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公開番号2025019271
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2024206006,2021103411
出願日2024-11-27,2021-06-22
発明の名称OTAマスタ、システム、方法、プログラム、及び車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人小笠原特許事務所
主分類G06F 8/654 20180101AFI20250130BHJP(計算;計数)
要約【課題】シングルバンクメモリ及びデュアルバンクメモリに適応した電子制御ユニットのソフトウェア更新を実行することができるOTAマスタなどを提供する。
【解決手段】車両に搭載された電子制御ユニットのソフトウェア更新を制御するOTAマスタであって、1つの格納領域を有する第1種別の不揮発性メモリを搭載した電子制御ユニットに向けた更新データである第1種別用更新データと、2つの格納領域を有する第2種別の不揮発性メモリを搭載した電子制御ユニットに向けた更新データである第2種別用更新データとを、センタから受信する通信部と、更新対象となる電子制御ユニットであるターゲット電子制御ユニットに対する、第1種別用更新データ及び第2種別用更新データの転送及び有効化を制御する制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載された電子制御ユニットのソフトウェア更新を制御するOTAマスタであって、
1つの格納領域を有する第1種別の不揮発性メモリを搭載した前記電子制御ユニットに向けた更新データである第1種別用更新データと、2つの格納領域を有する第2種別の不揮発性メモリを搭載した前記電子制御ユニットに向けた更新データである第2種別用更新データとを、センタから受信する通信部と、
更新対象となる前記電子制御ユニットであるターゲット電子制御ユニットに対する、前記第1種別用更新データ及び前記第2種別用更新データの転送及び有効化を制御する制御部と、を備える、OTAマスタ。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記ターゲット電子制御ユニットに対して、前記第2種別用更新データの転送を行ってから、前記第1種別用更新データの転送及び有効化を行い、その後に前記第2種別用更新データの有効化を行う、請求項1に記載のOTAマスタ。
【請求項3】
前記制御部は、前記ターゲット電子制御ユニットに対して、前記第2種別用更新データの転送及び有効化を行い、その後に前記第1種別用更新データの転送及び有効化を行う、請求項1に記載のOTAマスタ。
【請求項4】
車両に搭載された電子制御ユニットのソフトウェア更新を制御するOTAマスタと、前記OTAマスタと通信可能なセンタと、を備えるシステムであって、
前記センタは、1つの格納領域を有する第1種別の不揮発性メモリを搭載した前記電子制御ユニットに向けた更新データである第1種別用更新データと、2つの格納領域を有する第2種別の不揮発性メモリを搭載した前記電子制御ユニットに向けた更新データである第2種別用更新データとを、前記OTAマスタに送信する第1通信部を備え、
前記OTAマスタは、
前記センタが送信した前記更新データを受信する第2通信部と、
更新対象となる前記電子制御ユニットであるターゲット電子制御ユニットに対する、前記第1種別用更新データ及び前記第2種別用更新データの転送及び有効化を制御する制御部と、を備える、システム。
【請求項5】
前記OTAマスタの前記制御部は、前記ターゲット電子制御ユニットに対して、前記第2種別用更新データの転送を行ってから、前記第1種別用更新データの転送及び有効化を行い、その後に前記第2種別用更新データの有効化を行う、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記OTAマスタの前記制御部は、前記ターゲット電子制御ユニットに対して、前記第2種別用更新データの転送及び有効化を行い、その後に前記第1種別用更新データの転送及び有効化を行う、請求項4に記載のシステム。
【請求項7】
車両に搭載された電子制御ユニットのソフトウェア更新を制御するOTAマスタが実行する方法であって、
1つの格納領域を有する第1種別の不揮発性メモリを搭載した前記電子制御ユニットに向けた更新データと、2つの格納領域を有する第2種別の不揮発性メモリを搭載した前記電子制御ユニットに向けた更新データとを、センタから受信するステップと、
更新対象となる前記電子制御ユニットに対する前記更新データの転送及び有効化を制御するステップと、を含む、方法。
【請求項8】
車両に搭載された電子制御ユニットのソフトウェア更新を制御するOTAマスタのコンピューターが実行するプログラムであって、
1つの格納領域を有する第1種別の不揮発性メモリを搭載した前記電子制御ユニットに向けた更新データと、2つの格納領域を有する第2種別の不揮発性メモリを搭載した前記電子制御ユニットに向けた更新データとを、センタから受信するステップと、
更新対象となる前記電子制御ユニットに対する前記更新データの転送及び有効化を制御するステップと、を含む、プログラム。
【請求項9】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のOTAマスタを搭載した、車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子制御ユニットのソフトウェアの更新を制御するOTAマスタなどに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両には、車両の動作を制御するための複数の電子制御ユニットが搭載されている。電子制御ユニットは、プロセッサと、RAMのような一時的な記憶部と、フラッシュROMのような不揮発性の記憶部である不揮発性メモリとを備え、プロセッサが不揮発性メモリに記憶されるソフトウェアを実行することにより電子制御ユニットの制御機能を実現する。各電子制御ユニットが記憶するソフトウェアは書き換え可能であり、より新しいバージョンのソフトウェアに更新することにより、各電子制御ユニットの機能を改善したり、新たな車両制御機能を追加したりすることができる。
【0003】
電子制御ユニットのソフトウェアを更新する技術として、車載ネットワークに接続された車載通信機器とインターネットなどの通信ネットワークとを無線で接続し、車両のソフトウェアの更新処理を担う装置が、無線通信を介してサーバーからソフトウェアをダウンロードし、ダウンロードしたソフトウェアを電子制御ユニットにインストールすることにより、電子制御ユニットのソフトウェア更新や追加を行うOTA(Over The Air)技術が知られている。例えば、特許文献1を参照。
【0004】
電子制御ユニットに搭載される不揮発性メモリの種別として、ソフトウェアなどのデータを格納するための1つの格納領域を有するメモリ(シングルバンクメモリ)と、ソフトウェアなどのデータを格納するための2つの格納領域を有するメモリ(デュアルバンクメモリ)とがあり、電子制御ユニットの仕様などに応じて使い分けられる場合がある。デュアルバンクメモリを搭載した電子制御ユニットは、2つの格納領域に新旧2つのバージョンのデータをそれぞれ格納することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-326689号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
車両に対してソフトウェア更新を行うイベントであるキャンペーンにおいて、シングルバンクメモリを搭載した電子制御ユニットとデュアルバンクメモリを搭載した電子制御ユニットとの両方が、ソフトウェアを更新する対象である電子制御ユニットとなる場合がある。このシングルバンクメモリを搭載した電子制御ユニットと、デュアルバンクメモリを搭載した電子制御ユニットとでは、メモリの構造上、更新を失敗したときのリカバリー方法が異なる。
【0007】
このため、シングルバンクメモリを搭載した電子制御ユニットとデュアルバンクメモリを搭載した電子制御ユニットとが更新対象となる電子制御ユニットとして混在するキャンペーンを車両に適用する場合には、電子制御ユニットが接続された車載ネットワークの通信状況に応じてソフトウェア更新(インストール及びアクティベート)を実行しないと、ソフトウェア更新後の電子制御ユニットを正常に起動させるまでに時間が掛かるおそれがある。
【0008】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、シングルバンクメモリ及びデュアルバンクメモリに適応した電子制御ユニットのソフトウェア更新を実行することができるOTAマスタなどを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、車両に搭載された電子制御ユニットのソフトウェア更新を制御するOTAマスタであって、1つの格納領域を有する第1種別の不揮発性メモリを搭載した電子制御ユニットに向けた更新データである第1種別用更新データと、2つの格納領域を有する第2種別の不揮発性メモリを搭載した電子制御ユニットに向けた更新データである第2種別用更新データとを、センタから受信する通信部と、更新対象となる電子制御ユニットであるターゲット電子制御ユニットに対する、第1種別用更新データ及び第2種別用更新データの転送及び有効化を制御する制御部と、を備える、OTAマスタである。
【発明の効果】
【0010】
本開示のOTAマスタによれば、車載ネットワークの通信状況に基づき、シングルバンクメモリ及びデュアルバンクメモリに適応した電子制御ユニットのソフトウェア更新(インストール及びアクティベート)を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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