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公開番号
2025021063
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124768
出願日
2023-07-31
発明の名称
半導体パッケージ
出願人
国立大学法人神戸大学
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
23/12 20060101AFI20250205BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】量子ビットチップなどの半導体から発生する熱を効率良く排熱することが課題。
【解決手段】半導体パッケージは、量子ビットチップ1と、排熱用貫通ビア22を備える厚さを薄くした(例えば、20μm以下)インターポーザ2と、熱伝導部31を埋め込んだ回路基板3と、ヒートスプレッダ4とを有する。量子ビットチップ1は、排熱用バンプ12を用いてインターポーザ2の排熱用貫通ビア22にフリップチップ実装され、インターポーザ2の排熱用貫通ビア22及び回路基板3に埋め込まれた熱伝導部31との間は、圧着により接続されている。量子ビット1で発生した熱は、排熱用バンプ12、排熱用貫通ビア22、熱伝導部31の経路でヒートスプレッダ4に排熱される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の半導体チップと、
前記複数の半導体チップがフリップチップ実装され、前記半導体チップに生じた熱を排熱するための排熱用貫通ビアを有するインターポーザと、
前記インターポーザが実装され、前記排熱用貫通ビアと接続される所定の排熱用熱伝導材料からなる熱伝導部が埋め込まれた回路基板と、
前記回路基板が実装されるヒートスプレッダと
を備えた半導体パッケージ。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記インターポーザは、
厚みが20μm以下のシリコン半導体基板からなる請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項3】
前記インターポーザは、
信号伝送用に設けられた第1の貫通ビアと異なる位置に前記排熱用貫通ビアを有し、
前記回路基板は、
前記第1の貫通ビアに接続される信号伝送用の第2の貫通ビアとは独立に、前記排熱用貫通ビアと接続可能な位置に前記熱伝導部が埋め込まれる
請求項2に記載の半導体パッケージ。
【請求項4】
前記回路基板は、
前記複数の半導体チップに対応する位置の一部をそれぞれ含む領域に前記熱伝導部が埋め込まれる請求項3に記載の半導体パッケージ。
【請求項5】
前記回路基板は、
前記複数の半導体チップの一部を形成する第1の半導体チップに対応する前記熱伝導部の位置と、前記複数の半導体チップの一部を形成する第2の半導体チップに対応する前記熱伝導部の位置との間の熱伝導を阻害する隔壁を含む請求項4に記載の半導体パッケージ。
【請求項6】
前記インターポーザの前記第1の貫通ビア及び前記排熱用貫通ビアと、前記回路基板の前記第2の貫通ビア及び前記熱伝導部とを圧着接合で接続する請求項3に記載の半導体パッケージ。
【請求項7】
前記インターポーザの前記第1の貫通ビア及び前記排熱用貫通ビアと、前記回路基板の前記第2の貫通ビア及び前記熱伝導部とをバンプ接合で接続する請求項3に記載の半導体パッケージ。
【請求項8】
前記回路基板は、
ガラスエポキシ基板又は金属ベース基板で形成された1層の回路基板、又は、前記ガラスエポキシ基板で形成された多層の回路基板からなる請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項9】
前記熱伝導部は、
第1の排熱用熱伝導材料からなる層と、第2の排熱用熱伝導材料からなる層とを含む多層構造で形成された請求項1に記載の半導体パッケージ。
【請求項10】
前記熱伝導部は、
銅又は金の排熱用熱伝導材料からなる請求項1~9のいずれか一つに記載の半導体パッケージ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、量子ビットチップなどの半導体から発生する熱を効率良く排熱することができる半導体パッケージに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、量子ビットの実現のためには極低温環境が必要となるが、量子ビットの動作に伴う発熱により希釈冷凍機内部の温度が上昇してしまう。このため、量子ビットを形成した半導体チップ(以下、「量子ビットチップ」と言う)の熱を効率良く排熱する技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、構造体が、量子ビットチップ、貫通電極を有するインターポーザと、貫通電極を有する実装基板とを有し、貫通電極の材質を銅とすることにより、本来信号伝送用の貫通電極を介して量子ビットチップの熱を実装基板のインターポーザの搭載面の反対側の面へと伝熱させる技術が開示されている(図1(a)を参照)。かかる特許文献1により、貫通電極を熱伝導路として量子ビットチップの熱を排熱させ、量子ビットチップ近傍の温度上昇を低減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-041642号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1のものは、口径が小さい貫通電極を熱伝導路として利用するため、量子ビットチップに生ずる発熱量によっては、量子ビットチップの熱を十分に排熱できない可能性がある。特に、複数の量子ビットチップをマルチチップ実装する場合には、量子ビットチップの排熱を効率良く行う必要がある。
【0006】
本発明は、上記従来技術による問題点(課題)を解決するためになされたものであって、量子ビットチップなどの半導体から発生する熱を効率良く排熱することができる半導体パッケージを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、複数の半導体チップと、前記複数の半導体チップがフリップチップ実装され、前記半導体チップに生じた熱を排熱するための排熱用貫通ビアを有するインターポーザと、前記インターポーザが実装され、前記排熱用貫通ビアと接続される所定の排熱用熱伝導材料からなる熱伝導部が埋め込まれた回路基板と、前記回路基板が実装されるヒートスプレッダとを備えた。
【0008】
また、本発明は、上記発明において、前記インターポーザは、厚みが20μm以下のシリコン半導体基板からなる。
【0009】
また、本発明は、上記発明において、前記インターポーザは、信号伝送用に設けられた第1の貫通ビアと異なる位置に前記排熱用貫通ビアを有し、前記回路基板は、前記第1の貫通ビアに接続される信号伝送用の第2の貫通ビアとは独立に、前記排熱用貫通ビアと接続可能な位置に前記熱伝導部が埋め込まれる。
【0010】
また、本発明は、上記発明において、前記回路基板は、前記複数の半導体チップに対応する位置の一部をそれぞれ含む領域に前記熱伝導部が埋め込まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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