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公開番号
2025022144
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126436
出願日
2023-08-02
発明の名称
冊子作製装置、画像形成システムおよび画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
B42C
9/00 20060101AFI20250206BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約
【課題】冊子作製装置の環境性能を向上する。
【解決手段】冊子作製装置は綴じ代に粉体接着剤が塗布された複数のシートに対して熱と圧力を加えることで冊子を作製する。冊子作製装置は第一接着モードと第二接着モードとを有する。第一接着モードは、綴じ代に塗布される粉体接着剤の塗布量が第一塗布量であり、かつ、複数のシートに供給される熱量に比例する熱パラメータが第一の値である。第二接着モードは、綴じ代に塗布される粉体接着剤の塗布量が第二塗布量であり、かつ、熱パラメータが第二の値である。第一の値は第二の値よりも大きい。第一塗布量は第二塗布量よりも少ない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
綴じ代に粉体接着剤が塗布された複数のシートに対して熱を加える加熱手段と、
前記加熱手段により熱を加えられた前記複数のシートに対して圧力を加えることで冊子を作製する加圧手段と、
前記加熱手段および前記加圧手段を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、第一接着モードと第二接着モードとを有し、
前記第一接着モードは、前記綴じ代に塗布される前記粉体接着剤の塗布量が第一塗布量であり、かつ、前記加熱手段が前記複数のシートに供給する熱量に比例する熱パラメータが第一の値であり、
前記第二接着モードは、前記綴じ代に塗布される前記粉体接着剤の塗布量が第二塗布量であり、かつ、前記熱パラメータが第二の値であり、
前記第一の値は前記第二の値よりも大きく、
前記第一塗布量は前記第二塗布量よりも少ない、
ことを特徴とする冊子作製装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記熱パラメータは、前記加熱手段が前記複数のシートを加熱する加熱時間であり、前記第一の値は第一加熱時間であり、前記第二の値は第二加熱時間であり、
前記加熱手段は、
前記第一接着モードにおいて、前記第一加熱時間にわたり前記複数のシートを加熱し、
前記第二接着モードにおいて、前記第二加熱時間にわたり前記複数のシートを加熱する、
ことを特徴とする請求項1に記載の冊子作製装置。
【請求項3】
前記加熱手段は、
前記第一接着モードにおいて、第一温度で前記複数のシートを加熱し、
前記第二接着モードにおいて、第二温度で前記複数のシートを加熱し、
前記第一温度は、前記第二温度よりも低い、
ことを特徴とする請求項2に記載の冊子作製装置。
【請求項4】
前記熱パラメータは、前記加熱手段の温度であり、前記第一の値は第一温度であり、前記第二の値は第二温度であり、
前記加熱手段は、
前記第一接着モードにおいて、前記第一温度で前記複数のシートを加熱し、
前記第二接着モードにおいて、前記第二温度で前記複数のシートを加熱する、
ことを特徴とする請求項1に記載の冊子作製装置。
【請求項5】
前記加熱手段が前記複数のシートを加熱しているのと並行して、前記加圧手段が前記複数のシートを加圧する、ことを特徴とする請求項1に記載の冊子作製装置。
【請求項6】
前記第一接着モードにおいて前記加圧手段が前記複数のシートを加圧する加圧力は、前記第二接着モードにおいて前記加圧手段が前記複数のシートを加圧する加圧力よりも低い、
ことを特徴とする請求項5に記載の冊子作製装置。
【請求項7】
前記冊子作製装置は、前記複数のシートに画像を形成し、当該複数のシートを前記冊子作製装置へ供給する画像形成装置に接続されており、
前記制御手段は、
前記画像形成装置において単位時間あたりで画像を形成されるシートの枚数であるスループットが第一スループットである場合に、前記第一接着モードを選択し、
前記画像形成装置における前記スループットが第二スループットである場合に、前記第二接着モードを選択し、
前記第一スループットは前記第二スループットよりも低い、
ことを特徴とする請求項1に記載の冊子作製装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記画像形成装置において、前記画像形成装置が画像を形成することができないダウンタイムが発生すると、前記第二スループットから前記第一スループットに切り替える、
ことを特徴とする請求項7に記載の冊子作製装置。
【請求項9】
前記ダウンタイムは、前記画像形成装置において前記画像の形成に関与する部材のクリーニングに関する制御に伴って発生する、ことを特徴とする請求項8に記載の冊子作製装置。
【請求項10】
前記ダウンタイムは、前記画像形成装置の内部温度の上昇に伴って発生する、ことを特徴とする請求項8に記載の冊子作製装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は冊子作製装置、画像形成システムおよび画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
冊子作製装置は、画像を印刷された複数のシートを電動ステープラにより針止めして冊子を作製する。しかし、金属製の針は、冊子のリサイクルを妨げる。特許文献1によれば、複数のシートを粉体接着剤で接着して冊子を作製する後処理装置が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-209859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、冊子作製装置についても持続可能な開発目標(SDGs)が求められる。とりわけ、冊子を作製するために使用される粉体接着剤の量を削減すること、または、冊子作製装置に使用される部品の交換頻度を削減することなど、冊子作製装置の環境性能を向上することが求められる。そこで、本発明は、冊子作製装置の環境性能を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、たとえば、
綴じ代に粉体接着剤が塗布された複数のシートに対して熱を加える加熱手段と、
前記加熱手段により熱を加えられた前記複数のシートに対して圧力を加えることで冊子を作製する加圧手段と、
前記加熱手段および前記加圧手段を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、第一接着モードと第二接着モードとを有し、
前記第一接着モードは、前記綴じ代に塗布される前記粉体接着剤の塗布量が第一塗布量であり、かつ、前記加熱手段が前記複数のシートに供給する熱量に比例する熱パラメータが第一の値であり、
前記第二接着モードは、前記綴じ代に塗布される前記粉体接着剤の塗布量が第二塗布量であり、かつ、前記熱パラメータが第二の値であり、
前記第一の値は前記第二の値よりも大きく、
前記第一塗布量は前記第二塗布量よりも少ない、
ことを特徴とする冊子作製装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、冊子作製装置の環境性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
画像形成システム(冊子作製装置)を説明する図
綴じ代に接着用トナーが塗布されることを説明する図
整合処理を説明する図
接着処理を説明する図
CPUの機能を説明する図
接着モードの切り替えを説明する図
接着モードの切り替え方法を説明するフローチャート
試験方法を説明する図
試験結果を説明する図
接着モードの切り替えを含む冊子作製方法を示すフローチャート
画像形成システム(冊子作製装置)を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0009】
<実施例1>
(1)画像形成システム
図1が示すように、画像形成システム1は、画像形成装置100と後処理装置130を有している。後処理装置130は画像形成装置100に接続されるシート処理装置である。画像形成装置100は、記録材であるシートSに画像を形成する。中間搬送ユニット120は、画像が形成されたシートSを後処理装置130へ搬送する。後処理装置130は、必要に応じてシートSに後処理を施して出力する。なお、画像形成システム1が冊子作製装置と理解されてもよいし、後処理装置130が冊子作製装置と理解されてもよい。
【0010】
画像形成装置100は、シートカセット8、画像形成部10、定着装置6、およびこれらを収容する筐体19を備えている。画像形成部10は、シートカセット8から給送されるシートSにトナー画像を形成する。定着装置6はシートSにトナー画像を定着させる定着処理を実行する。
(【0011】以降は省略されています)
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