特許ウォッチ

公開番号2025021236
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023125026
出願日2023-07-31
発明の名称調理システム、厨房用換気装置、加熱調理器、および調理システムの制御方法
出願人富士工業株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類F24C 7/00 20060101AFI20250205BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】自動調理における厨房用換気装置の制御に対応できる調理システム、厨房用換気装置、加熱調理器、および調理システムの制御方法を提供する。
【解決手段】調理システム400は、厨房用換気装置100、取得部520、および制御部530を有する。取得部510は、調理手順を含むレシピ情報と当該レシピ情報に応じた厨房用換気装置100の動作内容とを含み、レシピ情報に応じた処理を行うための調理データを取得する。制御部530は、調理データに基づいて、それぞれのレシピ情報に応じた処理を行うよう厨房用換気装置100を制御する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
厨房用換気装置と、
調理手順を含むレシピ情報と当該レシピ情報に応じた前記厨房用換気装置の動作内容とを含み、前記レシピ情報に応じた処理を行うための調理データを取得する取得部と、
前記調理データに基づいて、それぞれの前記レシピ情報に応じた処理を行うよう前記厨房用換気装置を制御する制御部と、
を有する、調理システム。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記調理データは、さらに、前記レシピ情報に応じた加熱調理器の動作内容を含み、
前記制御部は、前記調理データに基づいて、それぞれの前記レシピ情報に応じた処理を行うよう前記加熱調理器を制御する、請求項１に記載の調理システム。
【請求項３】
前記調理データは、前記調理手順に従って予め順序付けられた複数の工程を含み、
前記制御部は、各々の前記工程を実行する際、実行中の現工程から次工程へ移行する前に、現工程から次工程へ移行可能か否かを判定する、請求項１または２に記載の調理システム。
【請求項４】
前記制御部は、ユーザの所定の操作に基づき現工程から次工程へ移行可能か否かを判定する、請求項３に記載の調理システム。
【請求項５】
前記ユーザが操作可能な操作部をさらに有し、
前記制御部は、前記ユーザの前記操作部に対する操作に基づき現工程から次工程へ移行可能か否かを判定する、請求項４に記載の調理システム。
【請求項６】
外部端末と通信する通信部をさらに有し、
前記制御部は、前記通信部を通じて、前記外部端末に対する操作入力を受信し、前記外部端末に対する前記操作入力に基づき現工程から次工程へ移行可能か否かを判定する、請求項４に記載の調理システム。
【請求項７】
調理物の調理状態を検知する調理状態検知部をさらに有し、
前記調理データは、現工程から次工程へ移行可能か否かを判定するための工程移行条件をさらに含み、
前記制御部は、現工程における前記調理状態検知部が検知した前記調理物の調理状態と前記工程移行条件とを比較し、前記調理状態検知部が検知した前記調理物の調理状態が、現工程における前記工程移行条件を満たした場合に、現工程から次工程へ移行可能と判定する、請求項３に記載の調理システム。
【請求項８】
前記調理状態検知部は、温度を検知する温度検知部を備え、
前記工程移行条件は、温度に関して現工程から次工程へ移行可能か否かを判定するための工程移行温度条件を含み、
前記制御部は、前記温度検知部の検知結果に基づき現工程における前記調理物の調理状態を判断し、判断された調理状態が、現工程における前記工程移行温度条件を満たした場合に、現工程から次工程へ移行可能と判定する、請求項７に記載の調理システム。
【請求項９】
前記調理状態検知部は、複数の温度検知部を備え、
前記制御部は、工程ごとに予め定められた一つまたは複数の前記温度検知部の検知結果を使用して、現工程から次工程へ移行可能か否かを判定する、請求項８に記載の調理システム。
【請求項１０】
前記調理状態検知部は、複数の検知手段を備え、
前記制御部は、前記複数の検知手段のうち少なくとも２つ以上の検知手段による検知結果に基づき前記調理物の調理状態を判断する、請求項７に記載の調理システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、調理システム、厨房用換気装置、加熱調理器、および調理システムの制御方法に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、調理支援を目的とした技術開発が進められている。例えば、コンロの自動調理用の制御データを含むレシピ情報を受信し、当該制御データを用いて自動調理を行う加熱調理システムが知られている（下記特許文献１を参照）。レシピ情報には、上記制御データが含まれるとともに、調理内容および自動調理で使用すべき加熱部の識別情報が記録されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－１０６６７９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
調理を成功させるには、コンロ等の加熱調理器だけではなくレンジフード（厨房用換気装置）による換気や照明の適切な使用が不可欠である。したがって、自動調理、例えば全自動や半自動（調理者による作業も含む）で調理を行う場合においても、コンロ等の加熱調理器だけではなくレンジフードによる換気や照明の適切な制御が不可欠となる。しかし、特許文献１の技術では、自動調理におけるコンロの制御には対応するものの、自動調理におけるレンジフードの制御には対応できないという問題がある。
【０００５】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の主な目的は、自動調理におけるレンジフードの制御に対応できる調理システム、厨房用換気装置、加熱調理器、および調理システムの制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するための本発明の調理システムは、厨房用換気装置、取得部、および制御部を有する。取得部は、調理手順を含むレシピ情報と当該レシピ情報に応じた厨房用換気装置の動作内容とを含み、レシピ情報に応じた処理を行うための調理データを取得する。制御部は、調理データに基づいて、それぞれのレシピ情報に応じた処理を行うようレンジフードを制御する。
【０００７】
上記目的を達成するための本発明の厨房用換気装置は、取得部および制御部を有する。取得部は、調理手順を含むレシピ情報と当該レシピ情報に応じた厨房用換気装置の動作内容とを含み、レシピ情報に応じた処理を行うための調理データを取得する。制御部は、調理データに基づいて、それぞれのレシピ情報に応じた処理を行うよう厨房用換気装置を制御する。
【０００８】
上記目的を達成するための本発明の加熱調理器は、取得部および制御部を有する。取得部は、調理手順を含むレシピ情報と当該レシピ情報に応じた厨房用換気装置の動作内容および加熱調理器の動作内容とを含み、レシピ情報に応じた処理を行うための調理データを取得する。制御部は、調理データに基づいて、それぞれのレシピ情報に応じた処理を行うよう厨房用換気装置および加熱調理器を制御する。
【０００９】
上記目的を達成するための本発明の調理システムの制御方法は、厨房用換気装置を備える調理システムの制御方法である。調理システムの制御方法は、調理手順を含むレシピ情報と当該レシピ情報に応じた厨房用換気装置の動作内容とを含み、レシピ情報に応じた処理を行うための調理データを取得する取得ステップと、調理データに基づいて、それぞれのレシピ情報に応じた処理を行うよう厨房用換気装置を制御する制御ステップと、含む。
【発明の効果】
【００１０】
本発明の調理システム、厨房用換気装置、加熱調理器、および調理システムの制御方法によれば、調理データに基づいて、それぞれのレシピ情報に応じた処理を行うよう厨房用換気装置が制御される。したがって、自動調理における厨房用換気装置の制御に対応できる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許