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公開番号2025029817
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023134664
出願日2023-08-22
発明の名称合成光生成装置
出願人セーレンKST株式会社
代理人弁理士法人愛宕綜合特許事務所
主分類G02B 6/42 20060101AFI20250228BHJP(光学)
要約【課題】光検出器を含む合成光生成装置において、その形状が、幅の大きさはある程度許容されると共に、長さ及び高さを極力小さくすることが可能な合成光生成装置を提供する。
【解決手段】波長の異なる光を出力する複数の光源、前記複数の光源から出力された光が伝搬するそれぞれの光導波路と光合波器と前記光合波器により得られた多重光を出力する光導波路を含む光合波回路、及び、光検出器を備える合成光生成装置であって、前記光合波回路において、前記複数の光源から出力された光のうち、前記それぞれの光導波路を伝搬することのない漏洩光を片方の側面方向に反射する反射溝を有すると共に、反射された漏洩光を検出する前記光検出器を前記片方の側面方向に配設することを特徴とする合成光生成装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
波長の異なる光を出力する複数の光源、前記複数の光源から出力された光が伝搬するそれぞれの光導波路と光合波器と前記光合波器により得られた多重光を出力する光導波路を含む光合波回路、及び、光検出器を備える合成光生成装置であって、前記光合波回路において、前記複数の光源から出力された光のうち、前記それぞれの光導波路を伝搬することのない漏洩光を片方の側面方向に反射する反射溝を有すると共に、反射された漏洩光を検出する前記光検出器を前記片方の側面方向に配設することを特徴とする合成光生成装置。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記複数の光源から出力される光の中心軸と前記反射溝の反射面の入射角がそれぞれ48度以上である請求項1に記載された合成光生成装置。
【請求項3】
前記光検出器が受光面を上向きにして配設される請求項1または2に記載された合成光生成装置。
【請求項4】
前記光検出器が複数の受光領域を含む請求項1または2に記載された合成光生成装置。
【請求項5】
前記反射された漏洩光ごとに、それぞれ前記光検出器が配設される請求項1または2に記載された合成光生成装置。
【請求項6】
前記複数の光源が少なくとも赤色、緑色および青色の3色のレーザダイオードを含む請求項1または2に記載された合成光生成装置。
【請求項7】
請求項6に記載された合成光生成装置を含む画像表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示装置に用いる合成光生成装置であって、波長の異なる光を出力する複数の光源、前記複数の光源から出力された光を入力したそれぞれの光導波路と光合波器と前記光合波器により得られた多重光を出力する光導波路を含む光合波回路、及び、光検出器を備える合成光生成装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、眼鏡型端末や携帯型プロジェクタ等の画像表示装置の光源部分に用いられる合成光生成装置において、複数のレーザ光を光源として用いた光合波器が知られている(特許文献1を参照)。前記光合波器は、シリコン基板上に公知の化学気相成長法(CVD)やスパッタリング法等を用いて低屈折率および高屈折率のシリコン酸化膜を積層形成した後、フォトマスクを用いたフォトリソグラフィー法によりパターニングを行い、さらに低屈折率シリコン酸化膜を積層形成しオーバークラッド層にするという工程を経て製造される。
【0003】
ここで、上記レーザ光を発生させるレーザダイオードは、温度、湿度、静電気、電源ノイズ等の使用時の環境により変化又は劣化することが知られており、前記劣化等の問題に対し、レーザダイオードの出射光側と反対の背面側に光検出器を設けて、前記背面側に出射する光を検出し、フィードバック制御することにより、レーザダイオードの出力を安定させる光通信モジュールが知られている(特許文献2を参照)。また、レーザダイオードからの出射光を入射した光合波器等における光導波路の上もしくは下に光検出器を設けて、前記上方向もしくは下方向への光導波路からの漏洩光を検出し、フィードバック制御することにより、レーザダイオードの出力を安定させる合成光生成装置等も知られている(特許文献3、4を参照)。
【0004】
しかし、画像表示装置が眼鏡型端末であり、断面形状が略長方形のテンプルに合成光生成装置を組み込む場合等、光検出器を含む合成光生成装置の製造において、前記合成光生成装置の形状については、さまざまな制約があり、例えば、レーザダイオードの出力方向に対応する合成光生成装置の長さ、及び合成光生成装置の高さ(合成光生成装置の垂直方向の長さ)を極力小さくしなければならないが、合成光生成装置の幅(合成光生成装置の水平方向の長さ)については、ある程度の大きさまでは許容できるという制約状況下においては、前述したレーザダイオードの背面側、または、光合波器等における光導波路の上もしくは下に光検出器を設ける技術では対応することが困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-195603号公報
特開平10-253857号公報
特開2022-143133号公報
特開2002-223027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、このような事情に鑑みてなされたものであり、光検出器を含む合成光生成装置において、その形状が、幅の大きさはある程度許容されると共に、長さ及び高さを極力小さくすることが可能な合成光生成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、波長の異なる光を出力する複数の光源、前記複数の光源から出力された光が伝搬するそれぞれの光導波路と光合波器と前記光合波器により得られた多重光を出力する光導波路を含む光合波回路、及び、光検出器を備える合成光生成装置であって、前記光合波回路において、前記複数の光源から出力された光のうち、前記それぞれの光導波路を伝搬することのない漏洩光を片方の側面方向に反射する反射溝を有すると共に、反射された漏洩光を検出する前記光検出器を前記片方の側面方向に配設することを特徴とする合成光生成装置を提供する。
【0008】
前記複数の光源から出力される光の中心軸と前記反射溝の入射角がそれぞれ48度以上であることが好ましい。
【0009】
前記光検出器が受光面を上向きにして配設されることが好ましい。
【0010】
前記光検出器が複数の受光領域を含むことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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