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公開番号2025020840
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124448
出願日2023-07-31
発明の名称レンズユニット
出願人ニデックインスツルメンツ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 7/02 20210101AFI20250205BHJP(光学)
要約【課題】レンズに対する調芯を容易に行うことができるレンズユニットを提供する。
【解決手段】レンズユニット1は、第5レンズ7を含む複数のレンズと、複数のレンズを内側に収容する第1鏡筒部材20と、複数のレンズの何れかのレンズ間に設けられた絞りと、第5レンズ7を径方向外側から保持するとともに、第1鏡筒部材20に保持されるホルダ70と、を有する。ホルダ70は、第1鏡筒部材20に保持される第1保持部材71と、第5レンズ7を保持するとともに、第1鏡筒部材20の内周面220に接しておらず、第1保持部材71に対して光軸X回りに回転可能な第2保持部材72と、を備える。第1鏡筒部材20は、光軸Xと直交する方向から見たときに、第2保持部材72の少なくとも一部と重なる位置に設けられた複数の開口部29を備える。第2保持部材72が光軸Xに対して回転されることによって、第5レンズ7が調芯される。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
光軸に沿った光軸方向に配列された複数のレンズであって、調芯レンズを含む複数のレンズと、
前記複数のレンズを内側に収容する第1鏡筒部材と、
前記複数のレンズの何れかのレンズ間に設けられた絞りと、
前記調芯レンズを径方向外側から保持するとともに、前記第1鏡筒部材に保持されるホルダと、
を有し、
前記ホルダは、
前記第1鏡筒部材に保持される第1保持部材と、
前記調芯レンズを保持するとともに、前記第1鏡筒部材の内周面に接しておらず、前記第1保持部材に対して前記光軸回りに回転可能な第2保持部材と、
を備え、
前記第1鏡筒部材は、前記光軸と直交する方向から見たときに、前記第2保持部材の少なくとも一部と重なる位置に設けられた複数の開口部を備え、
前記第2保持部材が前記光軸に対して回転されることによって、前記調芯レンズが調芯されることを特徴とするレンズユニット。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記調芯レンズは、前記複数のレンズのうち、前記絞りの物体側および前記絞りの像側の何れか一方で隣り合うレンズであることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項3】
前記ホルダは、前記第1保持部材に対して前記第2保持部材を前記光軸回りに回転可能に支持するガイド部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズユニット。
【請求項4】
前記ガイド部は、前記第1保持部材および前記第2保持部材の一方側に設けられて径方向内側を向くとともに前記光軸を中心とした円弧状の第1面部と、前記第1保持部材および前記第2保持部材の他方側に設けられて径方向外側を向くとともに前記光軸を中心とした円弧状の第2面部と、を備え、
前記第1面部と前記第2面部とは、径方向で対向することを特徴とする請求項3に記載のレンズユニット。
【請求項5】
前記第1面部は、前記第1保持部材および前記第2保持部材の他方側に向かって径方向外側に傾斜し、
前記第2面部は、前記第1保持部材および前記第2保持部材の一方側に向かって径方向内側に傾斜することを特徴とする請求項4に記載のレンズユニット。
【請求項6】
前記ホルダは、前記第2保持部材が前記第1保持部材に対して回転した際に、前記第1保持部材に対して前記第2保持部材を前記光軸方向に移動させる調整部を備えることを特徴とする請求項3に記載のレンズユニット。
【請求項7】
前記調整部は、前記第1保持部および前記第2保持部の一方側に設けられる雌ネジ部と、前記第1保持部および前記第2保持部の他方側に設けられるとともに前記雌ネジ部にねじ込まれる雄ネジ部と、を備えることを特徴とする請求項6に記載のレンズユニット。
【請求項8】
前記調整部は、前記第1保持部および前記第2保持部の一方側に設けられるとともに前記光軸方向に螺旋状に形成されたカム溝と、前記第1保持部および前記第2保持部の他方側に設けられるとともに前記カム溝に挿入されるカムピンと、を備えることを特徴とする
請求項6に記載のレンズユニット。
【請求項9】
前記第2保持部材は、外周面に凹部を備えることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
【請求項10】
前記複数のレンズの何れかのレンズ間に設けられた弾性部材を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズの調芯を行うことができるレンズユニットに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【0002】
自動車や監視カメラに搭載される撮像装置で使用されるレンズユニットは特許文献1に記載されている。同文献のレンズユニットは、光軸方向に配列された複数のレンズと、複数のレンズを内側に保持するホルダと、複数のレンズのいずれかのレンズ間に設けられた絞りと、を有する。複数のレンズのうち、絞りに物体側で隣り合う物体側レンズ、および絞りに像側で隣り合う像側レンズのうちの一方のレンズは、光軸に対して直交する方向に位置調整が行われる調芯レンズである。ホルダは、調芯レンズを内側に保持する第1ホルダ、および第1ホルダを内側に保持する第2ホルダと、を備える。第2ホルダには、光軸方向に対して直交する方向から見たときに、第1ホルダの少なくとも一部と重なる位置に調芯用開口部が周方向の複数個所に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-175918号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のレンズユニットを組み立てる際には、光軸に対して直交する方向であるX方向およびY方向に、調芯レンズをそれぞれ移動させることによって、光軸に対して調芯レンズの調芯を行っている。これにより、レンズユニットの光学性能が調整される。しかしながら、光軸と直交するとともに互いが直交する2軸方向にレンズを移動させる必要があるので、調芯レンズの調芯が難しいという問題がある。
【0005】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、レンズに対する調芯を容易に行うことができるレンズユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明のレンズユニットは、光軸に沿った光軸方向に配列された複数のレンズであって、調芯レンズを含む複数のレンズと、前記複数のレンズを内側に収容する第1鏡筒部材と、前記複数のレンズの何れかのレンズ間に設けられた絞りと、前記調芯レンズを径方向外側から保持するとともに、前記第1鏡筒部材に保持されるホルダと、を有し、前記ホルダは、前記第1鏡筒部材に保持される第1保持部材と、前記調芯レンズを保持するとともに、前記第1鏡筒部材の内周面に接しておらず、前記第1保持部材に対して前記光軸回りに回転可能な第2保持部材と、を備え、前記第1鏡筒部材は、前記光軸と直交する方向から見たときに、前記第2保持部材の少なくとも一部と重なる位置に設けられた複数の開口部を備え、前記第2保持部材が前記光軸に対して回転されることによって、前記調芯レンズが調芯されることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、調芯レンズを保持する第2保持部材を、第1保持部材に対して、第1鏡筒部材の外側から回転させることが可能である。ここで、第2保持部材に保持された調芯レンズの中心は、光軸に対して偏芯している場合がある。この場合、光軸回りに第2保持部材を回転させると、第2保持部材の角度位置に応じて、調芯レンズの偏芯のズレ量は変化する。したがって、第2保持部材を回転させることによって、調芯レンズの偏芯のズレ量が小さくなるように調芯を行うことができる。よって、光軸と直交するとともに互いが直交する2軸方向に調芯レンズを移動させて調芯レンズの調芯を行う場合と比較して、
本発明のレンズユニットは、調芯レンズの調芯を容易に行うことができる。
【0008】
本発明において、前記調芯レンズは、前記複数のレンズのうち、前記絞りの物体側および前記絞りの像側の何れか一方で隣り合うレンズであることが好ましい。このようにすれば、レンズユニットにおいて最も光学性能に影響を及ぼすレンズを調芯することができる。
【0009】
本発明において、前記ホルダは、前記第1保持部材に対して前記第2保持部材を前記光軸回りに回転可能に支持するガイド部を備えることが好ましい。このようにすれば、第1保持部材に対して第2保持部材を回転させやすい。
【0010】
本発明において、前記ガイド部は、前記第1保持部材および前記第2保持部材の一方側に設けられて径方向内側を向くとともに前記光軸を中心とした円弧状の第1面部と、前記第1保持部材および前記第2保持部材の他方側に設けられて径方向外側を向くとともに前記光軸を中心とした円弧状の第2面部と、を備え、前記第1面部と前記第2面部とは、径方向で対向することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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