特許ウォッチ

公開番号2025030824
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023136462
出願日2023-08-24
発明の名称表示装置
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類G02F 1/1334 20060101AFI20250228BHJP(光学)
要約【課題】表示品位を向上させることが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る表示装置は、第1基板と、第1基板に重なる第2基板と、第1基板と第2基板との間に位置し、高分子分散型液晶を含む液晶層と、発光素子と、を備える。第1基板は、第1透明基板と、走査線と、走査線に交差する信号線と、走査線および信号線と電気的に接続されたスイッチング素子と、走査線、信号線およびスイッチング素子に重なるとともに、開口部を有する有機絶縁膜と、開口部に重なり、スイッチング素子と電気的に接続された画素電極と、有機絶縁膜に重なるとともに、液晶層に接する第1配向膜と、を備える。第2基板は、第2透明基板と、第2透明基板に重なるとともに、液晶層に接する第2配向膜と、を備え、有機絶縁膜は、第2基板に向かい合う上面と、上面から第2基板に突出し、第2基板を支持する突出部と、を有している。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項１】
第１基板と、
前記第１基板に重なる第２基板と、
前記第１基板と前記第２基板との間に位置し、高分子分散型液晶を含む液晶層と、
発光素子と、を備え、
前記第１基板は、第１透明基板と、走査線と、前記走査線に交差する信号線と、前記走査線および前記信号線と電気的に接続されたスイッチング素子と、前記走査線、前記信号線および前記スイッチング素子に重なるとともに、開口部を有する有機絶縁膜と、前記開口部に重なり、前記スイッチング素子と電気的に接続された画素電極と、前記有機絶縁膜に重なるとともに、前記液晶層に接する第１配向膜と、を備え、
前記第２基板は、第２透明基板と、前記第２透明基板に重なるとともに、前記液晶層に接する第２配向膜と、を備え、
前記有機絶縁膜は、前記第２基板に向かい合う上面と、前記上面から前記第２基板に突出し、前記第２基板を支持する突出部と、を有している、
表示装置。
続きを表示（約 770 文字）【請求項２】
前記第１配向膜は、前記突出部と前記第２配向膜との間に位置し、前記第２配向膜に接する接触部を有している、
請求項１に記載の表示装置。
【請求項３】
前記接触部は、前記突出部に接している、
請求項２に記載の表示装置。
【請求項４】
前記有機絶縁膜は、前記上面に接続され、前記開口部を規定する側面をさらに有している、
請求項１に記載の表示装置。
【請求項５】
前記第１基板は、前記有機絶縁膜と前記第１配向膜との間に位置している無機絶縁膜をさらに備え、
前記無機絶縁膜は、前記側面に重なっている、
請求項４に記載の表示装置。
【請求項６】
前記無機絶縁膜は、前記上面にさらに重なっている、
請求項５に記載の表示装置。
【請求項７】
前記第１基板は、前記上面と前記無機絶縁膜との間に位置している給電線と、前記給電線と前記無機絶縁膜との間に位置し、前記給電線と電気的に接続された金属線と、をさらに備えている、
請求項６に記載の表示装置。
【請求項８】
無機絶縁膜をさらに備え、
前記スイッチング素子は、半導体と、前記半導体と前記有機絶縁膜との間に位置する補助ゲート電極と、を備え、
前記無機絶縁膜は、前記補助ゲート電極と前記有機絶縁膜とに接している、
請求項１に記載の表示装置。
【請求項９】
前記第１配向膜は、前記上面に接している、
請求項５または８に記載の表示装置。
【請求項１０】
前記画素電極は、前記側面に向かい合う側部を有している、
請求項４に記載の表示装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、表示装置に関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、高分子分散液晶層（ＰＤＬＣ：ＰｏｌｙｍｅｒＤｉｓｐｅｒｓｅｄＬｉｑｕｉｄＣｒｙｓｔａｌ）を有する表示パネル、および光源などを備えた表示装置が提案されている。高分子分散液晶層は、光を透過する透明状態と光を散乱する散乱状態とを電圧の印加に応じて切り替えることできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０２２／１５３６６５号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明は、表示品位を向上させることが可能な表示装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
一実施形態に係る表示装置は、第１基板と、前記第１基板に重なる第２基板と、前記第１基板と前記第２基板との間に位置し、高分子分散型液晶を含む液晶層と、発光素子と、を備える。前記第１基板は、第１透明基板と、走査線と、前記走査線に交差する信号線と、前記走査線および前記信号線と電気的に接続されたスイッチング素子と、前記走査線、前記信号線および前記スイッチング素子に重なるとともに、開口部を有する有機絶縁膜と、前記開口部に重なり、前記スイッチング素子と電気的に接続された画素電極と、前記有機絶縁膜に重なるとともに、前記液晶層に接する第１配向膜と、を備える。前記第２基板は、第２透明基板と、前記第２透明基板に重なるとともに、前記液晶層に接する第２配向膜と、を備え、前記有機絶縁膜は、前記第２基板に向かい合う上面と、前記上面から前記第２基板に突出し、前記第２基板を支持する突出部と、を有している。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
図１は、第１実施形態に係る表示装置の一例を示す概略的な平面図である。
図２は、発光モジュールの近傍の領域を示す概略的な平面図である。
図３は、画素の一例を示す概略的な平面図である。
図４は、図３に示された画素に配置される画素電極の一例を示す概略的な平面図である。
図５は、図４に示されたスイッチング素子を含む第１基板の一例を示す概略的な平面図である。
図６は、図５に示されたＶＩ－ＶＩ線に沿う第１基板の一例を示す概略的な断面図である。
図７は、図５に示されたＶＩＩ－ＶＩＩ線に沿う第１基板の一例を示す概略的な断面図である。
図８は、図５に示されたＶＩＩＩ－ＶＩＩＩ線に沿う表示パネルの一例を示す概略的な断面図である。
図９は、図５に示されたＩＸ－ＩＸ線に沿う表示パネルの一例を示す概略的な断面図である。
図１０は、比較例に係る表示装置が備える表示パネルの一例を示す概略的な断面図である。
図１１は、比較例に係る表示装置が備える表示パネルの一例を示す概略的な断面図である。
図１２は、第２実施形態に係る表示パネルの概略的な断面図である。
図１３は、第３実施形態に係る表示パネルの概略的な断面図である。
図１４は、第４実施形態に係る表示装置の概略的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
以下、各実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
【０００８】
本実施形態においては、表示装置の一例として、高分子分散型液晶を適用した透光性の高い液晶表示装置（いわゆる透明表示装置）を開示する。ただし、本実施形態にて開示する構成は、他種の表示装置にも適用可能である。
【０００９】
［第１実施形態］
図１は、本実施形態に係る表示装置ＤＳＰの一例を示す概略的な平面図である。なお、図１を含む各図には、必要に応じて理解を容易にするために、互いに直交するＸ軸、Ｙ軸およびＺ軸を記載する。Ｘ軸に沿った方向を第１方向Ｘと呼び、Ｙ軸に沿った方向を第２方向Ｙと呼び、Ｚ軸に沿った方向を第３方向Ｚと呼ぶ。
【００１０】
第１方向Ｘ、第２方向Ｙおよび第３方向Ｚは、互いに直交しているが、９０度以外の角度で交差していてもよい。第１方向Ｘおよび第２方向Ｙは、表示装置ＤＳＰを構成する基板の主面に平行な方向に相当し、第３方向Ｚは、表示装置ＤＳＰの厚さ方向に相当する。本実施形態においては、第１方向Ｘおよび第２方向Ｙで規定されるＸ－Ｙ平面を見ることを平面視という。第３方向Ｚを上方と呼び、第３方向Ｚの反対の方向を下方と呼ぶ場合がある。
（【００１１】以降は省略されています）

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