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公開番号
2025019782
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123592
出願日
2023-07-28
発明の名称
布製品、及び布製品の製造方法
出願人
西川株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A47G
9/02 20060101AFI20250131BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】保温性を良好にできると共に、容易に製造でき、さらに軽量化を実現させることができる。
【解決手段】一実施形態に係る布製品は、第1方向D1及び第2方向D2に延びる第1布部11、第2布部12及び第3布部13が、第3方向D3に重ね合わされて構成された布製品1である。布製品1は、第1布部11と第2布部12とが互いに縫い合わされた部分であって、第1方向D1に延びる第1直縫い部14を備える。第1布部11と第2布部12との間には、第1直縫い部14から見て第2方向D2の両側のそれぞれに位置する第1内部空間S1及び第2内部空間S2が形成されている。第2布部12と第3布部13との間には、第2布部12から見て第1布部11とは反対側に位置する第3内部空間S3が形成されている。第3方向D3から見て、第1直縫い部14は、第3内部空間S3と重なっている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向に延びる第1布部、第2布部及び第3布部が、前記第1方向及び前記第2方向の双方に交差する第3方向に重ね合わされて構成された布製品であって、
前記第1布部と前記第2布部とが互いに縫い合わされた部分であって、前記第1方向に延びる第1直縫い部を備え、
前記第1布部と前記第2布部との間には、前記第1直縫い部から見て前記第2方向の両側のそれぞれに位置する第1内部空間及び第2内部空間が形成されており、
前記第2布部と前記第3布部との間には、前記第2布部から見て前記第1布部とは反対側に位置する第3内部空間が形成されており、
前記第3方向から見て、前記第1直縫い部は、前記第3内部空間と重なっている、
布製品。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第3方向から見て前記第1直縫い部と異なる位置において前記第2布部と前記第3布部とが互いに縫い合わされた部分であって、前記第1方向に延びる第2直縫い部をさらに備え、
前記第2直縫い部では、前記第2布部及び前記第3布部と共に、前記第1布部が縫い合わされている、
請求項1に記載の布製品。
【請求項3】
前記第3方向から見て前記第1直縫い部と異なる位置において前記第2布部と前記第3布部とが互いに縫い合わされた部分であって、前記第1方向に延びる第2直縫い部と、
前記第3方向から見て前記第1直縫い部及び前記第2直縫い部と異なる位置において前記第1布部と前記第2布部とが互いに縫い合わされた部分であって、前記第1方向に延びる第3直縫い部と、をさらに備える、
請求項1に記載の布製品。
【請求項4】
前記第3直縫い部は、前記第2直縫い部から見て前記第1直縫い部とは反対側に形成されている、
請求項3に記載の布製品。
【請求項5】
第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向に延びる第1布部、第2布部、及び第3布部を、前記第1方向及び前記第2方向の双方に交差する第3方向に重ね合わせて積層布部を構成する工程と、
前記第1布部と前記第2布部とを互いに縫い合わせて、前記第1方向に延びる第1直縫い部を形成する工程と、
前記第1直縫い部の前記第2方向の両側のそれぞれにおいて前記第2布部と前記第3布部とを互いに縫い合わせて、前記第1方向に延びる一対の第2直縫い部を形成する工程と、
前記第1直縫い部の前記第2方向の両側のそれぞれにおいて、前記第1布部と前記第2布部とが互いに縫い合わされた部分を形成する工程と、を備え、
前記縫い合わされた部分を形成する工程では、前記第1布部と前記第2布部との間に、前記第2方向に沿って並ぶ第1内部空間及び第2内部空間を形成し、
前記第2直縫い部を形成する工程では、前記第2布部と前記第3布部との間に第3内部空間を形成する、
布製品の製造方法。
【請求項6】
前記第1直縫い部を形成する工程では、前記積層布部の前記第1方向の途中部分まで前記第1直縫い部を形成し、
前記第2直縫い部を形成する工程では、前記途中部分まで前記第2直縫い部を形成し、
前記途中部分から前記第1内部空間、前記第2内部空間及び前記第3内部空間に内容物を充填する工程と、
前記内容物を充填する工程の後に、前記途中部分から前記第1直縫い部及び前記第2直縫い部とは反対方向に延在し、前記積層布部の前記第1方向の端部まで延びる第4直縫い部を形成する工程と、をさらに備える、
請求項5に記載の布製品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、布製品、及び布製品の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
登録実用新案第3216174号公報には、互いに重ねられた第一布地、第二布地及び第三布地を備える複層式布団が記載されている。第一布地は表生地、第二布地は中地、第三生地は裏生地である。第一布地と第二布地との間に第一素材が配置され、第二布地と第三布地との間に第二素材が配置される。第一布地は立体キルトにより第二布地に結合され、第三布地はタタキキルトにより第二布地に結合される。立体キルトは、第一布地の下面に縫合された第一マチと、第二布地の上面に縫合された第二マチとを含む。第二マチは、予め切り込みが設けられており、第二布地から起立する。
【0003】
この複層式布団の製造方法としては、まず、第二布地の上面にマチテープが付けられる。マチテープは格子状に縫合され、このマチテープが第二マチを構成する。第一布地の下面にも上記同様にマチテープが縫合され、このマチテープは第一マチを構成する。次に、第二布地と第三布地の間に第二素材を配置し、第二布地、第二素材及び第三布地を重ね合わせた状態でタタキキルトを形成する。そして、第一布地に設けた第一マチと第二布地に設けた第二マチとを縫い合わせ、第一布地、第二布地及び第三布地の外周を縫製する。その後、第一布地と第二布地の間に第一素材が充填されて、複層式布団が完成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
登録実用新案第3216174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した複層式布団では、第一布地が立体キルトを介して第二布地に結合される。このように立体キルトを用いる場合、布製品に厚みを持たせることができるので、保温性を良好にできるという利点がある。しかしながら、前述した複層式布団のように、第一布地と第二布地とが他の布部である立体キルトを介して互いに結合されている場合、立体キルトの分だけ布製品が重量化しているという現状がある。
【0006】
この立体キルトは、第一布地の下面に付けられたマチテープである第一マチ、及び第二布地の上面に付けられたマチテープである第二マチを含んでいる。よって、第一布地の下面にマチテープを付けて、さらに第二布地の上面にマチテープを付ける必要があるので、製造に手間とコストがかかっているという現状がある。
【0007】
本開示は、保温性を良好にできると共に、容易に製造でき、さらに軽量化を実現させることができる布製品、及び布製品の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る布製品は、第1方向及び第1方向に交差する第2方向に延びる第1布部、第2布部及び第3布部が、第1方向及び第2方向の双方に交差する第3方向に重ね合わされて構成された布製品である。布製品は、第1布部と第2布部とが互いに縫い合わされた部分であって、第1方向に延びる第1直縫い部を備える。第1布部と第2布部との間には、第1直縫い部から見て第2方向の両側のそれぞれに位置する第1内部空間及び第2内部空間が形成されている。第2布部と第3布部との間には、第2布部から見て第1布部とは反対側に位置する第3内部空間が形成されている。第3方向から見て、第1直縫い部は、第3内部空間と重なっている。
【0009】
本開示に係る布製品では、第3方向に重ね合わされた第1布部と第2布部との間に、第1直縫い部の第2方向の一方側に位置する第1内部空間と、第1直縫い部の第2方向の他方側に位置する第2内部空間とが形成されている。例えば、第1内部空間及び第2内部空間に内容物が充填されたとき、第1直縫い部が形成された部分では、布製品の第3方向の長さが他の部分と比較して小さくなりやすい。本開示に係る布製品では、第3方向から見て、第1直縫い部が第3内部空間と重なっているので、第3内部空間が断熱機能を発揮する結果、第1直縫い部が形成された部分から熱が逃げることを抑制できる。したがって、高い保温性を発揮できる。本開示に係る布製品では、第1布部と第2布部とが互いに縫い合わされて第1直縫い部が形成されている。このため、立体キルトのように他の布部を介して第1布部と第2布部とを互いに縫い合わせる布製品と比較して、立体キルトを減らせる分、布製品を軽量化させることができる。さらに、第1布部と第2布部とが互いに直に縫い合わされているので、他の布部及び第1布部、並びに他の布部及び第2布部をそれぞれ縫い合わせる必要がない。したがって、当該他の布部に対する縫製の手間が解消されるため、布製品を容易に製造することができる。以上より、保温性を良好にできると共に、容易に製造でき、さらに軽量化を実現させることができる。
【0010】
布製品は、第3方向から見て第1直縫い部と異なる位置において第2布部と第3布部とが互いに縫い合わされた部分であって、第1方向に延びる第2直縫い部をさらに備えてもよい。第2直縫い部では、第2布部及び第3布部と共に、第1布部が縫い合わされていてもよい。この場合、第2布部及び第3布部と共に第1布部を縫い合わせることで第2直縫い部を形成できるので、縫製の手間をさらに低減させることができ、製造効率をより向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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