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公開番号
2025018920
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2024079380
出願日
2024-05-15
発明の名称
空中表示装置
出願人
ミネベアミツミ株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
G02B
30/56 20200101AFI20250130BHJP(光学)
要約
【課題】複数のパターンの空中像を切り替えて表示することができ、表示内容に多様性をもたせることができる空中表示装置を提供すること。
【解決手段】実施形態の空中表示装置は、面状発光体と、フィルタ部と、再帰反射シートと、ハーフミラーまたは偏光シートとを備える。前記面状発光体は、ピーク波長が異なる複数色の可視光を発光可能である。前記フィルタ部は、前記面状発光体の出射面側に配置され、前記複数色の可視光のいずれかまたは複数を透過する複数の塗料により空中表示する複数の図形が表される。前記再帰反射シートは、前記フィルタ部の出射面側に配置され、前記フィルタ部の図形をカバーする範囲に設けられた貫通孔を有する。前記ハーフミラーまたは前記偏光シートは、前記再帰反射シートの出射面側に配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ピーク波長が異なる複数色の可視光を発光可能な面状発光体と、
前記面状発光体の出射面側に配置され、前記複数色の可視光のいずれかまたは複数を透過する複数の塗料により空中表示する複数の図形が表されたフィルタ部と、
前記フィルタ部の出射面側に配置され、前記フィルタ部の図形をカバーする範囲に設けられた貫通孔を有する再帰反射シートと、
前記再帰反射シートの出射面側に配置されたハーフミラーまたは当該ハーフミラーに代えて設けられた偏光シートと、
を備える空中表示装置。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記フィルタ部は、空中表示する図形の周囲が塗料で塗りつぶされたポジ形式、または、空中表示する図形の内部が塗料で塗りつぶされたネガ形式である、
請求項1に記載の空中表示装置。
【請求項3】
前記貫通孔は、前記フィルタ部の図形をカバーする範囲に設けられる一つの貫通孔である、
請求項1に記載の空中表示装置。
【請求項4】
前記貫通孔は、前記フィルタ部の図形をカバーする範囲に密集して設けられる複数の貫通孔である、
請求項1に記載の空中表示装置。
【請求項5】
前記フィルタ部の図形のエッジは、前記貫通孔の開口に露出するよう配置される、
請求項4に記載の空中表示装置。
【請求項6】
前記複数の貫通孔は、格子状配置、放射状配置、格子状配置の1列ごとの縦方向ズレ配置、格子状配置の1行ごとの横方向ズレ配置のいずれかである、
請求項4に記載の空中表示装置。
【請求項7】
前記面状発光体の可視光に視感度の低い波長が用いられる場合、前記フィルタ部を透過可能な視感度の高い波長の可視光を併用する、
請求項1に記載の空中表示装置。
【請求項8】
前記面状発光体の可視光には色弱者に視認しやすい波長を含める、
請求項1に記載の空中表示装置。
【請求項9】
前記面状発光体の可視光の発生にRGB発光ダイオードを用いる場合、全点灯時に白色となる発光強度に代えて、発光色ごとに視認性に基づいて発光強度を調整する、
請求項1に記載の空中表示装置。
【請求項10】
前記フィルタ部は、前記複数の図形として、前記複数の塗料のうち透過性が異なる2つの塗料それぞれにより表され、互いに所定距離離間した2つの図形を有する、
請求項1に記載の空中表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空中表示装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、再帰反射シートやハーフミラーが用いられ、空中に画像を結像させる空中表示装置が提案されている(例えば、特許文献1、2等を参照)。
【0003】
また、出願人は、空中表示する図形を表した貫通孔を有する再帰反射シートを用いた空中表示装置を提案している(例えば、特許文献3等を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-81138号公報
特開2017-107165号公報
国際公開第2022/190493号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、空中表示する図形を表した貫通孔を有する再帰反射シートを用いた空中表示装置においては、貫通孔のパターンにより空中表示の空中像が固定されてしまい、表示内容に多様性をもたせることができないという問題があった。すなわち、空中表示の空中像を変えるには、装置を分解し、異なる貫通孔のパターンが設けられた再帰反射シートに交換しなければならなかった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数のパターンの空中像を切り替えて表示することができ、表示内容に多様性をもたせることができる空中表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る空中表示装置は、面状発光体と、フィルタ部と、再帰反射シートと、ハーフミラーまたは偏光シートとを備える。前記面状発光体は、ピーク波長が異なる複数色の可視光を発光可能である。前記フィルタ部は、前記面状発光体の出射面側に配置され、前記複数色の可視光のいずれかまたは複数を透過する複数の塗料により空中表示する複数の図形が表される。前記再帰反射シートは、前記フィルタ部の出射面側に配置され、前記フィルタ部の図形をカバーする範囲に設けられた貫通孔を有する。前記ハーフミラーまたは前記偏光シートは、前記再帰反射シートの出射面側に配置される。
【0008】
本発明の一態様に係る空中表示装置は、複数のパターンの空中像を切り替えて表示することができ、表示内容に多様性をもたせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態にかかる空中表示装置の構成例を示す、表示面側から見た図である。
図2は、図1におけるX-X断面図である。
図3は、ポジ形式によるフィルタシートの例を示す図である。
図4は、ネガ形式によるフィルタシートの例を示す図である。
図5Aは、図3のポジ形式によるフィルタシートに第1の波長λ1の光が照射された場合の例を示す図である。
図5Bは、図3のポジ形式によるフィルタシートに第2の波長λ2の光が照射された場合の例を示す図である。
図6Aは、図4のネガ形式によるフィルタシートに第1の波長λ1の光が照射された場合の例を示す図である。
図6Bは、図4のネガ形式によるフィルタシートに第2の波長λ2の光が照射された場合の例を示す図である。
図7は、正面視対策として再帰反射シートに小さな円形の複数の貫通孔が格子状に設けられた例を示す図である。
図8は、再帰反射シートに小さな複数の貫通孔が設けられた場合に空中表示の視認性を高める例を示す図である。
図9Aは、再帰反射シートに設けられる小さな複数の貫通孔の例を示す図(1)である。
図9Bは、再帰反射シートに設けられる小さな複数の貫通孔の例を示す図(2)である。
図9Cは、再帰反射シートに設けられる小さな複数の貫通孔の例を示す図(3)である。
図9Dは、再帰反射シートに設けられる小さな複数の貫通孔の例を示す図(4)である。
図9Eは、再帰反射シートに設けられる小さな複数の貫通孔の例を示す図(5)である。
図10は、ポジ形式のフィルタシートによる内側点灯、ネガ形式のフィルタシートによる外側点灯、再帰反射シートの貫通孔のタイプによる空中表示の違いの例を示す図である。
図11は、波長に対する人の視感度の例を示す図である。
図12は、フィルタシートに塗布される塗料、内側点灯、外側点灯、光源の発光色による空中表示の違いの例を示す図である。
図13Aは、一変形例にかかる空中表示装置の構成例を示す図である。
図13Bは、一変形例にかかる空中表示装置の構成例を示す図である。
図13Cは、一変形例にかかる空中表示装置の構成例を示す図である。
図14Aは、フィルタ部に特定波長の光が照射された場合の例を示す図である。
図14Bは、フィルタ部に特定波長の光が照射された場合の例を示す図である。
図15は、一変形例にかかる空中表示装置の応用例を示す図である。
図16は、一変形例にかかる空中表示装置の構成例を示す図である。
図17Aは、一変形例にかかる空中表示装置の構成例を示す図である。
図17Bは、一変形例にかかる空中表示装置の構成例を示す図である。
図17Cは、一変形例にかかる空中表示装置の構成例を示す図である。
図18Aは、視点位置による見え方の違いについて説明するための図である。
図18Bは、視点位置による見え方の違いについて説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態に係る空中表示装置について図面を参照して説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面における各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また、1つの実施形態や変形例に記載された内容は、原則として他の実施形態や変形例にも同様に適用される。
(【0011】以降は省略されています)
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