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公開番号2025017554
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120662
出願日2023-07-25
発明の名称虚像表示装置及び光学ユニット
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 27/02 20060101AFI20250130BHJP(光学)
要約【課題】光学系が全体的に大きくなることを防止する。
【解決手段】虚像表示装置100A,100Bは、表示素子11と、表示素子11からの映像光MLが入射する第1レンズ30と、第1レンズ30を通過した映像光MLが入射する第1プリズム41と第2プリズム42と、第1プリズム41と第2プリズム42との接合箇所に設けられる偏光分離膜45と、第1プリズム41の外側面41cに対向して配置される平凸の第2レンズ53と、第2レンズ53の凸面53g上に形成される透過ミラー56と、第1プリズム41と第2レンズ53との間に配置される1/4波長板51と、透過ミラー56を介して第2レンズ53の凸面53gに接合される凹面54fと、第1プリズム41の外側面41cに平行な面とを有する補償レンズ54と、プリズム導光部材48内に互いに平行に配置される一対の一部反射面25a,25b,26a,26bを有する補助ミラーTMと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
直接虚像型の虚像表示装置であって、
映像光を射出する表示素子と、
前記表示素子からの前記映像光が入射する第1レンズと、
前記第1レンズを通過した前記映像光が入射する第1プリズムと、
前記第1プリズムに接合されて平行平板状のプリズム導光部材を形成する第2プリズムと、
前記第1プリズムと前記第2プリズムとの接合箇所に設けられ、前記第1プリズム中で導光された前記映像光を偏光方向に応じて反射する偏光分離膜と、
前記偏光分離膜で反射された前記映像光が入射する前記第1プリズムの外側面に対向して配置される平凸の第2レンズと、
前記第2レンズの凸面上に形成され前記偏光分離膜で反射された前記映像光の一部を前記偏光分離膜に向けて反射する透過ミラーと、
前記第1プリズムと前記第2レンズとの間に配置される1/4波長板と、
前記透過ミラーを介して前記第2レンズの前記凸面に接合される凹面と、前記第1プリズムの前記外側面に平行な面とを有する補償レンズと、
前記プリズム導光部材内に互いに平行に配置され、前記透過ミラーで反射された前記映像光の一部を反射する一対の一部反射面を有する補助ミラーと、
を備える、虚像表示装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記第1レンズ、前記プリズム導光部材、前記偏光分離膜、前記第2レンズ、前記透過ミラー、及び前記1/4波長板は、正立像を形成する単式顕微鏡型の結像光学系を構成し、
前記第1プリズムは、前記映像光を発散させつつ2回内部反射する、請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項3】
前記一対の一部反射面は、前記第1プリズムと前記第2プリズムとにそれぞれ配置される、請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項4】
前記補助ミラーは、前記プリズム導光部材において、上側の第1補助ミラーと、下側の第2補助ミラーとを有する、請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項5】
前記第1補助ミラーの前記一部反射面は、前記偏光分離膜と平行に配置される、請求項4に記載の虚像表示装置。
【請求項6】
前記第2補助ミラーの前記一部反射面は、前記偏光分離膜に対して直角に配置される、請求項4に記載の虚像表示装置。
【請求項7】
前記第1補助ミラー及び前記第2補助ミラーは、視軸に対して上方及び下方にそれぞれ配置される、請求項4に記載の虚像表示装置。
【請求項8】
前記補助ミラーと前記プリズム導光部材との接合部は、前記プリズム導光部材と同一の屈折率を有する、請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項9】
前記一部反射面は、前記映像光を偏光方向に応じて反射する補助偏光分離膜を有する、請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項10】
前記偏光分離膜は、s偏光の前記映像光を反射させ、前記透過ミラーで反射され前記1/4波長板を通過して戻されることによってp偏光となった前記映像光を透過させる、請求項1に記載の虚像表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、虚像の観察を可能にするシースルー型の虚像表示装置及び光学ユニットに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
表示デバイスと、投射光学部材と、プリズム部材と、集光反射面とを備えるヘッドマウントディスプレイであって、投射光学部材からの画像光が、プリズム部材の第1プリズムに入射して外側面で全反射され、プリズム部材の第1プリズム及び第2プリズムの境界に形成された半透過反射面で部分的に反射された後、プリズム部材の外側面を透過して集光反射面で反射され、プリズム部材に戻されて半透過反射面を透過し、さらに瞳に対向する内側面を通過するものが公知となっている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-08749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したヘッドマウントディスプレイでは、第1プリズム中に中間像が形成されるので、光路長が長くなり、光学系が全体的に大きくなってしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一側面における虚像表示装置は、直接虚像型の虚像表示装置であって、映像光を射出する表示素子と、表示素子からの映像光が入射する第1レンズと、第1レンズを通過した映像光が入射する第1プリズムと、第1プリズムに接合されて平行平板状のプリズム導光部材を形成する第2プリズムと、第1プリズムと第2プリズムとの接合箇所に設けられ、第1プリズム中で導光された映像光を偏光方向に応じて反射する偏光分離膜と、偏光分離膜で反射された映像光が入射する第1プリズムの外側面に対向して配置される平凸の第2レンズと、第2レンズの凸面上に形成され偏光分離膜で反射された映像光の一部を偏光分離膜に向けて反射する透過ミラーと、第1プリズムと第2レンズとの間に配置される1/4波長板と、透過ミラーを介して第2レンズの凸面に接合される凹面と、第1プリズムの外側面に平行な面とを有する補償レンズと、プリズム導光部材内に互いに平行に配置され、透過ミラーで反射された映像光の一部を反射する一対の一部反射面を有する補助ミラーと、を備える。
【0006】
本発明の一側面における光学ユニットは、直接虚像型の光学ユニットであって、映像光を射出する表示素子からの映像光が入射する第1レンズと、第1レンズを通過した映像光が入射する第1プリズムと、第1プリズムに接合されて平行平板状のプリズム導光部材を形成する第2プリズムと、第1プリズムと第2プリズムとの接合箇所に設けられ、第1プリズム中で導光された映像光を偏光方向に応じて反射する偏光分離膜と、偏光分離膜で反射された映像光が入射する第1プリズムの外側面に対向して配置される平凸の第2レンズと、第2レンズの凸面上に形成され偏光分離膜で反射された映像光の一部を偏光分離膜に向けて反射する透過ミラーと、第1プリズムと第2レンズとの間に配置される1/4波長板と、透過ミラーを介して第2レンズの凸面に接合される凹面と、第1プリズムの外側面に平行な面とを有する補償レンズと、プリズム導光部材内に互いに平行に配置され、透過ミラーで反射された映像光の一部を反射する一対の一部反射面を有する補助ミラーと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態の虚像表示装置の使用状態を説明する外観図である。
片側の表示装置の内部構造を説明する側方断面図である。
第1表示部を説明する概念的な斜視図である。
第1表示部の外観的構造を説明する斜視図である。
第1画像形成素子及び第1レンズの形状等について説明する図である。
補助ミラーによる光線の拡大効果の一例を説明する図である。
補助ミラーによる光線の拡大効果の一例を説明する図である。
プリズム導光部材の構造の一例を説明する図である。
プリズム導光部材の組み立ての一例を説明する図である。
第1表示部の構造や組み立ての一例について説明する斜視図である。
第2実施形態の第1表示部の光路及びシミュレーションを説明する図である。
第1実施形態の第1表示部の光路及びシミュレーションを説明する図である。
迷光の光路例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
〔第1実施形態〕
以下、図1、2等を参照して、本発明に係る虚像表示装置等の第1実施形態について説明する。
【0009】
図1は、頭部装着型虚像表示装置(以下、ヘッドマウントディスプレイ又はHMDとも称する。)200の装着状態を説明する図であり、HMD200は、これを装着する観察者又は装着者USに虚像としての映像を認識させる。図1等において、X、Y、及びZは、直交座標系であり、+X方向は、HMD200を装着した観察者又は装着者USの両眼EYの並ぶ横方向に対応し、+Y方向は、装着者USにとっての両眼EYの並ぶ横方向に直交する上方向に相当し、+Z方向は、装着者USにとっての前方向又は正面方向に相当する。±Y方向は、鉛直軸又は鉛直方向に平行になっている。
【0010】
HMD200は、右眼用であって直接虚像型の第1虚像表示装置100Aと、左眼用であって直接虚像型の第2虚像表示装置100Bと、これらの虚像表示装置100A,100Bを支持するテンプル状の一対の支持装置100Cと、情報端末であるユーザー端末90とを備える。第1虚像表示装置100Aは、単独でHMDとして機能し、上部に配置される第1表示駆動部102aと、メガネレンズ状で眼前を覆う第1コンバイナー103aとで構成される。第2虚像表示装置100Bも同様に、単独でHMDとして機能し、上部に配置される第2表示駆動部102bと、メガネレンズ状で眼前を覆う第2コンバイナー103bとで構成される。支持装置100Cは、装着者USの頭部に装着される装着部材であり、外観上一体化されている表示駆動部102a,102bを介して一対のコンバイナー103a,103bの上端側を支持している。第1虚像表示装置100Aと第2虚像表示装置100Bとは、光学的に同一又は左右反転させたものであり、第2虚像表示装置100Bについては、詳細な説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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