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公開番号
2025024578
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-20
出願番号
2023128782
出願日
2023-08-07
発明の名称
車載用カメラ
出願人
パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
代理人
個人
主分類
G02B
7/02 20210101AFI20250213BHJP(光学)
要約
【課題】低コストで製造可能であるとともに、優れた撮像性能を確保した車載用カメラを提供する。
【解決手段】車載用カメラは、レンズユニットと、回路基板と、撮像素子と、端面部としてのリング部材を有する筐体と、第3筒状部を有するキャップ部材と、を備える。キャップ部材の第3筒状部は、リング部材に面するキャップ端部と、筐体の大径筒状部の内部に向かって突出する第1突出部、第2突出部、及び第3突出部を有する。リング部材は、キャップ部材の第1突出部と係合する第1係合部、第2突出部と係合する第2係合部、及び第3突出部と係合する第3係合部を有する。リング部材は、光軸に沿った方向において、回路基板の第1面から離れる方向に突出し、キャップ部材のキャップ端部の少なくとも一部に当接する第1凸部、第2凸部、及び第3凸部、を備える。
【選択図】図29
特許請求の範囲
【請求項1】
第1筒状である第1筒状部と、前記第1筒状部の内部に配置された少なくとも1つのレンズと、を備えるレンズユニットと、
第1面と、前記第1面と反対の第2面と、を備える回路基板と、
前記レンズの光軸上であり、前記回路基板の前記第1面に配置された撮像素子と、
前記光軸に沿って第2筒状である第2筒状部と、前記第2筒状部の端部の一部を覆う端面部とを有し、少なくとも前記回路基板と前記撮像素子とを前記第2筒状部の内部に収容するとともに、前記第2筒状部の前記端面部が前記レンズユニットを支持する筐体と、
前記レンズユニットの前記第1筒状部の周囲に設けられ、第3筒状部を有するキャップ部材と、を備え、
前記キャップ部材の前記第3筒状部は、前記第2筒状部の前記端面部に面するキャップ端部と、前記筐体の前記第2筒状部の前記内部に向かって突出する第1突出部、第2突出部、及び第3突出部を有し、
前記筐体の前記第2筒状部の前記端面部は、前記キャップ部材の前記第1突出部と係合する第1係合部、前記キャップ部材の前記第2突出部と係合する第2係合部、及び前記キャップ部材の前記第3突出部と係合する第3係合部を有し、
前記筐体の前記第2筒状部の前記端面部は、前記光軸に沿った方向において、前記回路基板の前記第1面から離れる方向に突出し、前記キャップ部材の前記キャップ端部の少なくとも一部に当接する第1凸部、第2凸部、及び第3凸部、を備える、
車載用カメラ。
続きを表示(約 2,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車載用カメラであって、
前記筐体の前記端面部は、前記筐体の前記第2筒状部の前記端部に固着された平板状の面状部材を備える、
車載用カメラ。
【請求項3】
請求項2に記載の車載用カメラであって、
前記面状部材は、第3面と、前記第3面と反対の第4面と、を備え、
前記面状部材は、前記面状部材の前記第4面と、前記筐体の前記第2筒状部の前記端部とで全周に渡り溶着される、
車載用カメラ。
【請求項4】
請求項2に記載の車載用カメラであって、
前記キャップ部材の前記第3筒状部の外形は、平面視において第1角部、第2角部、第3角部、及び第4角部を備えた第1矩形を有し、
前記面状部材は、前記レンズユニットの前記第1筒状部が貫通する開口部を有し、
前記面状部材の前記開口部は、平面視において第5角部、第6角部、第7角部、及び第8角部を備えた第2矩形を有し、
前記キャップ部材の前記第1突出部は、前記第1矩形の前記第1角部に対応して形成され、
前記キャップ部材の前記第2突出部は、前記第1矩形の前記第2角部に対応して形成され、
前記キャップ部材の前記第3突出部は、前記第1矩形の前記第3角部に対応して形成され、
前記キャップ部材が更に有する第4突出部は、前記第1矩形の前記第4角部に対応して形成され、
前記面状部材の前記第1係合部は、前記第2矩形の前記第5角部に対応して形成され、
前記面状部材の前記第2係合部は、前記第2矩形の前記第6角部に対応して形成され、
前記面状部材の前記第3係合部は、前記第2矩形の前記第7角部に対応して形成され、
前記面状部材が更に有する第4係合部は、前記第2矩形の前記第8角部に対応して形成される、
車載用カメラ。
【請求項5】
請求項4に記載の車載用カメラであって、
前記面状部材の前記開口部の前記第2矩形は、第1辺、前記第1辺と交差する第2辺、前記第2辺と交差する第3辺、及び前記第3辺と交差する第4辺、を備え、
前記キャップ部材の前記第1突出部は、前記キャップ部材の前記第3筒状部から前記面状部材の前記開口部を貫通するように延びる第1脚部と、前記第1脚部の先端部分から延びる第1爪部と、を備え、
前記面状部材の前記第1係合部は、前記面状部材の前記開口部の前記第2矩形の前記第5角部において、前記面状部材の第3面から前記キャップ部材の前記キャップ端部に向かって起立する第1起立突条を含み、
前記面状部材の前記第1起立突条は、前記面状部材の前記開口部に対面しつつ前記キャップ部材の前記第1爪部が係合する第1係合面と、前記面状部材の前記開口部の前記第2矩形における前記第1辺から起立する第1起立面と、前記第2辺から起立する第2起立面と、を含み、
前記面状部材の前記第1起立突条の前記第1起立面及び前記第2起立面は、前記光軸に沿う方向において、前記面状部材の平面視における中心に向かうように傾斜している、
車載用カメラ。
【請求項6】
請求項5に記載の車載用カメラであって、
前記キャップ部材の前記第1爪部は、前記面状部材の前記開口部の前記第2矩形の前記第1辺と対向する第1縁部と、前記面状部材の前記開口部の前記第2矩形の前記第2辺と対向する第2縁部と、前記第1縁部と前記第2縁部とを繋ぐ第3縁部と、を備え、
前記第1縁部、前記第2縁部及び前記第3縁部は、前記面状部材の前記第1起立突条の前記第1係合面に配置され、
前記キャップ部材の前記第1爪部の前記第1縁部及び前記第2縁部が、面取り加工されている、
車載用カメラ。
【請求項7】
請求項5に記載の車載用カメラであって、
前記面状部材の前記第1凸部が、前記キャップ部材の前記第3筒状部の前記第1矩形の前記第1角部に対応する前記キャップ端部に当接し、
前記面状部材の前記第2凸部が、前記キャップ部材の前記第3筒状部の前記第1矩形の前記第2角部に対応する前記キャップ端部に当接し、
前記面状部材の前記第3凸部が、前記キャップ部材の前記第3筒状部の前記第1矩形の前記第3角部に対応する前記キャップ端部に当接する、
車載用カメラ。
【請求項8】
請求項7に記載の車載用カメラであって、
前記レンズユニットは、前記第1筒状部の外側に前記少なくとも1つのレンズの光軸を中心として全周に渡り、前記光軸を基準に外に向かって延びるように配置されたフランジ部を備える、
車載用カメラ。
【請求項9】
請求項8に記載の車載用カメラであって、
前記レンズユニットの前記フランジ部は、第1フランジ面と、前記第1フランジ面と反対であって、前記回路基板の前記第1面と対向する第2フランジ面と、前記第1フランジ面と前記第2フランジ面とを繋ぐフランジ端面と、を有し、
前記面状部材の第4面は、前記レンズユニットの前記フランジ部の前記第1フランジ面と固着される、
車載用カメラ。
【請求項10】
請求項9に記載の車載用カメラであって、
前記光軸に沿った方向における前記面状部材とレンズユニットの前記フランジ部との断面視において、前記面状部材の前記第1起立突条と前記第1凸部との間において、前記レンズユニットの前記フランジ部の前記第1フランジ面が前記面状部材の前記第4面と溶着される、
車載用カメラ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用カメラに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、車両の安全性向上、自動運転機能の導入などの要請に伴い、車両に搭載され、車両の内外を撮影する車載用カメラの開発が活発になっている(例えば特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-197798号公報
登録実用新案第3234888号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両に求められる安全性、自動運転機能などに関する要求レベルは向上する一方であり、車載用カメラについてもさらなる性能向上などが求められている。
【0005】
本開示は、新たな車載用カメラを提供する技術に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、第1筒状である第1筒状部と、前記第1筒状部の内部に配置された少なくとも1つのレンズと、を備えるレンズユニットと、第1面と、前記第1面と反対の第2面と、を備える回路基板と、前記レンズの光軸上であり、前記回路基板の前記第1面に配置された撮像素子と、前記光軸に沿って第2筒状である第2筒状部と、前記第2筒状部の端部の一部を覆う端面部とを有し、少なくとも前記回路基板と前記撮像素子とを前記第2筒状部の内部に収容するとともに、前記第2筒状部の前記端面部が前記レンズユニットを支持する筐体と、前記レンズユニットの前記第1筒状部の周囲に設けられ、第3筒状部を有するキャップ部材と、を備え、前記キャップ部材の前記第3筒状部は、前記第2筒状部の前記端面部に面するキャップ端部と、前記筐体の前記第2筒状部の前記内部に向かって突出する第1突出部、第2突出部、及び第3突出部を有し、前記筐体の前記第2筒状部の前記端面部は、前記キャップ部材の前記第1突出部と係合する第1係合部、前記キャップ部材の前記第2突出部と係合する第2係合部、及び前記キャップ部材の前記第3突出部と係合する第3係合部を有し、前記筐体の前記第2筒状部の前記端面部は、前記光軸に沿った方向において、前記回路基板の前記第1面から離れる方向に突出し、前記キャップ部材の前記キャップ端部の少なくとも一部に当接する第1凸部、第2凸部、及び第3凸部、を備える、車載用カメラを提供する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、低コストで製造可能であるとともに、優れた撮像性能を確保した車載用カメラが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
車両の一例であって、車載用カメラが搭載された車両の上面図
図1に示した車両に設けられる車載用カメラ、カメラECU及びディスプレイの接続例を示すブロック図
車両の他の例であって、車載用カメラが搭載された車両の車室の概略図
図3の車両の上面図
図3に示した車両に設けられる車載用カメラ、カメラECU及び表示器の接続例を示すブロック図
第1実施形態に係る車載用カメラの上面斜視図
第1実施形態に係る車載用カメラの下面斜視図
第1実施形態に係る車載用カメラの分解斜視図
第1実施形態に係る車載用カメラの上面図
図9のA-A線に沿った断面図
リング部材の底面図
一方向から視認したリング部材の斜視図
他方向から視認したリング部材の斜視図
図11のB-B線に沿った断面図
リング部材の第1層の部分のみを除外した状態の車載用カメラの上面図
図15のC-C線に沿った断面図
第2実施形態に係る車載用カメラの上面斜視図
第2実施形態に係る車載用カメラの下面斜視図
第2実施形態に係る車載用カメラの分解斜視図
第2実施形態に係る車載用カメラの上面図
図20のD-D線に沿った断面図
キャップ部材とリング部材を分離した状態で示す斜視図
キャップ部材を裏側から視認した斜視図
面状部材を裏側から視認した斜視図
キャップ部材を除外した状態の車載用カメラの上面図
図25のE-E線に沿った断面図
図26のB領域の拡大図
キャップ部材と面状部材を裏側から見た底面図
図28のF-F線に沿った断面図
図28のD領域の拡大図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を適宜参照しつつ、本開示に係る車載用カメラを具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の記載の主題を限定することは意図されていない。
【0010】
(車載用カメラが搭載された車両)
図1は、車両の一例であって、車載用カメラが搭載された車両の上面図を示す。車両Vは、車載用カメラ100として、車載用カメラ100A、車載用カメラ100B、車載用カメラ100C、車載用カメラ100Dを搭載している。車載用カメラ100Aはフロントカメラであり、車載用カメラ100Bはリアカメラであり、車載用カメラ100Cは右サイドカメラであり、 車載用カメラ100Dは左サイドカメラである。車載用カメラ100A~100Dは、例えば180°程度の画角を有する広角カメラであり、車両Vの全周が撮像されるように配置される。
(【0011】以降は省略されています)
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