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公開番号2025019858
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123719
出願日2023-07-28
発明の名称設計支援装置及び設計支援方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類G06F 30/10 20200101AFI20250131BHJP(計算;計数)
要約【課題】対象製品に係る部品、機能及び要求仕様に関する語句及び数値を自動で抽出し、抽出した部品、機能及び要求仕様に関する語句及び数値間の関係を認識し、紐付けを行う。
【解決手段】本発明の設計支援装置は、対象製品に関する設計情報を取得する入力部と、前記対象製品における部品、機能及び要求仕様に関する語句及び数値を分類する規則である分類軸を記憶する分類軸記憶部に記憶された前記分類軸に基づき、前記設計情報から前記部品、前記機能及び前記要求仕様に関する語句及び数値を抽出する抽出部と、前記設計情報の内容の構造及び共起性に基づき、抽出した前記部品、前記機能及び前記要求仕様に関する語句及び数値間の関係を認識する認識部と、前記語句及び数値間の関係を紐付ける紐付部と、前記紐付部が紐付けた結果を出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
対象製品に関する設計情報を取得する入力部と、
前記対象製品における部品、機能及び要求仕様に関する語句及び数値を分類する規則である分類軸を記憶する分類軸記憶部に記憶された前記分類軸に基づき、前記設計情報から前記部品、前記機能及び前記要求仕様に関する語句及び数値を抽出する抽出部と、
前記設計情報の内容の構造及び共起性に基づき、抽出した前記部品、前記機能及び前記要求仕様に関する語句及び数値間の関係を認識する認識部と、
前記語句及び数値間の関係を紐付ける紐付部と、
前記紐付部が紐付けた結果を出力する出力部と、
を備えることを特徴とする設計支援装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記対象製品における前記部品、前記機能及び前記要求仕様に関する語句及び数値を記述するモデルから、前記モデルに記述されている前記部品、前記機能及び前記要求仕様に関する語句及び数値の類語を生成する類語生成部と、
前記部品、前記機能及び前記要求仕様に関する語句及び数値並びに前記生成した類語を前記分類軸として前記分類軸記憶部に記憶することによって、前記分類軸記憶部を更新する分類軸更新部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の設計支援装置。
【請求項3】
前記抽出部は、
自然言語処理の形態素解析を行い、
前記設計情報に記載されている文書を単語に分解した結果得られた語句及び数値を、前記分類軸記憶部に格納されている前記分類軸に基づき分類すること、
を特徴とする請求項1に記載の設計支援装置。
【請求項4】
前記認識部は、
前記設計情報に含まれる文書中の語句及び数値の係り受けの関係及び共起性に基づき前記語句及び前記数値に関係し得る語句及び数値を認識し、
前記抽出部が抽出した語句及び数値の分類が、前記関係し得る語句及び数値の分類とは異なる場合のみ、前記抽出部が抽出した語句及び数値と、前記関係し得る語句及び数値との関係を認識すること、
を特徴とする請求項1に記載の設計支援装置。
【請求項5】
前記認識部は、
前記設計情報が構造化された文書である場合、階層の上位に位置する語句及び数値と、前記階層の下位に位置する語句及び数値との関係を認識すること、
を特徴とする請求項1に記載の設計支援装置。
【請求項6】
前記出力部は、
前記部品、前記機能及び前記要求仕様に関する語句及び数値、並びに、前記語句及び数値間の関係を示すモデルを出力すること、
を特徴とする請求項1に記載の設計支援装置。
【請求項7】
前記抽出部は、
前記分類軸に係る類語を生成し、生成した類語も含めて前記部品、前記機能及び前記要求仕様に関する語句及び数値を抽出すること、
を特徴とする請求項1に記載の設計支援装置。
【請求項8】
前記認識部は、
前記設計情報に含まれるすべての語句及び数値間の関係を1回の処理で認識すること、
を特徴とする請求項1に記載の設計支援装置。
【請求項9】
設計支援装置の入力部は、
対象製品に関する設計情報を取得し、
前記設計支援装置の抽出部は、
前記対象製品における部品、機能及び要求仕様に関する語句及び数値を分類する規則である分類軸を記憶する分類軸記憶部に記憶された前記分類軸に基づき、前記設計情報から前記部品、前記機能及び前記要求仕様に関する語句及び数値を抽出し、
前記設計支援装置の認識部は、
前記設計情報の内容の構造及び共起性に基づき、抽出した前記部品、前記機能及び前記要求仕様に関する語句及び数値間の関係を認識し、
前記設計支援装置の紐付部は、
前記語句及び数値間の関係を紐付け、
前記設計支援装置の出力部は、
前記紐付部が紐付けた結果を出力すること、
を特徴とする設計支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、設計支援装置及び設計支援方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
製品又は情報システム(以下、製品と称す)の設計分野において、既存の製品の一部の設計を変更することによって、新しい設計案を作成する作業が多く行われている。但し、近年では製品がより複雑かつ多機能化しており、設計変更の際に検討すべき部品及び仕様が増加する傾向にある。検討に必要な作業量が膨大となる結果、製品全体の把握が困難になると、検討漏れに起因する製品の不具合が発生する。
【0003】
設計変更に伴う影響を正確に把握するためには、対象としている設計変更箇所が担っている機能及び要求仕様等の特性を正確に理解することが重要である。また、製品の構造、機能及び要求仕様間の相互関係を把握できていれば、変更したい機能又は要求仕様から、設計変更すべき箇所を検索することが可能となる。このような構造、機能及び要求仕様の関係を把握することは、設計変更に伴う設計ミス防止及び設計効率の向上に寄与する。
【0004】
製品の構造、機能及び要求仕様を俯瞰する技術として、MBSE(Model-Based Systems Engineering)が用いられる。MBSEは、製品を記述した自然言語をモデル(図形)として可視化し、各モデルに含まれている項目間の関係も可視化することによって、設計の効率化及び設計ミスの防止を図っている。但し、部品、機能及び要求仕様の各項目間の紐付けを行う際、対象としている項目の個数が多く、その関係が複雑になるほど作業工数が増加するという課題がある。
【0005】
前記の課題に関連して、2つの自然言語情報をリンクで結び付ける技術として、特許文献1が存在する。特許文献1の設計支援装置は、入力した要求仕様情報に対して自然言語処理を実行することによって、要求仕様に関する単語を抽出し、抽出された単語を基に、関連する技術情報を抽出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-131720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
複雑な製品に係る部品、機能及び要求仕様に関する語句及び数値間の関係を把握するには、対象の製品における部品、機能及び要求仕様に関する語句及び数値を取得し、かつ、取得した部品、機能及び要求仕様に関する語句及び数値間の関係を自動で認識できることが望ましい。
【0008】
特許文献1の設計支援装置は、要求仕様情報に対して、部品及び機能に関する項目の抽出を行わない。したがって、製品に係る部品、機能及び要求仕様に関する語句及び数値を抽出するための手段としては十分ではない。
本発明の目的は、対象製品に係る部品、機能及び要求仕様に関する語句及び数値を自動で抽出し、抽出した部品、機能及び要求仕様に関する語句及び数値間の関係を認識し、紐付けを行うことである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の設計支援装置は、対象製品に関する設計情報を取得する入力部と、前記対象製品における部品、機能及び要求仕様に関する語句及び数値を分類する規則である分類軸を記憶する分類軸記憶部に記憶された前記分類軸に基づき、前記設計情報から前記部品、前記機能及び前記要求仕様に関する語句及び数値を抽出する抽出部と、前記設計情報の内容の構造及び共起性に基づき、抽出した前記部品、前記機能及び前記要求仕様に関する語句及び数値間の関係を認識する認識部と、前記語句及び数値間の関係を紐付ける紐付部と、前記紐付部が紐付けた結果を出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、対象製品に係る部品、機能及び要求仕様に関する語句及び数値を自動で抽出し、抽出した部品、機能及び要求仕様に関する語句及び数値間の関係を認識し、紐付けを行うことができる。その結果、本発明は、認識した関係をユーザに提示することによって、製品における俯瞰的な理解を支援する。また、本発明は、MBSEモデルを作成する場合、各語句及び数値間の関係入力における抜け漏れの防止を支援する等、様々な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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