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公開番号2025020880
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124507
出願日2023-07-31
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G06Q 10/063 20230101AFI20250205BHJP(計算;計数)
要約【課題】サステナビリティへの貢献活動に対して投資する金融商品に対して投資している各投資家それぞれの投資による貢献効果を精度良く算出する装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】投資先貢献効果レポート生成システムにおいて、情報処理装置である投資先貢献効果レポート生成装置のCPUは、サステナビリティへの貢献活動に対して投資する金融商品に対して投資している各投資家の投資の時系列情報を取得する取得処理を実行する投資家情報取得部と、実施された貢献活動を評価する指標であるインパクトの時系列情報を算出し、取得した投資の時系列情報と算出したインパクトの時系列情報とを時系列的にマッチングし、マッチングの結果に基づき、貢献活動における、指定された投資家に対応付けられるインパクトを算出し、算出したインパクトの情報を出力する出力処理を実行する各投資家用インパクト算出部と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
サステナビリティへの貢献活動に対して投資する金融商品に対して投資している各投資家の投資の時系列情報を取得する取得処理と、
実施された前記貢献活動を評価する指標であるインパクトの時系列情報を算出し、前記取得した投資の時系列情報と前記算出したインパクトの時系列情報とを時系列的にマッチングし、マッチングの結果に基づき、前記貢献活動における、指定された投資家に対応付けられるインパクトを算出し、算出したインパクトの情報を出力する出力処理と、
を実行する処理装置を備える、情報処理装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記投資の時系列情報は、各投資家の前記金融商品の保有期間及び当該保有期間における保有率を含み、
前記処理装置は、
前記出力処理において、
前記保有期間と前記算出したインパクトの時系列情報とを時系列的にマッチングし、マッチングの結果に基づき、前記貢献活動における、指定された投資家に対応づけられるインパクトを、前記保有期間における保有率に基づいて算出し、算出したインパクトの情報を出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
複数の期間それぞれにおける前記貢献活動のインパクトの時系列変化のパターン情報を記憶する記憶装置を備え、
前記処理装置は、
前記出力処理において、前記記憶装置から前記パターン情報を読み出し、前記パターン情報に基づいて、前記インパクトの時系列情報を補間する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記処理装置は、
前記出力処理において、前記貢献活動に係る設備の稼働状況の変化に基づいて、前記インパクトの時系列情報を補間する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記処理装置は、
前記指定された投資家に対応付けられるインパクト、及び、当該インパクトの計算に用いたアルゴリズムを含む情報を、前記指定された投資家に係る情報処理装置に送信する送信処理、
を実行する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記処理装置は、
所定期間における、各投資家それぞれに対応付けられるインパクトの全投資家の合計値が、実施された前記貢献活動のインパクト以下であることを確認し、確認した結果を表す情報を、各投資家それぞれに対応付けられるインパクトを監査する監査機関に係る情報処理装置に送信する監査支援処理、
を実行する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
複数の金融商品それぞれの所定期間における前記インパクトの予測値、及び、各投資家それぞれの前記インパクトの目標値を記憶する記憶装置を備え、
前記処理装置は、
前記記憶装置から複数の金融商品それぞれの前記インパクトの予測値を読み出し、前記予測値に基づいて、指定された投資家に対応する前記インパクトと前記目標値との差分を補填可能な金融商品を抽出して出力する抽出処理、
を実行する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記記憶装置は、所定期間における各投資家それぞれの前記インパクトの目標値を記憶し、
前記処理装置は、
前記抽出処理において、前記所定期間の開始から現在までの前記指定された投資家に対応するインパクト、及び、現在から前記所定期間の終了までの前記指定された投資家に対応するインパクトの予測値の合計値と、前記目標値との差分を補填可能な金融商品を、複数の金融商品それぞれの現在から前記所定期間の終了までの前記インパクトの予測値に基づき抽出して出力する、
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記記憶装置は、前記貢献活動の種別、及び前記貢献活動に係る設備の状況毎に前記パターン情報を記憶し、
前記処理装置は、
前記出力処理において、前記金融商品の貢献活動の種別及び設備の状況に対応する前記パターン情報に基づいて、当該金融商品の貢献活動のインパクトの時系列情報を補間する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項10】
情報処理装置が、
サステナビリティへの貢献活動に対して投資する金融商品に対して投資している各投資家の投資の時系列情報を取得する取得処理と、
実施された前記貢献活動を評価する指標であるインパクトの時系列情報を算出し、前記取得した投資の時系列情報と前記算出したインパクトの時系列情報とを時系列的にマッチングし、マッチングの結果に基づき、前記貢献活動における、指定された投資家に対応付けられるインパクトを算出し、算出したインパクトの情報を出力する出力処理とを実行する
情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
持続可能な社会を実現する機運の高まりに伴って、サステナブルファイナンスが注目されている。サステナビリティを意図したプロジェクトでは、環境及び社会貢献等の評価対象に対する当該プロジェクトの影響の大きさ(インパクト)が事業評価の指標として用いられる。
【0003】
特許文献1には、サステナビリティを意図したプロジェクトの活動に関するデータを取得し、当該プロジェクトが与える影響の大きさを算出するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-190194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、プロジェクト全体が与えるインパクトを算出しており、プロジェクトに投資する各投資家それぞれの投資による貢献効果(インパクト)については考慮されていない。
【0006】
プロジェクトに投資する投資家は、発行体等から開示されたプロジェクト全体のインパクトの値をもとに、自身の保有期間、又は保有率に応じて、自身の投資によるインパクトの値を計算し、責任投資レポート等にてその値を開示している。すなわち、各投資家は、自身の投資が与えたインパクトの値を自身で計算しているため、計算ミス等の発生により、その値が実態に即さない可能性がある。例えば、セカンダリ市場で売買した投資家の双方が、同一期間のインパクトをそれぞれ自身の投資が与えたインパクトと開示してしまうと、実際にプロジェクトが生んだ以上のインパクトがあったことになり、グリーンウォッシュになる可能性がある。また、インパクトの値が季節変動等により一定でない場合には、発行体から開示されたインパクトの値に、単純に保有期間の比率をかけて計算すると、実態に即さない値となることがある。例えば、太陽光発電の場合には、保有期間が同じ3カ月であったとしても、夏の3ヵ月か、冬の3ヵ月かで、貢献したインパクトの大きさは大きく変わる。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、サステナビリティへの貢献活動に対して投資する金融商品に対して投資している各投資家それぞれの投資による貢献効果を精度良く算出可能な情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための本発明の一つは、サステナビリティへの貢献活動に対して投資する金融商品に対して投資している各投資家の投資の時系列情報を取得する取得処理と、実施された前記貢献活動を評価する指標であるインパクトの時系列情報を算出し、前記取得した投資の時系列情報と前記算出したインパクトの時系列情報とを時系列的にマッチングし、マッチングの結果に基づき、前記貢献活動における、指定された投資家に対応付けられるインパクトを算出し、算出したインパクトの情報を出力する出力処理と、を実行する処理装置を備える、情報処理装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、サステナビリティへの貢献活動に対して投資する金融商品に対して投資している各投資家それぞれの投資による貢献効果を精度良く算出することができる。
上記した以外の構成及び効果等は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施形態における投資先貢献効果レポート生成システムの構成例を示す図である。
本発明の第1の実施形態における投資先貢献効果レポート生成装置の機能構成例を示す図である。
本発明の第1の実施形態における投資先貢献効果レポート生成装置が記憶する各種データを示す図である。
インパクト量テーブルの一例を示す図である。
投資家情報テーブルの一例を示す図である。
投資家情報テーブルの他の例を示す図である。
インパクト時系列パターンの一例を示す図である。
波形パターンの一例を示すグラフである。
波形パターンテーブルの一例を示す図である。
波形パターンテーブルの他の例を示す図である。
投資先貢献効果レポート生成装置で行われる処理の概要を説明する図である。
各投資家用インパクト算出処理の詳細を説明する処理フロー図である。
インパクトのデータ補間の概要を説明する図である。
割り当て結果ログの一例を示す図である。
投資家別割り当て結果ログの一例を示す図である。
投資貢献効果レポート概要画面の一例を示す図である。
投資貢献効果レポート案件詳細画面の一例を示す図である。
インパクト計算の詳細情報の一例を示す図である。
インパクトのデータ補間結果の一例を示す図である。
本発明の第2の実施形態における投資先貢献効果レポート生成装置の機能構成例を示す図である。
本発明の第2の実施形態における投資先貢献効果レポート生成装置が記憶する各種データを示す図である。
追加投資案件抽出処理の詳細を説明する処理フロー図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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