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公開番号2025021147
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124896
出願日2023-07-31
発明の名称光モジュール
出願人NTTイノベーティブデバイス株式会社,日本電信電話株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類G02B 6/30 20060101AFI20250205BHJP(光学)
要約【課題】容易に適切な位置にチューブを接着固定するため光デバイス用の部品および当該部品を備えた光モジュールを提供する。
【解決手段】平板状の上部(31a)、並びに上部に略垂直な第1の側部(31b)および第2の側部(31c)と、上部、第1の側部、および第2の側部により形成された、光ファイバ(20)を保持するファイバブロック(21)を収容する凹部であり、第2の側部が光ファイバを延伸方向に引き出すための開口部を有している、凹部と、を備えたデバイス基板(10)に集積されたシリコンチップ(23)と光ファイバ(20)の接続部に用いる部品において、上部に形成された、当該上部に略垂直な押し当て部(50)であり、光ファイバが通る中空部を有するチューブ(22)の端が当接する、押し当て部とを備えた。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
デバイス基板に集積されたシリコンチップと光ファイバの接続部に用いる部品であって、
平板状の上部、並びに前記上部に略垂直な第1の側部および第2の側部と、
前記上部、前記第1の側部、および前記第2の側部により形成された凹部と、
前記凹部内の前記上部の所定の位置に形成された、当該上部に略垂直な押し当て部と
を備えた、部品。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記部品は、さらに前記第2の側部の開口部に載置された前記光ファイバが通る中空部を有するチューブを有し、
前記押し当て部は、前記チューブの一部が当接し、前記光ファイバと接触しない位置に形成されている、請求項1に記載の部品。
【請求項3】
前記押し当て部は、前記チューブの一部と1箇所で当接するように形成されている、請求項2に記載の部品。
【請求項4】
前記押し当て部は、前記チューブの一部と2箇所で当接するように形成されている、請求項2に記載の部品。
【請求項5】
前記チューブの一部と前記2箇所で当接する前記押し当て部は、前記上部側が連結されている、請求項4に記載の部品。
【請求項6】
前記押し当て部と前記開口部との間に形成された接着剤収容部をさらに備えた、請求項2に記載の部品。
【請求項7】
前記接着剤収容部は前記押し当て部が形成された面よりも更に切削され形成されている、請求項6に記載の部品。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の部品を備えた光モジュールであって、
前記デバイス基板と、
前記シリコンチップの表面に形成された導波路と
を備え、
前記シリコンチップの端面において前記導波路と前記光ファイバとが光結合された、光モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光モジュールに関し、より詳細には、光デバイスと光ファイバの接続部に用いる部品および当該部品を備えた光モジュールに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ネットワーク内の光送受信モジュールには小型化、低消費電力化、および伝送速度の増大が求められている。小型のシリコンチップ上に光送信回路や光受信回路を集積し、これを増幅器等の電子回路と共にパッケージ化したデジタルコヒーレント用の光モジュール(Coherent Optical SubAssembly:COSA)はそれを実現するデバイスとして期待されている。
【0003】
図1に、従来のCOSA100を示す。図1(a)は上面方向からの斜視図、図1(b)は下面方向からの斜視図、図1(c)はCOSA100の入出力部の下面方向からの斜視図、図1(d)は断面線Id-IdにおけるCOSA100の入出力部の断面図である。なお、COSA100を構成するデバイス基板10のBGA(ball grid array)側を下面と称している。
【0004】
図1に示すように、COSA100は、シリコンフォトニクス技術を活用した導波路を含むシリコンチップ23を集積したデバイス基板10と、これらを保護するリッド30とを有している。図1には、シリコンチップ23の表面に形成された導波路と光学的に接続される光ファイバ20も示されている。なお、シリコンチップ23は、導波路が形成された表面がデバイス基板10の下面側を向くように、集積されている。
【0005】
光ファイバ20が、ファイバブロック21を介して、シリコンチップ23の導波路と接続するように、ファイバブロック21は、シリコンチップ23に直接固定されている。図1(d)に示すように、ファイバブロック21はリッド30に接触することなくリッド30との間にわずかな隙間を有している。図1において、光ファイバ20は、複数の光ファイバが整列したテープ芯線を示している。光ファイバ20の各芯線の先端は、ファイバブロック21のV溝に沿って配列されている。図1には、ファイバブロック21のV溝と対向して配置されたファイバ保護樹脂24も示されている。V溝とファイバ保護樹脂24との間に光ファイバ20が固定されている。各芯線の先端は、V溝を通ってファイバブロック21の端面まで延伸している。シリコンチップ23の端面と、ファイバブロック21の端面とが対向して接続固定されている。尚、シリコンチップ23の端面における反射を防止するためにシリコンチップ23に端面付近における導波路の向きは、当該端面に対して垂直にならないように(X方向にならないよう)なっている。光ファイバ20の延伸方向もまた、シリコンチップ23の端面に対して垂直にならないようになっている。
【0006】
図1に示すリッド30は、シリコンチップ23の表面に形成された導波路と光ファイバ20との結合部を保護するための光ファイバ結合部保護部31を有している。
【0007】
図2に、従来の光ファイバ結合部保護部31を示す。図2(a)は図1(c)と同様のCOSA100の入出力部の下面方向からの斜視図、図2(b)は断面線IIb-IIbにおける光ファイバ20の延伸方向の断面図、図2(c)は光ファイバ結合部保護部31の一部の下面方向の平面図、および図2(d)は断面線IId-IIdにおける光ファイバ結合部保護部31の一部の断面図である。
【0008】
光ファイバ結合部保護部31は、平板状の上部31a、並びにファイバブロックの周囲3方向に上部31aに略垂直な側部31bおよび側部31cを有する。図2(a)に示すように、上部31a、側部31b、および側部31cにより形成される空間にファイバブロック21は収容されている。側部31cは、光ファイバ20を通すための開口部を有している。
【0009】
光ファイバ20は延伸方向に垂直な方向の力に弱い。したがって、図2に示すように、光ファイバ20が直接開口部に接触しないように光ファイバ20を保護するためのチューブ22が備えられている。光ファイバ20は、チューブ22を通ってファイバブロック21に固定される。
【0010】
チューブ22の内径は光ファイバ20の各芯線の直径の合計よりも十分大きい。したがって、チューブ22は光ファイバ20の延伸方向に自在に移動可能である。このため、チューブ22は、移動しないように光ファイバ結合部保護部31に固定される。
(【0011】以降は省略されています)

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