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公開番号
2025019413
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023123017
出願日
2023-07-28
発明の名称
液体吐出ヘッドおよびその製造方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41J
2/14 20060101AFI20250131BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】電気信頼性の向上を図ることができる液体吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】液体吐出ヘッド1は、液体を吐出するための吐出口2aを有する記録素子基板2と、配線部6を備え、配線部6の一端が電気接続部70を介して記録素子基板2に電気的に接続された電気配線基板3と、を有する。電気配線基板3は、第1のフィルム21と、配線部6と対向し少なくとも一部の幅が第1のフィルム21の幅よりも狭い第2のフィルム20と、第1のフィルム21と第2のフィルム20とを接着する接着層30と、を有する。第1のフィルム21は、接着層30と接する第1の領域21aと、幅方向において、第1の領域21aよりも外側に位置する第2の領域21bと、を有する。接着層30の第2の領域21bの側の側面30aが第1の封止材9で覆われている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を吐出するための吐出口を有する記録素子基板と、配線部を備え、該配線部の一端が電気接続部を介して前記記録素子基板に電気的に接続された電気配線基板と、を有する液体吐出ヘッドであって、
前記電気配線基板は、第1のフィルムと、前記配線部と対向し少なくとも一部の幅が前記第1のフィルムの幅よりも狭い第2のフィルムと、前記第1のフィルムと前記第2のフィルムとを接着する接着層と、を有し、
前記第1のフィルムは、前記接着層と接する第1の領域と、幅方向において、前記第1の領域よりも外側に位置する第2の領域と、を有し、前記接着層の前記第2の領域の側の側面が封止材で覆われている液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記配線部は、前記電気配線基板の長手方向に延在する、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記第2の領域は、前記電気配線基板の長手方向に延在する、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記第2の領域は、前記電気配線基板の前記長手方向の全域に設けられている、請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記第2の領域は、前記長手方向の一端から他端に向かって幅が減少する形状である、請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記第2の領域は、前記電気配線基板の長手方向に複数設けられている、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記第2の領域は、前記幅方向において、前記第1の領域の両側に設けられている、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記第2のフィルムは前記電気配線基板の長手方向において前記幅の狭い部分と前記幅の広い部分を有し、前記幅の狭い部分は、前記記録素子基板の側に位置する、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
前記電気配線基板は、少なくとも一部の幅が前記第1のフィルムの幅よりも狭い第3のフィルムを、さらに有し、
前記配線部は、前記第1のフィルムと前記第3のフィルムとに挟まれた第1の配線部と、前記第3のフィルムと前記第2のフィルムとに挟まれた第2の配線部と、を含み、
前記接着層は、前記第1のフィルムと前記第3のフィルムとを接着する第1の接着層と、前記第3のフィルムと前記第2のフィルムとを接着する第2の接着層と、を有し、
前記封止材は、前記第1の接着層の前記第2の領域の側の側面と前記第2の接着層の前記第2の領域の側の側面とを覆う、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項10】
前記第3のフィルムの前記少なくとも一部の幅は、前記第2のフィルムの前記少なくとも一部の幅よりも広く、前記幅方向において、前記第3のフィルムの端面が前記第2のフィルムの端面よりも外側に位置する、請求項9に記載の液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を吐出する液体吐出ヘッドおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、液体を吐出する液体吐出基板と、配線を含む電気配線基板と、を有し、液体吐出基板のパッドと電気配線基板の配線とがワイヤーボンディングによって電気的に接続された液体吐出ヘッドが記載されている。この液体吐出ヘッドでは、ワイヤーボンディング部(電気接続部)は封止材で覆われている。これにより、液体を吐出する記録動作中に発生する微小な液滴であるミストが電気接続部に付着することを抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-205903号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、電気配線基板は、2枚のフィルムの間に配線を挟んで接着剤で固定した構造であり、電気配線基板の幅方向の端部の端面には、接着層の側面が露出している。このため、ミストが電気配線基板の端面に付着した場合には、ミストの成分が接着層の内部に浸透して配線に達し、その結果、電気的な不具合が発生することがある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、電気信頼性の向上を図ることができる液体吐出ヘッドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一態様によれば、液体を吐出するための吐出口を有する記録素子基板と、配線部を備え、該配線部の一端が電気接続部を介して前記記録素子基板に電気的に接続された電気配線基板と、を有する液体吐出ヘッドであって、前記電気配線基板は、第1のフィルムと、前記配線部と対向し少なくとも一部の幅が前記第1のフィルムの幅よりも狭い第2のフィルムと、前記第1のフィルムと前記第2のフィルムとを接着する接着層と、を有し、前記第1のフィルムは、前記接着層と接する第1の領域と、幅方向において、前記第1の領域よりも外側に位置する第2の領域と、を有し、前記接着層の前記第2の領域の側の側面が封止材で覆われている液体吐出ヘッドが提供される。
【0007】
本発明の別の態様によれば、液体を吐出するための吐出口を有する記録素子基板と、配線部を備え、該配線部の一端が電気接続部を介して前記記録素子基板に電気的に接続された電気配線基板と、を有する液体吐出ヘッドであって、前記電気配線基板は、第1のフィルムと、前記配線部と対向し少なくとも一部の幅が前記第1のフィルムの幅よりも狭い第2のフィルムと、前記第1のフィルムと前記第2のフィルムとを接着する接着層と、を有し、幅方向において、前記第1のフィルムの端部が前記第2のフィルムの前記幅が狭くなった部分の端部よりも外側に位置し、該外側に位置する端部において、前記接着層の側面が封止材で覆われている液体吐出ヘッドが提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、液体吐出ヘッドにおけるミスト成分の電気配線基板の端面から内部への浸透を抑制することができ、電気信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態による液体吐出ヘッドの構成を示す模式図である。
記録素子基板と電気配線基板を支持部材に固定した状態を示す模式図である。
記録素子基板と電気配線基板とをワイヤーボンディングで電気的に接続した状態を示す模式図である。
電気配線基板と電気接続部に第1の封止材を塗布した状態を示す模式図である。
電気配線基板の作製手順を説明するための工程図である。
比較例の液体吐出ヘッドの構成を示す模式図である。
配線部を2層構造とした電気配線基板の構成を示す図である。
電気配線基板の第2のフィルムの変形例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、実施形態はあくまで例示であり、本発明の範囲をその実施形態に限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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