TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025021519
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-14
出願番号2023125268
出願日2023-08-01
発明の名称真贋判定システム及び真贋判定装置
出願人株式会社デンソーウェーブ
代理人個人,個人
主分類G06T 7/60 20170101AFI20250206BHJP(計算;計数)
要約【課題】二次元コードの撮像画像の一部から特徴点を抽出することで、二次元コードの真贋判定に関する判定精度を向上させ得る構成を提供する。
【解決手段】二次元コード10の撮像画像の第2抽出対象範囲E2から抽出される複数の特徴点に関する情報が第2真正特徴点情報として当該二次元コード10に記録される固有の真贋判定用情報に関連付けられてサーバ40に登録される。そして、撮像部23により撮像された二次元コードの撮像画像における第2抽出対象範囲E2に相当する画像部分が一部コード画像として切り出されると、一部コード画像から複数の特徴点が抽出される。そして、一部コード画像が切り出された二次元コードから読み取られた真贋判定用情報に関連付けられる第2真正特徴点情報がサーバ40から取得され、特徴点抽出処理の抽出結果とサーバ40からの取得結果とに基づいて、撮像部23により撮像された二次元コードについて真贋判定が行われる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
真贋判定用であることを示す固有の真贋判定用情報が記録される二次元コードと、
前記二次元コードを撮像した撮像結果と登録部からの情報とを利用して当該二次元コードの真贋判定を行う真贋判定装置と、
を備える真贋判定システムであって、
前記登録部では、前記二次元コードの撮像画像の所定の一部から抽出される複数の特徴点に関する情報が真正特徴点情報として当該二次元コードに記録される前記真贋判定用情報に関連付けられて登録され、
前記真贋判定装置は、
撮像部と、
前記撮像部により撮像された二次元コードの撮像画像における前記所定の一部に相当する画像部分を一部コード画像として切り出す画像切出部と、
前記画像切出部により切り出された前記一部コード画像から複数の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
前記一部コード画像が切り出された二次元コードから読み取られた前記真贋判定用情報に関連付けられる前記真正特徴点情報を前記登録部から取得する取得部と、
前記特徴点抽出部の抽出結果と前記取得部の取得結果とに基づいて、前記撮像部により撮像された二次元コードについて真贋判定を行う真贋判定部と、
を備えることを特徴とする真贋判定システム。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記画像切出部は、同じ二次元コードを前記撮像部により複数回撮像した撮像画像ごとに前記一部コード画像を切り出し、
前記真贋判定部は、複数の前記一部コード画像ごとに得られる前記特徴点抽出部の抽出結果の少なくともいずれか1つについて、前記取得部により取得された前記真正特徴点情報に対して特徴点の一致する数が所定の閾値以上になると、前記撮像部により撮像された二次元コードが真正であると判定することを特徴とする請求項1に記載の真贋判定システム。
【請求項3】
前記二次元コードは、三隅にファインダパターンが配置されるQRコードであって、
前記所定の一部は、前記ファインダパターンを基準に設定されることを特徴とする請求項1に記載の真贋判定システム。
【請求項4】
真贋判定用であることを示す固有の真贋判定用情報が記録される二次元コードを撮像した撮像結果と登録部からの情報とを利用して当該二次元コードの真贋判定を行う真贋判定装置であって、
前記登録部では、前記二次元コードの撮像画像の所定の一部から抽出される複数の特徴点に関する情報が真正特徴点情報として当該二次元コードに記録される前記真贋判定用情報に関連付けられて登録され、
撮像部と、
前記撮像部により撮像された二次元コードの撮像画像における前記所定の一部に相当する画像部分を一部コード画像として切り出す画像切出部と、
前記画像切出部により切り出された前記一部コード画像から複数の特徴点を抽出する特徴点抽出部と、
前記一部コード画像が切り出された二次元コードから読み取られた前記真贋判定用情報に関連付けられる前記真正特徴点情報を前記登録部から取得する取得部と、
前記特徴点抽出部の抽出結果と前記取得部の取得結果とに基づいて、前記撮像部により撮像された二次元コードについて真贋判定を行う真贋判定部と、
を備えることを特徴とする真贋判定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二次元コードの真贋判定を行う真贋判定システム及び真贋判定装置に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、認証する個体を撮像して、その撮像画像中での個体の持つ傷や凹み等を特徴点として抽出し、抽出された特徴点と個体認証データとの比較結果に応じて、撮像された個体の認証、すなわち、撮像された個体が真正品であるか否かについて真贋判定する手法が公開されている。
【0003】
このような撮像画像から抽出される特徴点を利用した真贋判定に関する技術として、例えば、下記特許文献1に開示される個体識別システムが知られている。この個体識別システムでは、特徴点抽出処理により撮像画像から抽出された被写体の各特徴点がその画像中の被写体に重ねて表示される際、製造工程を経ても表面模様の色味等が変化し難い箇所について重点的に特徴点が抽出されるように、ユーザによって撮影条件が調整される。これにより、画像の登録時と識別時とで表面模様が変化する場合であっても、精度良く識別することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-174439号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、QRコード(登録商標)などの二次元コードを利用した真贋判定として、真正品に付された二次元コード(以下、真正コードともいう)の撮像画像から抽出された特徴点(以下、真正特徴点ともいう)に関する真正特徴点情報を利用する手法がある。具体的には、例えば、真正特徴点情報を流通前の段階で事前に取得してサーバ等に登録し、真贋判定を行う物品に付された二次元コードの撮像画像から抽出された特徴点とサーバ等から取得した真正特徴点との比較結果に応じて真贋判定を行う手法がある。
【0006】
このような真贋判定手法では、二次元コードの撮像画像から抽出された特徴点とサーバ等から取得した真正特徴点との一致する数が所定の閾値以上となることで、撮像された二次元コードが真正コードであり、その二次元コードを付した物品が真正品であると判定することができる。複製した二次元コードでは、印刷ムラ等に起因して印刷状態が変化するために、その撮像画像から抽出された特徴点と上記真正特徴点との一致する数が、真正コードの場合よりも少なくなるからである。
【0007】
しかしながら、真正品に付された二次元コードを高性能のスキャナでスキャンして高性能のレーザプリンタ等で印刷することで、二次元コードが高精度に偽造される場合がある。このような場合、印刷状態の変化が小さくなることから、その偽造された二次元コードの撮像画像から抽出される特徴点と上記真正特徴点との一致する数が所定の閾値以上になってしまうと、真正品であると誤判定されるという問題がある。
【0008】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、二次元コードの撮像画像の一部から特徴点を抽出することで、二次元コードの真贋判定に関する判定精度を向上させ得る構成を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明は、
真贋判定用であることを示す固有の真贋判定用情報が記録される二次元コード(10)と、
前記二次元コードを撮像した撮像結果と登録部(40)からの情報とを利用して当該二次元コードの真贋判定を行う真贋判定装置(20)と、
を備える真贋判定システム(1)であって、
前記登録部では、前記二次元コードの撮像画像の所定の一部(E2)から抽出される複数の特徴点に関する情報が真正特徴点情報として当該二次元コードに記録される前記真贋判定用情報に関連付けられて登録され、
前記真贋判定装置は、
撮像部(23)と、
前記撮像部により撮像された二次元コードの撮像画像における前記所定の一部に相当する画像部分を一部コード画像として切り出す画像切出部(21)と、
前記画像切出部により切り出された前記一部コード画像から複数の特徴点を抽出する特徴点抽出部(21)と、
前記一部コード画像が切り出された二次元コードから読み取られた前記真贋判定用情報に関連付けられる前記真正特徴点情報を前記登録部から取得する取得部(21,27)と、
前記特徴点抽出部の抽出結果と前記取得部の取得結果とに基づいて、前記撮像部により撮像された二次元コードについて真贋判定を行う真贋判定部(21)と、
を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、
真贋判定用であることを示す固有の真贋判定用情報が記録される二次元コード(10)を撮像した撮像結果と登録部(40)からの情報とを利用して当該二次元コードの真贋判定を行う真贋判定装置(20)であって、
前記登録部では、前記二次元コードの撮像画像の所定の一部(E2)から抽出される複数の特徴点に関する情報が真正特徴点情報として当該二次元コードに記録される前記真贋判定用情報に関連付けられて登録され、
撮像部(23)と、
前記撮像部により撮像された二次元コードの撮像画像における前記所定の一部に相当する画像部分を一部コード画像として切り出す画像切出部(21)と、
前記画像切出部により切り出された前記一部コード画像から複数の特徴点を抽出する特徴点抽出部(21)と、
前記一部コード画像が切り出された二次元コードから読み取られた前記真贋判定用情報に関連付けられる前記真正特徴点情報を前記登録部から取得する取得部(21,27)と、
前記特徴点抽出部の抽出結果と前記取得部の取得結果とに基づいて、前記撮像部により撮像された二次元コードについて真贋判定を行う真贋判定部(21)と、
を備えることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
情報提示方法
28日前
個人
RFタグ読取装置
1か月前
個人
アカウントマップ
21日前
個人
自動精算システム
1か月前
個人
プログラム
20日前
個人
プログラム
27日前
個人
売買システム
1か月前
個人
管理サーバ
1か月前
個人
発想支援方法及びシステム
1か月前
個人
市場受発注システム
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
個人
案件管理装置および端末装置
7日前
個人
分類処理プログラム及び方法
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
個人
学習装置及び推論装置
20日前
個人
VRによる人体各部位の立体化
1か月前
井関農機株式会社
ロボット作業車両
1か月前
株式会社発明屋
電池指向の構造設計
14日前
富士通株式会社
金融システム
28日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
管理装置
15日前
株式会社プレニーズ
仲介システム
21日前
株式会社イズミ
総合代行システム
3日前
個人
ダブルオークションシステム
3日前
富士通株式会社
プロセッサ
13日前
村田機械株式会社
人員配置システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
画像処理装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
情報通知方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
作業管理装置
1か月前
個人
情報処理装置およびプログラム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
記号識別方法
1か月前
富士通株式会社
予測
6日前
トヨタ自動車株式会社
作業評価装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
無線通信装置
1か月前
個人
販売支援システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
生成装置
28日前
続きを見る