TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024166057
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2024001284
出願日2024-01-09
発明の名称かゆみ抑制剤及び洗浄剤組成物
出願人コタ株式会社,国立大学法人神戸大学
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/42 20060101AFI20241121BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】洗浄剤組成物により発生するかゆみを抑制する。
【解決手段】洗浄剤組成物に起因するかゆみを抑制するかゆみ抑制剤であって、N-デカノイル-プロリンナトリウム、カプロイルメチルタウリンナトリウム、(カプリル/カプラミド)プロピルベタイン及びヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインからなる群より選ばれる1種以上の化合物を含有することを特徴とするかゆみ抑制剤。
【選択図】なし


特許請求の範囲【請求項1】
洗浄剤組成物に起因するかゆみを抑制するかゆみ抑制剤であって、
N-デカノイル-プロリンナトリウム、カプロイルメチルタウリンナトリウム、(カプリル/カプラミド)プロピルベタイン及びヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインからなる群より選ばれる1種以上の化合物を含有することを特徴とするかゆみ抑制剤。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
洗浄成分とかゆみ抑制剤とを含有する洗浄剤組成物であって、
前記かゆみ抑制剤が、N-デカノイル-プロリンナトリウム、カプロイルメチルタウリンナトリウム、(カプリル/カプラミド)プロピルベタイン及びヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインからなる群より選ばれる1種以上の化合物を含有するものである洗浄剤組成物。
【請求項3】
前記かゆみ抑制剤の含有量(A)と前記洗浄成分の含有量(B)との比(A/B)が、0.002以上1以下の範囲である、請求項2に記載の洗浄剤組成物。
【請求項4】
前記洗浄成分としてアミノ酸系界面活性剤を含有する、請求項2に記載の洗浄剤組成物。
【請求項5】
前記アミノ酸系界面活性剤が炭素鎖長C12以上C14以下のものである、請求項4に記載の洗浄剤組成物。
【請求項6】
前記アミノ酸系界面活性剤がラウロイルグルタミン酸ナトリウムである、請求項4に記載の洗浄剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シャンプー組成物等の洗浄剤組成物に起因するかゆみを抑制するかゆみ抑制剤に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
シャンプー組成物などの洗浄剤組成物には、高い洗浄力だけでなく、保湿性や褪色抑制等の様々な性能が求められるため、従来から種々の化学物質の様々な組み合わせが試されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-140471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らが洗浄剤組成物について、より高性能のものを開発するために鋭意検討を続けた結果、特許文献1に記載されたパラベンやアルカリ剤等を含有しない場合であっても、シャンプー組成物などの洗浄剤組成物の組成によっては、例えば洗髪時や洗髪後等に頭皮等にかゆみが生じる場合があることに気が付いた。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、洗浄剤組成物により発生するかゆみを抑制する成分について本発明者が試行錯誤の結果、特定の化合物によって洗浄剤組成物に起因するかゆみを抑制することができることを見出して初めて完成されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
すなわち、本発明に係るかゆみ抑制剤は、洗浄剤組成物に起因するかゆみを抑制するかゆみ抑制剤であって、N-デカノイル-プロリンナトリウム(カプロイルプロリンナトリウムともいう。)、カプロイルメチルタウリンナトリウム、(カプリル/カプラミド)プロピルベタイン及びヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン(コカミドプロピルベタインともいう。)からなる群より選ばれる1種以上の化合物を含有することを特徴とするものである。
前述したかゆみ抑制剤と洗浄成分とを含有する洗浄剤組成物もまた本発明の一部である。
かゆみをより効果的に抑制するには、洗浄剤組成物中の前記かゆみ抑制成分の含有量(A)と前記洗浄成分の含有量(B)との比(A/B)が、0.002以上1以下の範囲であることが好ましい。
前記洗浄剤組成物が、前記洗浄成分としてアミノ酸系界面活性剤を含有するものとすることが好ましい。
前記洗浄成分の具体例としては、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム等を挙げることができる。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、前述したかゆみ抑制剤により、洗浄剤組成物に起因する頭皮等のかゆみを従来よりも抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
リポソーム試験におけるリポソームダイナミクスと刺激及びかゆみとの関係を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の一実施形態について以下に説明する。
本実施形態に係るかゆみ抑制剤は、洗浄剤組成物により発生するかゆみを抑制するものであるため、例えば、ヒトの肌に触れてかゆみを発生する可能性があるものであり、ヒトの顔や手、体、毛髪などを洗浄する洗浄剤組成物に添加して使用することが好ましい。前記洗浄剤組成物の中でも特にシャンプー組成物などの毛髪用洗浄剤組成物に添加して使用することが好ましい。
そこで、以下では、一例として前記かゆみ抑制成分を含有するシャンプー組成物について説明する。
【0009】
本実施形態に係るシャンプー組成物は、洗浄成分を含有するものである。
【0010】
洗浄成分は、シャンプー組成物に洗浄力を与えることを主な目的として添加されるものであり、具体的にはアニオン性界面活性剤である。洗浄成分として使用することができる界面活性剤としては、アミノ酸を原料として製造されたアミノ酸系界面活性剤と、それ以外の非アミノ酸系界面活性剤とを挙げることができる。
アミノ酸系界面活性剤としては、グルタミン酸系界面活性剤、アラニン系界面活性剤、タウリン系界面活性剤、その他のアミノ酸系界面活性剤が挙げることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

コタ株式会社
かゆみ抑制剤及び洗浄剤組成物
5日前
個人
錠剤撒き器
3か月前
個人
穿刺補助具
5か月前
個人
歯の掃除具
25日前
個人
男性用下着
4か月前
個人
身体牽引装置
1か月前
個人
乗馬テラピー
1か月前
個人
発熱器具
25日前
個人
染毛方法
13日前
個人
動体視力強化装置
1か月前
個人
鼻腔拡張具
3か月前
個人
排便漏れ予防装具
4か月前
株式会社コロナ
脱臭機
3か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
3か月前
個人
磁器治療器
1か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
3か月前
東レ株式会社
下肢着用具
1か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
11日前
個人
マウスピース
5か月前
株式会社ナカニシ
生検針
1か月前
個人
血管硬化度算出方法
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
6か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
個人
立位姿勢支持具
4日前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
個人
圧排器具
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
株式会社ファンケル
化粧料
2か月前
株式会社ファンケル
化粧料
1か月前
大正製薬株式会社
内服液剤
1か月前
個人
唾液分泌促進具
1か月前
株式会社ダリヤ
皮膚洗浄剤
2か月前
クラシエ株式会社
毛髪化粧料
5か月前
大正製薬株式会社
固形組成物
6か月前
続きを見る