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公開番号
2025019382
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-07
出願番号
2023122968
出願日
2023-07-28
発明の名称
歯車装置
出願人
株式会社ジェイテクト
代理人
個人
主分類
F16H
1/32 20060101AFI20250131BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】異音の発生を防ぎ耐久性を向上させた減速機(増速機)の提供。
【解決手段】歯車装置100は、第一軸部材111と、第一軸部材111の軸芯に対して偏芯した円筒面を有し、第一軸部材111と共に回転する偏芯部材120と、偏芯部材120の外周に配置される軸受130と、軸受130の外周に配置され、周方向に複数の外歯を有する樹脂製の第一歯車140と、第一歯車140の外歯と噛み合う複数の内歯を有する固定歯車150と、を備え、軸芯方向において、軸受130が有する転動体131の長さの中央位置230は、外歯と内歯とが噛み合う第一領域241に位置しない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第一軸部材と、
前記第一軸部材の軸芯に対して偏芯した円筒面を有し、前記第一軸部材と共に回転する偏芯部材と、
前記偏芯部材の外周に配置される軸受と、
前記軸受の外周に配置され、周方向に複数の外歯を有する樹脂製の第一歯車と、
前記第一歯車の外歯と噛み合う複数の内歯を有する固定歯車と、を備え、
軸芯方向において、前記軸受が有する転動体の長さの中央位置は、前記外歯と前記内歯とが噛み合う第一領域に位置しない
歯車装置。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記第一歯車は、
軸芯方向において前記第一領域に並ぶ第二領域に、周方向に複数の内歯を有し、
前記歯車装置は、
前記第一歯車の内歯と噛み合う複数の外歯を有する第二歯車を備え、
前記第一領域から前記第二領域までの間に前記転動体の中央位置が配置される
請求項1に記載の歯車装置。
【請求項3】
前記第一歯車の内周において前記第一歯車と一体に成形される円筒状の芯金を備え、
前記軸受は、前記芯金の内周に嵌め込まれる
請求項1または2に記載の歯車装置。
【請求項4】
前記軸芯方向において、前記軸受の外輪体は、内輪体よりも長く、一部が前記第一領域に配置される
請求項1または2に記載の歯車装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、減速機、または増速機として機能する歯車装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、複数の歯車を備えることで、入力される回転角を減じて出力する減速機が存在する。例えば、特許文献1には、歯車を樹脂化し、軸受外輪と樹脂製の歯車とを一体化させることにより、ラトル音などの異音の抑制と部品点数の抑制とが図られた減速機が開示されている。また、特許文献2には、内歯歯車に内歯歯車より歯数の少ない外歯歯車を偏芯させて回転させることにより回転角を減じる減速機が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-8953号公報
特開2021-113598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されるように、異音を低減する手法として、歯車を樹脂化する技術は知られている。しかし、特許文献2に示されるような減速機に対して単に歯車を樹脂化すると、歯車同士の噛み合いによる応力が外歯歯車を回転可能に保持する軸受に伝達しやすくなり、特に軸受の転動体の軌道が形成されて径方向に薄肉になっている外輪体の部分は、強度が低いため損傷するおそれがある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、樹脂製の歯車を少なくとも一つ備え、耐久性の向上が可能な歯車装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の1つである歯車装置は、第一軸部材と、前記第一軸部材の軸芯に対して偏芯した円筒面を有し、前記第一軸部材と共に回転する偏芯部材と、前記偏芯部材の外周に配置される軸受と、前記軸受の外周に配置され、周方向に複数の外歯を有する樹脂製の第一歯車と、前記第一歯車の外歯と噛み合う複数の内歯を有する固定歯車と、を備え、軸芯方向において、前記軸受が有する転動体の長さの中央位置は、前記外歯と前記内歯とが噛み合う第一領域に位置しない。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、第一歯車と固定歯車との噛み合いによる応力が軸受の脆弱部分に影響しにくくなり、歯車装置の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る歯車装置の構成概要を示す断面図である。
図1のハッチングを廃して歯車装置の断面を示す図である。
別例の歯車装置の構成概要を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る歯車装置の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を説明するために一例を挙示するものであり、本発明を限定する主旨ではない。例えば、以下の実施の形態において示される形状、構造、材料、構成要素、相対的位置関係、接続状態、数値、数式、方法における各段階の内容、各段階の順序などは、一例であり、以下に記載されていない内容を含む場合がある。また、平行、直交などの幾何学的な表現を用いる場合があるが、これらの表現は、数学的な厳密さを示すものではなく、実質的に許容される誤差、ずれなどが含まれる。また、同時、同一などの表現も、実質的に許容される範囲を含んでいる。
【0010】
また、図面は、本発明を説明するために適宜強調、省略、または比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状、位置関係、および比率とは異なる。また、図中に示す場合があるX軸、Y軸、Z軸は、図の説明のために任意に設定した直交座標を示している。つまりZ軸は、鉛直方向に沿う軸とは限らず、X軸、Y軸は、水平面内に存在するとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)
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