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公開番号2025019749
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123539
出願日2023-07-28
発明の名称包装箱
出願人株式会社トーモク
代理人デロイトトーマツ弁理士法人
主分類B65D 5/66 20060101AFI20250131BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 製函の際の成形性を向上することができる包装箱を提供する。
【解決手段】 収容箱1は、胴部2と、上面封止部3と、下面封止部4とを備え、胴部2は、左側板5、前側板6、右側板7及び後側板8を備える。上面封止部3の上面前内フラップ3aを、折目線L5に沿って折り曲げる方向に力を加えた場合、上面前内フラップ3aの左右側縁部は、上面左外フラップ3c及び上面右外フラップ3dに突き当たると、リード罫線L18,L20に沿って外側方向に折り曲げられる。これにより、上面前内フラップ3aを折り曲げる方向に小さい力を加えるだけで、容易に上面前内フラップ3aを沿って折り曲げることができる。上面前内フラップ3aを折目線L5に沿って折り曲げると、上面前内フラップ3aの左右側縁部は、前凹部5a及び前凹部7aに挿入されるので、容易に上面左外フラップ3c及び上面右外フラップ3dを折り曲げることができる。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
四角筒状の胴部と、前記胴部の上端側に連接されて前記胴部の上端開口を封止する上面封止部と、前記胴部の下端側に連接されて前記胴部の下端開口を封止する下面封止部と、を備える包装箱において、
前記胴部は、第1方向に互いに対向する第1側板及び第2側板と、前記第1方向に交差する第2方向で互いに対向する第3側板及び第4側板とを有し、前記第1側板は前記第3側板及び前記第4側板に連接され、前記第2側板は前記第4側板に連接され、
前記上面封止部は、前記第1側板に連接される第1内フラップと、前記第2側板に連接される第2内フラップと、前記第3側板に連接され、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップを覆う第1外フラップと、前記第4側板に連接され、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップを覆う第2外フラップと、を有し、
前記第1内フラップには、前記第1外フラップとの境界線側の端部上端から下方向に延びる第1リード罫線と、前記第1リード罫線の下端から前記第1外フラップとの境界線まで伸びる第1切目線と、前記第2外フラップとの境界線側の端部上端から下方向に延びる第2リード罫線と、前記第2リード罫線の下端から前記第2外フラップとの境界線まで伸びる第2切目線と、が形成され、
前記第2内フラップには、前記第2外フラップとの境界線側の端部上端から下方向に延びる第3リード罫線と、前記第3リード罫線の下端から前記第2外フラップとの境界線まで伸びる第3切目線と、が形成されていることを特徴とする包装箱。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の包装箱において、
前記第2内フラップには、前記第2外フラップとの境界線とは逆側の端部上端から下方向に延びる第4リード罫線と、前記第4リード罫線の下端から前記第2外フラップとの境界線とは逆側の側縁まで伸びる第4切目線と、が形成されていることを特徴とする包装箱。
【請求項3】
四角筒状の胴部と、前記胴部の上端側に連接されて前記胴部の上端開口を封止する上面封止部と、前記胴部の下端側に連接されて前記胴部の下端開口を封止する下面封止部と、を備える包装箱において、
前記胴部は、第1方向に互いに対向する第1側板及び第2側板と、前記第1方向に交差する第2方向で互いに対向する第3側板及び第4側板とを有し、前記第1側板は前記第3側板及び前記第4側板に連接され、前記第2側板は前記第4側板に連接され、
前記上面封止部は、前記第1側板に連接される第1内フラップと、前記第2側板に連接される第2内フラップと、前記第3側板に連接され、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップを覆う第1外フラップと、前記第4側板に連接され、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップを覆う第2外フラップと、を有し、
前記第3側板の上端部には、前記第1内フラップが前記第1側板との境界線で折り曲げられた場合に、前記第1内フラップの前記第1外フラップとの境界線側の側縁部が挿入される第1凹部が形成され、
前記第4側板の上端部には、前記第1内フラップが前記第1側板との境界線で折り曲げられた場合に、前記第1内フラップの前記第2外フラップとの境界線側の側縁部が挿入される第2凹部と、前記第2内フラップが前記第2側板との境界線で折り曲げられた場合に、前記第2内フラップの前記第2外フラップとの境界線側の側縁部が挿入される第3凹部とが形成されていることを特徴とする包装箱。
【請求項4】
請求項3に記載の包装箱において、
前記第3側板の上端部には、前記第2内フラップが前記第2側板との境界線で折り曲げられた場合に、前記第2内フラップの前記第2外フラップとの境界線とは逆側の側縁部に対向する位置に、前記第2内フラップの前記第2外フラップとの境界線とは逆側の側縁部が挿入可能な第4凹部が形成されていることを特徴とする包装箱。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の包装箱において、
前記第1内フラップと前記第1外フラップとは、分離線と、つながった部分とを有する第1つなぎ線を介して連接され、
前記第2内フラップと前記第2外フラップとは、分離線と、つながった部分とを有する第2つなぎ線を介して連接されていることを特徴とする包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、段ボール板紙等を組み立てて構成される包装箱に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
現在、宅配やネット通販用の包装箱として、背の低いA式の段ボール箱が用いられることがある。しかし、このようなA式箱は印刷、抜き、貼りの一貫工程で製造できず、一般に多くの工程が必要となるため、コストアップにつながっていた。背の低いA式箱を一貫工程で製造する方法としては、天面側若しくは底面側の内フラップと外フラップとの間に溝の無いスリットを入れる方法が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載の箱用シートには、一対の上側内フラップと第1側面パネル及び第3側面パネルとの連接部の両端からこの連接部の左右方向内側に伸びる各一対の第1スリットと、これらの各一対の第1スリットの先端から上記連接部の左右方向内側かつ一対の上側内フラップの延出方向先端側に伸びる第2スリットが形成されている。第1スリットは、溝の無いフラップ間のスリットに接続されている。
【0004】
そして、上側内フラップにおける側縁と第1スリット及び第2スリットとによって画定される基端側端部Xは、第1側面パネルにおける第1スリットの下側部分の内側に押し込んだ状態で保持される。
【0005】
一対の上側外フラップを内側に折り曲げて一対の上側外フラップの先端同士を突き合せた状態では、一対の上側外フラップの幅方向の両端部は下方に少し凹む。これにより、一対の上側外フラップによる一対の上側内フラップの保持状態が安定化する(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実用新案登録第3207852号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の包装箱は、フラップ間の溝を無くしているため(図2参照)、封かん時に内フラップと外フラップが干渉して蓋が閉じにくく、製函の際の成形性が悪いという問題があった。
【0008】
また、内フラップを折り曲げた場合に、内フラップの側面が、外フラップが連接された側板の内面に当接して該側板が外側方向に押し広げられ、外フラップも基準位置よりも外側方向に配置される。このため、外フラップを折り曲げ難く、製函の際の成形性が悪いという問題があった。さらに、外フラップを折り曲げた場合に、互いに対向する2個の外フラップの先端同士の間に隙間が生じ、美観を損なうという問題があった。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、製函の際の成形性を向上することができる包装箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明は、四角筒状の胴部と、前記胴部の上端側に連接されて前記胴部の上端開口を封止する上面封止部と、前記胴部の下端側に連接されて前記胴部の下端開口を封止する下面封止部と、を備える包装箱において、
前記胴部は、第1方向に互いに対向する第1側板及び第2側板と、前記第1方向に交差する第2方向で互いに対向する第3側板及び第4側板とを有し、前記第1側板は前記第3側板及び前記第4側板に連接され、前記第2側板は前記第4側板に連接され、
前記上面封止部は、前記第1側板に連接される第1内フラップと、前記第2側板に連接される第2内フラップと、前記第3側板に連接され、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップを覆う第1外フラップと、前記第4側板に連接され、前記第1内フラップ及び前記第2内フラップを覆う第2外フラップと、を有し、
前記第1内フラップには、前記第1外フラップとの境界線側の端部上端から下方向に延びる第1リード罫線と、前記第1リード罫線の下端から前記第1外フラップとの境界線まで伸びる第1切目線と、前記第2外フラップとの境界線側の端部上端から下方向に延びる第2リード罫線と、前記第2リード罫線の下端から前記第2外フラップとの境界線まで伸びる第2切目線と、が形成され、
前記第2内フラップには、前記第2外フラップとの境界線側の端部上端から下方向に延びる第3リード罫線と、前記第3リード罫線の下端から前記第2外フラップとの境界線まで伸びる第3切目線と、が形成されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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