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公開番号
2025018344
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121955
出願日
2023-07-26
発明の名称
車載用カメラ
出願人
パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
代理人
個人
主分類
G02B
7/02 20210101AFI20250130BHJP(光学)
要約
【課題】車載用カメラの組立容易性を達成しつつ、2つのシールドの導通を確保する。
【解決手段】車載用カメラは、フランジ部を備えたレンズユニットと、回路基板と、レンズの光軸上に配置された撮像素子と、フランジ部が固定され回路基板と撮像素子とを収容する筐体と、筐体とフランジ部の第2フランジ面とにより形成された内部空間に回路基板を囲うように配置された金属製の第1シールドと、第2フランジ面に沿い、第1面に対向して配置され撮像素子に対応する第1孔を有する金属製の第2シールドと、を備える。フランジ端面の一部は、第1シールドの内面と対向し、第2シールドは、フランジ部の平面視の1辺において、第2フランジ面からフランジ端面に沿って配置される接点部を備える。接点部の一部が、第1シールドに接触し、第1シールドのシールド端部が、光軸に沿った方向に接点部の一部よりも第1フランジ面に近い位置に配置される。
【選択図】図3B
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1つのレンズと、前記少なくとも1つのレンズを収容する第1筒状部と、前記レンズの光軸を中心として前記第1筒状部の周囲に形成され、第1フランジ面と、前記第1フランジ面と反対の第2フランジ面と、前記第1フランジ面と前記第2フランジ面とを繋ぐフランジ端面とを有したフランジ部と、を備えたレンズユニットと、
第1面と、前記第1面と反対の第2面と、前記第1面及び前記第2面を繋ぐ端面とを有する回路基板と、
前記回路基板の前記第1面に実装され、前記少なくとも1つのレンズの光軸上に配置された撮像素子と、
前記レンズユニットの前記フランジ部が固定され、少なくとも前記回路基板と前記撮像素子とを収容する第2筒状部を有する筐体と、
前記筐体の前記第2筒状部と前記レンズユニットの前記フランジ部の前記第2フランジ面とにより形成された内部空間において、前記回路基板を囲うように配置された金属製の第1シールドと、
前記レンズユニットの前記フランジ部の前記第2フランジ面に沿い、前記回路基板の前記第1面に対向するように配置されるとともに、前記撮像素子に対応する第1孔を有する金属製の第2シールドと、を備え、
前記レンズユニットの前記フランジ部の前記フランジ端面の少なくとも一部は、前記第1シールドの内面と対向し、
前記第2シールドは、前記フランジ部の平面視における少なくとも1辺において、前記フランジ部の前記第2フランジ面から前記フランジ部の前記フランジ端面に沿って配置される少なくとも1つの接点部を備え、
前記第2シールドの前記接点部の少なくとも一部が、前記第1シールドに接触し、
前記第1シールドのシールド端部が、前記光軸に沿った方向において、前記第2シールドの前記接点部の前記少なくとも一部よりも、前記フランジ部の前記第1フランジ面に近い位置に配置される、
車載用カメラ。
続きを表示(約 3,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車載用カメラであって、
前記第2シールドの前記接点部は、金属が折り曲げられて形成される、
車載用カメラ。
【請求項3】
請求項2に記載の車載用カメラであって、
前記第2シールドの前記接点部の前記少なくとも一部は、前記接点部の先端部分である、
車載用カメラ。
【請求項4】
請求項1に記載の車載用カメラであって、
前記第2シールドは、前記第2シールドの平面視において第1辺、第2辺、第3辺、及び第4辺を少なくとも有する第1形状であり、
前記第2シールドの前記少なくとも1つの接点部は、第1接点部、第2接点部、第3接点部、及び第4接点部を含み、
前記第1接点部は前記第1辺上に配置され、
前記第2接点部は前記第2辺上に配置され、
前記第3接点部は前記第3辺上に配置され、
前記第4接点部は前記第4辺上に配置される、
車載用カメラ。
【請求項5】
請求項4に記載の車載用カメラであって、
前記レンズユニットの前記フランジ部は、前記フランジ部の平面視において第2形状であり、
前記レンズユニットの前記フランジ部の前記フランジ端面は、第1フランジ端面、第2フランジ端面、第3フランジ端面、及び第4フランジ端面を少なくとも有し、
前記フランジ部の前記第1フランジ端面は、前記第1フランジ面と前記第2フランジ面とを繋ぐとともに、前記第2シールドの前記第1辺及び前記第1接点部に対応し、
前記フランジ部の前記第2フランジ端面は、前記第1フランジ面と前記第2フランジ面とを繋ぐとともに、前記第2シールドの前記第2辺及び前記第2接点部に対応し、
前記フランジ部の前記第3フランジ端面は、前記第1フランジ面と前記第2フランジ面とを繋ぐとともに、前記第2シールドの前記第3辺及び前記第3接点部に対応し、
前記フランジ部の前記第4フランジ端面は、前記第1フランジ面と前記第2フランジ面とを繋ぐとともに、前記第2シールドの前記第4辺及び前記第4接点部に対応する、
車載用カメラ。
【請求項6】
請求項5に記載の車載用カメラであって、
前記フランジ部の前記第1フランジ端面は、前記第2シールドの前記第1接点部を収容する第1凹部を有し、
前記フランジ部の前記第2フランジ端面は、前記第2シールドの前記第2接点部を収容する第2凹部を有し、
前記フランジ部の前記第3フランジ端面は、前記第2シールドの前記第3接点部を収容する第3凹部を有し、
前記フランジ部の前記第4フランジ端面は、前記第2シールドの前記第4接点部を収容する第4凹部を有する、
車載用カメラ。
【請求項7】
請求項5に記載の車載用カメラであって、
前記第2シールドは、
前記第2シールドの前記第1辺上において、前記フランジ部の前記第2フランジ面から前記第1フランジ端面に沿って延びる第1係合部と、
前記第2シールドの前記第2辺上において、前記フランジ部の前記第2フランジ面から前記第2フランジ端面に沿って延びる第2係合部と、
前記第2シールドの前記第3辺上において、前記フランジ部の前記第2フランジ面から前記第3フランジ端面に沿って延びる第3係合部と、
前記第2シールドの前記第4辺上において、前記フランジ部の前記第2フランジ面から前記第4フランジ端面に沿って延びる第4係合部と、を備え、
前記第1係合部は、前記レンズユニットの前記フランジ部の前記第1フランジ端面に形成された第1被係合部と係合し、
前記第2係合部は、前記レンズユニットの前記フランジ部の前記第2フランジ端面に形成された第2被係合部と係合し、
前記第3係合部は、前記レンズユニットの前記フランジ部の前記第3フランジ端面に形成された第3被係合部と係合し、
前記第4係合部は、前記レンズユニットの前記フランジ部の前記第4フランジ端面に形成された第4被係合部と係合する、
車載用カメラ。
【請求項8】
請求項7に記載の車載用カメラであって、
前記筐体は、第1側壁、第2側壁、前記第1側壁と対向する第3側壁、及び前記第2側壁と対向する第4側壁を備え、
前記筐体の第1側壁は、前記フランジ部の前記第1フランジ端面に対応し、
前記筐体の第2側壁は、前記フランジ部の前記第2フランジ端面に対応し、
前記筐体の第3側壁は、前記フランジ部の前記第3フランジ端面に対応し、
前記筐体の第4側壁は、前記フランジ部の前記第4フランジ端面に対応し、
前記フランジ部の前記第1フランジ端面は、前記筐体の前記第1側壁の内面に接触して前記レンズユニットを前記筐体に位置決めする第1リブを有し、
前記フランジ部の前記第1フランジ端面に対向する前記第3フランジ端面は、前記筐体の前記第3側壁の内面に接触して前記レンズユニットを前記筐体に位置決めする第2リブと第3リブとを有し、
前記フランジ部の前記第1リブは、前記第1フランジ端面の長手方向において、前記第2シールドの前記第1接点部と前記第1係合部との間に配置され、
前記フランジ部の前記第2リブは、前記第3フランジ端面の長手方向であり、かつ、前記第3フランジ端面の中心を基準とした第1方向において、前記第2シールドの前記第3接点部よりも外側に配置され、
前記フランジ部の前記第3リブは、前記第3フランジ端面の長手方向において、前記第3フランジ端面の中心を基準とした前記第1方向とは逆の方向である第2方向において、前記第2シールドの前記第3係合部よりも外側に配置される、
車載用カメラ。
【請求項9】
請求項8に記載の車載用カメラであって、
前記第2シールドは、
前記第2シールドの前記第1辺上に第5接点部と第6接点部と、
前記第2シールドの前記第3辺上に第7接点部と、をさらに備え、
前記第1接点部と前記第5接点部が、前記第1フランジ端面の長手方向であり、かつ、前記第1フランジ端面の中心を基準とした第3方向において、前記第1リブよりも外側にて隣接して配置され、
前記第6接点部が、前記第1フランジ端面の長手方向であり、かつ、前記第1フランジ端面の中心を基準とした前記第3方向と逆の方向である第4方向において、前記第1リブ及び前記第2シールドの前記第1係合部よりも外側に配置され、
前記第2シールドの前記第3接点部と前記第7接点部が、前記第3フランジ端面の長手方向であり、かつ、前記第1方向において、互いに隣接して配置される、
車載用カメラ。
【請求項10】
請求項9に記載の車載用カメラであって、
前記第1シールドは、第1側面、第2側面、前記第1側面と対向する第3側面、及び前記第2側面と対向する第4側面、を備え、
前記第1シールドの前記第1側面は、前記第2シールドの前記第1辺に対応し、
前記第1シールドの前記第2側面は、前記第2シールドの前記第2辺に対応し
前記第1シールドの前記第3側面は、前記第2シールドの前記第3辺に対応し
前記第1シールドの前記第4側面は、前記第2シールドの前記第4辺に対応し
前記第2シールドの前記第1辺上の前記第1接点部の少なくとも一部、前記第5接点部の少なくとも一部、及び前記第6接点部の少なくとも一部は、前記第1シールドの前記第1側面の内面と接触し、
前記第2シールドの前記第3辺上の前記第3接点部及び前記第7接点部は、前記第1シールドの前記第3側面の内面と接触する、
車載用カメラ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用カメラに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、車両の安全性向上、自動運転機能の導入などの要請に伴い、車両に搭載され、車両の内外を撮影する車載用カメラの開発が活発になっている(例えば特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-75825号公報
特開2019-67740号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両に求められる安全性、自動運転機能などに関する要求レベルは向上する一方であり、車載用カメラについてもさらなる性能向上などが求められている。
【0005】
本開示は、組立容易性を達成しつつ、2つのシールドの導通を確保できる、新たな車載用カメラを提供する技術に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、少なくとも1つのレンズと、前記少なくとも1つのレンズを収容する第1筒状部と、前記レンズの光軸を中心として前記第1筒状部の周囲に形成され、第1フランジ面と、前記第1フランジ面と反対の第2フランジ面と、前記第1フランジ面と前記第2フランジ面とを繋ぐフランジ端面とを有したフランジ部と、を備えたレンズユニットと、第1面と、前記第1面と反対の第2面と、前記第1面及び前記第2面を繋ぐ端面とを有する回路基板と、前記回路基板の前記第1面に実装され、前記少なくとも1つのレンズの光軸上に配置された撮像素子と、前記レンズユニットの前記フランジ部が固定され、少なくとも前記回路基板と前記撮像素子とを収容する第2筒状部を有する筐体と、前記筐体の前記第2筒状部と前記レンズユニットの前記フランジ部の前記第2フランジ面とにより形成された内部空間において、前記回路基板を囲うように配置された金属製の第1シールドと、前記レンズユニットの前記フランジ部の前記第2フランジ面に沿い、前記回路基板の前記第1面に対向するように配置されるとともに、前記撮像素子に対応する第1孔を有する金属製の第2シールドと、を備え、前記レンズユニットの前記フランジ部の前記フランジ端面の少なくとも一部は、前記第1シールドの内面と対向し、前記第2シールドは、前記フランジ部の平面視における少なくとも1辺において、前記フランジ部の前記第2フランジ面から前記フランジ部の前記フランジ端面に沿って配置される少なくとも1つの接点部を備え、前記第2シールドの前記接点部の少なくとも一部が、前記第1シールドに接触し、前記第1シールドのシールド端部が、前記光軸に沿った方向において、前記第2シールドの前記接点部の前記少なくとも一部よりも、前記フランジ部の前記第1フランジ面に近い位置に配置される、車載用カメラを提供する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、第2シールドの少なくとも1つの接点部が、フランジ部の第2フランジ面からフランジ端面に沿って配置される。よって、第2シールドが、レンズユニットのフランジ部の第2フランジ面に配置された状態で、レンズユニット及び第2シールドが筐体に挿入される際に、接点部が挿入の障害とならないため、車載用カメラの組立容易性を達成することができる。
【0008】
また、第1シールドのシールド端部が、第1シールドに接触する、第2シールドの接点部の少なくとも一部よりも、フランジ部の第1フランジ面に近い位置に配置される。よって、第2シールドの接点部の少なくとも一部が、第1シールドに確実に接触し、第1シールドと第2シールドの導通を確保し、第1シールドと第2シールドを同電位に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る車載用カメラの上面斜視図
実施形態に係る車載用カメラの下面斜視図
実施形態に係る車載用カメラの上面図
図2のIII-III線に沿った矢視図
図3AのA領域の拡大図
第2シールドの斜視図
レンズユニット及び第2シールドの組立体の斜視図
レンズユニット及び第2シールドの組立体の底面図
従来の第2シールドの斜視図
第1シールドを収納した筐体の斜視図
第1シールドを収納した筐体の斜視図
車両の一例であって、車載用カメラが搭載された車両の上面図
車両の他の例であって、車載用カメラが搭載された車両の車室の概略図
図9の車両の上面図
図8に示した車両に設けられる車載用カメラ、カメラECU及びディスプレイの接続例を示すブロック図
図9に示した車両に設けられる車載用カメラ、カメラECU及び表示器の接続例を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を適宜参照しつつ、本開示に係る車載用カメラを具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の記載の主題を限定することは意図されていない。
(【0011】以降は省略されています)
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