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公開番号2025012997
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023116241
出願日2023-07-14
発明の名称温度出力装置、空調システム、温度出力方法、及び空調システムの制御方法
出願人国立大学法人神戸大学
代理人個人,個人
主分類F24F 11/80 20180101AFI20250117BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】単一の空調空間における仮想的なエリアごとの温度を知ることができるようにするための温度出力装置を提供する。
【解決手段】温度出力装置10は、単一の空調空間50が仮想的に分割された複数のエリアのそれぞれの温度であるエリア温度を取得する温度取得部11と、温度取得部11によって取得されたエリア温度を出力する出力部12とを備える。このようにして、空調空間50に存在する人は、各エリアのエリア温度について知ることができるようになり、自らが快適に感じる温度のエリアに移動することができるようになる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
単一の空調空間が仮想的に分割されたM個(Mは2以上の整数である)のエリアのそれぞれの温度であるエリア温度を取得する温度取得部と、
前記エリア温度を出力する出力部と、を備えた温度出力装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記出力部は、前記エリア温度を、当該エリア温度に対応するエリアの照明の色によって出力する、請求項1記載の温度出力装置。
【請求項3】
前記出力部は、前記エリア温度を、当該エリア温度に対応するエリアにおいて音によって出力する、請求項1記載の温度出力装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか記載の温度出力装置と、
空気の温度を調整する空調機と、
前記空調機によって温度の調整された空気を前記空調空間に供給する供給部と、
前記エリア温度を用いて、前記空調空間が所望の温度となるように前記供給部を制御する制御部と、を備えた空調システム。
【請求項5】
前記空調空間は、N個(NはM以上の整数である)の区画に仮想的に分割されており、
1個のエリアは、1個または2個以上の区画によって構成されており、
前記供給部は、前記空調機によって温度の調整された空気を、前記N個の区画にそれぞれ独立して供給する複数の区画供給部を備え、
前記制御部は、前記M個のエリア温度がそれぞれ異なる温度となるように、前記複数の区画供給部を制御する、請求項4記載の空調システム。
【請求項6】
前記制御部は、隣接するエリアの間の熱の移動がより小さくなるように、各エリアの目標温度を設定する、請求項5記載の空調システム。
【請求項7】
前記温度取得部は、前記空調空間のペリメーターの温度であるペリメーター温度をも取得し、
前記制御部は、ペリメーターを有するエリアの目標温度と、当該ペリメーターのペリメーター温度との温度差がより小さくなるように、各エリアの目標温度を設定する、請求項5記載の空調システム。
【請求項8】
前記空調空間に存在する人の人数を取得する人数取得部をさらに備え、
前記制御部は、前記人数取得部によって取得された人数が閾値より少ない場合に、空調負荷が最も大きい目標温度のエリアを縮小する、請求項5記載の空調システム。
【請求項9】
前記空調空間に存在する人の人数をエリアごとに取得する人数取得部と、
前記人数取得部によって取得されたエリアごとの人数を用いて、エリアごとの人密度を取得する人密度取得部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記人密度取得部によって取得された人密度が閾値より大きいエリアを拡大する、請求項5記載の空調システム。
【請求項10】
単一の空調空間が仮想的に分割されたM個(Mは2以上の整数である)のエリアのそれぞれの温度であるエリア温度を取得するステップと、
前記エリア温度を出力するステップと、を備えた温度出力方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空調空間における仮想的なエリアごとの温度を出力する温度出力装置、及び空調空間について空調を行う空調システム等に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
単一の空調空間は、通常、均一な温度となるように空調される。そのような空調において省エネルギー化を促進するため、屋外への開放部にエアーカーテンを設けたり、開放部からの空気の流入が少なくなるように空調システムを制御したりすることが行われている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-115053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
快適に感じる温度は人ごとに異なっている。したがって、空調空間を均一な温度に調節した場合には、例えば、ある人にとっては快適であっても、別の人にとっては快適でないということもあり得る。一方、空調空間に異なる温度の領域が存在していたとしても、空調空間にいる人がそのことに気付かなければ、快適に感じる温度の領域に移動することができない。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、単一の空調空間における仮想的なエリアごとの温度を知ることができるようにするための温度出力装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様による温度出力装置は、単一の空調空間が仮想的に分割されたM個(Mは2以上の整数である)のエリアのそれぞれの温度であるエリア温度を取得する温度取得部と、エリア温度を出力する出力部と、を備えたものである。
このような構成により、空調空間における仮想的な各エリアの温度を知ることができるようになる。そのため、空調空間にいる人は、自らが快適に感じる温度のエリアに移動することができるようになる。
【0007】
また、本発明の一態様による温度出力装置では、出力部は、エリア温度を、エリア温度に対応するエリアの照明の色によって出力してもよい。
このような構成により、空調空間にいる人は、照明の色によって各エリアの温度を知ることができるようになる。
【0008】
また、本発明の一態様による温度出力装置では、出力部は、エリア温度を、エリア温度に対応するエリアにおいて音によって出力してもよい。
このような構成により、空調空間にいる人は、出力された音によって各エリアの温度を知ることができるようになる。
【0009】
また、本発明の一態様による空調システムは、温度出力装置と、空気の温度を調整する空調機と、空調機によって温度の調整された空気を空調空間に供給する供給部と、エリア温度を用いて、空調空間が所望の温度となるように供給部を制御する制御部と、を備えたものである。
このような構成により、例えば、空調機を用いた空調によってエリアごとに温度が異なるようになった場合に、そのエリアごとの温度を知ることができるようになる。
【0010】
また、本発明の一態様による空調システムでは、空調空間は、N個(NはM以上の整数である)の区画に仮想的に分割されており、1個のエリアは、1個または2個以上の区画によって構成されており、供給部は、空調機によって温度の調整された空気を、N個の区画にそれぞれ独立して供給する複数の区画供給部を備え、制御部は、M個のエリア温度がそれぞれ異なる温度となるように、複数の区画供給部を制御してもよい。
このような構成により、各エリアの温度が異なるように空調を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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