルの前記噴霧口の内径が0.2mm以上1.0mm以下である請求項1記載の液体噴霧装置。
【請求項3】
前記ねじ部材の配設位置において前記流路の液体流通断面に存する前記ねじ部材のねじ谷部の数を、前記液体流通断面積により除して得られるねじ谷数面積密度の値が2個/mm
2
以上20個/mm
2
以下である請求項2記載の液体噴霧装置。
【請求項4】
前記ポンプが手動式プッシュポンプであり、1プッシュあたりの噴霧量が0.3cc以上2cc以下である請求項2記載の液体噴霧装置。
【請求項5】
前記手動式プッシュポンプを前記液体の平均噴霧流量が30cc/分以上200cc/分となるように手動操作したとき、前記ねじ部材の配設位置における前記流路の液体流通断面における平均流速が0.05m/秒以上1.2m/秒以下であり、前記流路の液体流通断面に存する前記ねじ部材のねじ谷部の数を、前記平均噴霧流量の値により除して得られるねじ谷数流量密度の値が0.08個・分/L以上0.80個・分/L以下である請求項4記載の液体噴霧装置。
【請求項6】
前記流路部材は、第一端部が前記ポンプの吸引側に接続され第二端部が前記容器内にて底面に臨む位置まで延出する吸引チューブを有し、前記キャビテーション処理部材は前記吸引チューブに取り付けられている請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の液体噴霧装置。
【請求項7】
前記キャビテーション処理部材は、前記容器内の残液レベルが満充填状態の50%のとき液面下に没する位置にて前記吸引チューブに取り付けられている請求項6に記載の液体噴霧装置。
【請求項8】
前記キャビテーション処理部材は、前記吸引チューブの前記第二端部に取り付けられている請求項7に記載の液体噴霧装置。
【請求項9】
前記キャビテーション処理部材はねじ谷部が前記キャビテーションポイントとして機能するねじ部材であり、前記吸引チューブと別体に形成された樹脂製のノズル本体に対し前記ねじ部材が、該ねじ部材の脚部が前記ノズル本体に貫通形成された流通孔内に露出するように組み付けられてキャビテーションノズルを形成しており、該キャビテーションノズルが前記吸引チューブに着脱可能に取り付けられている請求項6記載の液体噴霧装置。
【請求項10】
前記吸引チューブの前記第二端部が前記キャビテーションノズルの前記流通孔内に圧入されている請求項9に記載の液体噴霧装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、液体噴霧装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、マイクロバブル(ファインバブル)水を空中に噴射するための空中噴霧用マイクロバブルノズルが開示されている。また、特許文献2には、容器A内に液体が圧縮ガスとともに充填されるとともに、噴射部材付きのバルブ機構を設けた噴射製品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-100720号公報
特許第6746382号公報
特開2004-358284号公報
【非特許文献】
【0004】
NanotechJapan Bulletin Vol. 8, No. 4, 2015 企画特集「Collabo ナノテクノロジー」 <第4 回> 1~6頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の空中噴霧用マイクロバブルノズルは、大気を導入するための特殊な導入口が形成されたノズルを要する。また、このノズルは、導入した大気と圧力水とを混合するための特殊構造を要し、煩雑である。液体を圧縮ガスとともに充填する特許文献2の噴射製品についても同様である。
【0006】
また、こうした加圧溶解式の機構により得られるファインバブル水は、除圧とともに気泡成長が進みやすく、液中に保持できるファインバブルの数密度を高めることが難しく、特にウルトラファインバブル領域の気泡の数密度を確保しにくい問題がある。
【0007】
本発明の課題は、単純な機構によりながらファインバブル領域、特にウルトラファインバブル領域の気泡数密度を著しく高めた液体を噴霧可能な装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の液体噴霧装置は、液体を貯留する容器と、容器内の液体を噴霧ノズルに導く流路部材と、液体を流路部材を介して吸引し、噴霧ノズルより噴霧させるポンプと、流路部材の流路内に、ポンプにより流路内を流通する液体と接触するように配設され、液体との接触面に液体の流速を局所的に増加させるキャビテーションポイントが複数分散形成されているキャビテーション処理部材とを備え、キャビテーション処理部材の配設位置における流路の液体流通断面積が、噴霧ノズルの噴霧口の流通断面積よりも大きく設定されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
上記本発明によると、単純な機構によりながらファインバブル領域、特にウルトラファインバブル領域の気泡数密度を著しく高めた液体を噴霧可能な装置が実現する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の液体処理装置の一例を示す断面図。
図1の液体処理装置の押下ヘッドを拡大して示す断面図。
図1の液体処理装置の空気シリンダ周辺を拡大して示す断面図。
図1の液体処理装置の動作を説明する断面図。
図1の液体処理装置のキャビテーションノズルの拡大図。
図5の縦断面図。
流通孔へのねじ部材の配置形態の第一例を示す底面図。
流通孔へのねじ部材の配置形態の第二例を示す底面図。
液滴中の気泡核が噴霧時に成長して気泡となる様子を説明する模式図。
キャビテーションノズルの別例を示す図。
ねじ部材を吸引チューブの壁部に直接ねじ込む実施形態を示す断面図。
図11の吸引チューブを用いた液体処理装置の構成例を示す断面図。
気泡径クラス別の個数密度の算出結果を実施例1と比較例1とで対比して示すヒストグラム。
気泡径クラス別の体積密度の算出結果を実施例1と比較例1とで対比して示すヒストグラム。
気泡径クラス別の個数密度の算出結果を実施例2と比較例1とで対比して示すヒストグラム。
気泡径クラス別の体積密度の算出結果を実施例2と比較例1とで対比して示すヒストグラム。
気泡径クラス別の個数密度の算出結果を実施例3と比較例2とで対比して示すヒストグラム。
気泡径クラス別の体積密度の算出結果を実施例3と比較例2とで対比して示すヒストグラム。
気泡径クラス別の個数密度の算出結果を実施例4と比較例2とで対比して示すヒストグラム。
気泡径クラス別の体積密度の算出結果を実施例4と比較例2とで対比して示すヒストグラム。
気泡径クラス別の個数密度の算出結果を実施例106と比較例2とで対比して示すヒストグラム。
気泡径クラス別の体積密度の算出結果を実施例106と比較例2とで対比して示すヒストグラム。
気泡径クラス別の個数密度の算出結果を実施例118と比較例1とで対比して示すヒストグラム。
気泡径クラス別の体積密度の算出結果を実施例118と比較例1とで対比して示すヒストグラム。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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